住まいづくりのワンポイントアドバイス


 Q11.家づくりの本や雑誌を見て
           イメージをかたちにするには?
 


    


 家づくりをする際には、雑誌やカタログ等を見て、イメージを作り出されることでしょう。
又、実際に住宅展示場をまわってみられた方もおられるでしょう。
 
 住まいづくりによくある話として、モデルハウスを見に行って、これが一番良いと思い込み、
その姿に、夢やイメージを形づくる人があります。
 それは、ややもすると、マインドコントロールされた様に、自分のイメージがモデルハウス
の形になってしまうと言うことです。


 言うまでもなく、モデルハウスは、ハウスメーカーご自慢の建物です。見栄えや機能の良
さも、最高級と言えるでしょう。(価格も、オプション部品や仕様がプラスされれば、決して安
くありませんが )
 しかし、それが、自分の土地や長年住んでいく自分の家族にとって似合ったものなので
しょうか?

 形としてみることは、一番理解しやすいことは言うまでもありませんが、その形の印象強
さや、アプローチの上手なセールスマン(レディー)の説明により、いつのまにか自分のイメ
ージをその中にあてはめてしまう不思議さが、モデルハウス会場にはあります。

 大抵の人は、すばらしいモデルハウスの雰囲気の印象が大きく、冷静な、又、客観的な
判断を失ってしまいます。たとえ
モデルハウスと同じものを、自分の土地に建てても、同じ
になることはない
と言えるでしょう。 なぜなら、その土地の方位や隣家、周辺の条件が同
じでなく
その場所での多くの部材や、異なる大勢の職人さんによる、一品生産だからです。

 そんな時には、自分のイメージをいろいろな角度から考え、実現へと手助けしてくれる住
宅設計を得意とする建築設計士に協力を求めることが、本当のイメージを形づくる方法だ
と思います。
 あなたの調べた本や雑誌のイメージを、
あなたの家族に合わせてイメージし、図面化して
いきます。

 良心的で経験ある設計事務所は、いろいろな質問や疑問に答えてくれます。
 これからは、
自分にあった設計事務所の建築士を探されることが大切です。