住まいづくりのワンポイントアドバイス  

Q16.住宅換気を効率よくするには?
 新型コロナウイルスの発生によって今や大混乱となっています。

 私たちの行動で、集団感染が拡大しない様に、
 3
つの条件が重ならないことが求められています。
    (国の専門家会議の見解)
 感染リスクを下げる為のひとつに、「換気を励行する」とありますが、
 「どの程度の換気が十分であるかの確立した エビデンス(根拠)
  はまだ十分ではない」 と言われています


 

住宅の効率良い換気のポイントは空気の流れ

 





●空気の入る窓(給気)と空気の出る窓(排気)を開けて
 空気の流れを作りましょう。

ポイント:相向かいの窓を2か所以上開ける
     給気側の窓は小さく開け(勢いよく入る)、
     排気側は大きく開ける(小さな力で出ていく)

 
 ●外部の風方向を配慮した風の流れを利用する
 のも良いでしょう。
 

 
 ●玄関のドアを少し開けて給気することで、
 家全体の空気の流れをつくることもできます。


 
 ●効率よく換気するには、換気扇を動かして
 空気の流れをつくりましょう。(機械換気)


 


「換気時間は2時間に1回5〜10分程度」
と言われていますが、

窓だけの換気は、窓の大きさや温度差、風速によって異なり、
不安定です。

やはり、換気扇による換気のほうが、
強制的に排気するので良いです。

 

近年建築(2003年以降)の住宅には、主なる部屋(居室)に、
24時間換気機能のある換気扇(換気回数0.5/h)の設置が
義務つけられているので、
その換気扇の効果も期待できます。
冷暖房期は給排気の温度差を伝える熱交換型換気扇の方が、
熱を逃がさず省エネです。

機械換気は、給気口のフィルター掃除
大事なポイントになります。










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