介護のしやすい間取りは?


お年寄りや、急にからだが不自由になった家族の為に、住まいの改造が必要になること
があります。
この時の改造が、本人にとって便利で快適性の良いばかりでなく
「介護のしやすい間取り」であることが大切です。「介護のしやすい間取り」は、介護
する人にとって、作業が軽減されるだけでなく、介護される方にとっても、心理的な負担
をいくらかでも、軽くするものと思います。

間取りの変更において、
チェックが必要なのは、住まいの構造です。
まず、あなたのお住まいの、住宅の構造が、何か確認して下さい。


住まい

構造
 


 ・木造 在来軸組工法
・枠組(2×4)工法
 ・鉄骨造
 ・鉄筋コンクリート造
 ・プレハブメーカー (ハウスメーカー)工法


  住宅は一般的には木造在来軸組工法(柱・梁で組立)が多いです。

  ・在来軸組工法の場合、当地方では、柱の位置が、1間=6尺5寸(1970mm)を基準
   にして建てられています。
  ・通し柱か、大きな過重を受ける柱でなければ、比較的簡単に柱や壁を取りはずす
   ことが出来ます。
  ・取りはずす壁の中に、筋違いがある場合は、耐震性を失わない為に、構造チェック
   が必要です。



便所改造例


  (イ) 壁面を取る場合の例

  (ロ) 器具を取る場合の例

  ●便所改造の注意点
       プライバシーの確保
       同居家族への配慮(音・臭い・気配など)
       撤去器具の移設場所の利便性
 
  「福祉住環境コーディネーター」への相談

     ・介護される本人の身体の様子により、介護の方法や介護しやすい向きなど
      も異なります。
      ・
「福祉住環境コーディネーター」に相談されると個々のケースに応じた、良
      いアドバイスを受けることが出来ます


                                  当事務所に2級コーディネーター在籍
                                 
  木造在来軸組工法以外の構造では、改造時に補強材など構造的対応が
      必要となりますので、やはり、建築の専門家(建築士)に相談してください
近い将来の為に、「介護のしやすい家づくり」を、別のページ
にてアドバイスしています。ぜひ参考にして下さい。
  10年先を考えた
  家づくりにするには?