工事監理の仕事おわりました
工事監理の仕事とは、工事のやり方や施工結果が、
設計図や仕様書の通りか、法律の基準にあっているのか等、
工事の進捗状況を見ながら、その都度確認検査することです。


法令や建築基準に不適合なことは良くないですが、
工事のやり方や内容によって、出来上がりが一見良くても、
建物の性能が大きく違う場合があります。
その為、建築士で、施工判定のできる専門家の第三者チェックが必要と
言われるところです。

今回、建築主様は遠方に住まわれている方ですので、
現場の進捗状況をメールで写真を付けて報告しています。


ここに通常の事例として木造住宅の工事監理という仕事の一部を紹介します。
 
 遣り方(やりかた)

建物の位置や基準の高さを
現地にて計測、確認しました。

一方の道路と建物の距離が狭いのが
気になったので、現地に来られた時に
話し合って、図面を変えて建物位置を
決定しました。


 
 地盤改良




地盤調査に基づく地盤改良
(現場柱状コンクリート杭)
が、指定の材料や深さまでされるか
確認しました。
 


又、改良終了時に、使用材料が全て使われたか確認します。

     
 
 
 基礎配筋検査




鉄筋径、配置など設計図通りか確認します。

一見きれいに配筋してあっても、
コンクリートを打つまでに配筋が乱れたり、
下がったりしない様、処置がされているか
確認します。



又、設備の配管が、コンクリートに
埋設される時は、その位置や深さも
注意が必要です。
 
 
 
 建方


図面通りの寸法の材料で組み上げているか確認します。
 
 柱頭柱脚金物の取り付け確認 


指定の金物が所定の位置に取り付けてあるか
確認します。
 
 

屋根工事

太陽光発電


屋根上太陽光発電パネルの取付は、
漏水防止の為、専用支持瓦の上に取付とし、
配線貫通部も防水対応のカバーボックスとしました。

 
 

屋根工事

雪止め金物

太陽光発電パネルは雪止めができないので、
水下にて雪止め金物と雪止めメッシュで
落雪防止しました。
 
 

断熱工事

ユニットバス下

1階浴室ユニットバスの基礎部分にも断熱材を貼り
土台通気口は塞いでいます。


 
 
 
外構

コンクリートブロック塀

コンクリートブロック塀の基礎の配筋や、
立上り部の配筋も転倒防止の為、
しっかり入れています。

 
 
 


10月下旬に全て工事完了しました。

今回の工事監理の特徴として、建築主さんより品質向上の為の助言も依頼されましたので、

工事途中に費用の許す範囲で提案し、実施してもらいました。


 




                       工事監理については私の仕事のページをご覧下さい