住まいづくりのワンポイントアドバイス  

Q19.安全・安心に住まうため
      室内の温度は何度にすればよい?



冬季の場合、浴室、脱衣室、トイレの水回り空間と
他の部屋との温度差による、

ヒートショックが健康障害となります。
では、部屋の温度は具体的にいくらが良いのでしょうか?
 



一般的には、室温で温度を考えますが、室内にいる人が感じる温度は、
室内の天井、壁、
床の表面温度によって、感じ方が違います。
そこで、人が感じる温度「作用温度」を、基準にすることが示されています。


作用温度とは・・・人体に対する温熱環境の効果を評価する指標で、
簡易的には、室温と床・壁・天井等の表面温度の平均で表すことができる。

 
(財)ベターリビングの調査報告書、温熱環境水準案によると、
水廻り(浴室、脱衣室、トイレ)の

作用温度18℃以上」になるように、提案されています。

     
     
 室温、壁および床等の
表面温度が均一の場合
 床、壁等の表面温度が低い場合  床の表面温度が高い場合
  ※床面積・天井面積が壁面積(1)2倍の場合 

※出典:(財)ベターリビング 水回りの良好な温熱環境の実現に資する製品ガイド



室内の上下温度差が大きいと不快感が高くなりますので、

床面の温度を上げることが望ましいです。


 
水回りのリフォームは、
ヒートショックを
おこさない
浴室、脱衣室、トイレにしましょう。

断熱、気密性の良い工法や、
暖房効果の良い換気設備、

高効率の給湯工法

で、省エネ快適な生活にしませんか。