冬の『すがもれ』による漏水はありませんか?
 すがもれとは、積雪地における、軒先付近からの漏水のことです。



?? なぜ起こるの ??
  屋根裏の暖かい空気によって、
  
  溶けた雪が、軒先で凍ることにより、
  
  氷堤となり、融けた水をせき止め、
  
  せき止められた水は、建物内部に
  
  侵入してしまいます。






すがもれ』を防ぐつのポイント!
(イ)雪を溶かさない。
   @屋根全体を断熱する。
    A天井面に十分な断熱をする。
      ・小屋裏は通気をよくする。
      ・天井面に防湿層を設ける。
         (ビニルシートを貼る)
(ロ)雪を落下させる。
   @屋根を落雪式とする。
       ・鉄板などの滑りやすい材料でつくり、
        急勾配の形にする。



   A屋根の雪を溶かす。
     井水散水や、電気ヒーターなどで雪を溶かす。
(ハ)軒先で凍らせない
   @軒先の雪を溶かして、水溜りをつくらない。



    すがもれは、建物の構造や敷地の様子を、よく考えて配慮すれば防止できます。
    計画時に、(イ)雪を溶かさない・(ロ)雪を落とす・(ハ)軒先で凍らせない
    のいずれの方法で設計するか決めましょう。