橋梁用支承(可動・固定支承)
積層ゴムの働き
標準ゴム支承、水平力分散支承および免震ゴム支承(LRB)の要部のゴム沓には積層ゴムを用います。
積層ゴムは、ゴムと鋼板を積層構造にして加硫接着することにより、鉛直方向の力が作用したときに、ゴムが側方向に膨らみだそうとする(膨出現象)を抑えることにより鉛直剛性の増大を図ったものです(荷重支持・回転吸収機能)
これに対し。水平方向には、積層構造にした影響はほとんど現れず、ゴムの持つ弾性により柔らかく挙動します。(水平弾性機能)又、地震が収まった後、ゴムの持っている復元力で構造物を元の位置に戻します。(復元機能)この鉛直に剛で水平に柔の特性が、橋梁用ゴム支承の要求に適合しています。
水平力分散支承
一般橋梁用支承
大小さまざまな橋梁。支承に要求される反力はそれぞれ異なりますが、呉羽製鋼ではどのような条件でもクリア出来る設計・製造能力を有しています。
CAD/CAMわ駆使した、独自のノウハウによる最新の設計システムを採用、あらゆるユーザーニーズに対応できるよう効率のよい製造体制で臨んでいます。またコストダウンのために設計体制の標準化にも積極的に取り組んでいます。
- 時代が求めるモノづくり−それが我々のテーマです