大正のころから第2次世界大戦にかけて、吉坂や志高には無煙炭を掘っていた炭鉱があ りました。炭鉱跡に落ちている石炭を観察すると、シダ類をはじめ、イチョウやソテツなどの裸子植物の化石が含まれていました。 日本を代表する北海道や九州の石炭が、約5千万年前にできたのと比べ、吉坂や志高などの石 炭は約2億年前で、日本最古の石炭層(志高層群)といわれています。