青葉山松尾寺(真言宗醍醐派) 丹後若狭国境の秀峰青葉山(699m)の中腹にあり、西国29番札所の観音霊場である。 唐憎威光上人の開山と、泰澄上人の白山信仰の伝承を持ち、一条天皇の正暦年間(990〜995)に春日為光が本尊馬頭観世音を刻み、体内に威光感得の霊像を納めたと伝える。 美福門院、後鳥羽上皇や歴代藩主の帰依をうけ、伽藍の整備修復が行われ、末寺65ケ寺、寺領4000石に及んだという。