多禰寺

大浦半島にある西国薬師霊場30番札所の多禰寺は、
遠く飛鳥時代に起源をもっ由緒ある寺です。用明天皇の
第三皇子で聖徳太子の異母弟麻呂子親王が〔薬師瑠璃光如来」を勧請し、安置したことに始まると伝えられでいます。 多くの文化財を収蔵し、金剛力士立像は運慶作の伝承のある日本最大級の仁王像です。

日本最大級の仁王像

運慶
鎌倉初期の彫刻家。定朝の玄孫康慶の子。写実的で力強い様式をつくり上げ、その系統は鎌倉時代の彫刻界を支配した。代表作は興福寺北円堂の諸仏や快慶と合作した東大寺南大門の仁王像など。( 〜1223)