本県浅海域に普通に見みられ、最も漁獲量の多いタコです。腕の長さは、どれもほぼ同じ長さで、1本の腕には70〜80個の吸盤がある。体表には大小不定の小隆起が網目状に多数密生し、頭は胴より少し幅狭く、眼の背縁には数個の小さいイボ状物がある。生きている時は、黄褐色から赤褐色、黒褐色など自由に変色し不規則な濃色斑点を表す。全長80cm位まで成長する。寿命は、1〜2年と言われている。主として水深30m以浅の岩礁域や砂礫帯に生息する。タコツボによって漁獲され、盛漁期は夏〜秋期。産卵期は4〜5月と9〜10月である。
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ステンレス棒 20pにカット 2.5〜3o(沖釣り天秤棒) グラインダーで両サイドを削ります。 |
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真中かUの字に曲げます。Uから1.5〜2pの所でハの字に開きます。 |
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適当な所からアールを着けて下さい。 | |
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竹の幅 1.5〜2p 長さ 10〜20p両サイドを少し削ります。 |
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全ての取り付け部分は接着剤で補強して下さい。 中程の釘はカニの固定です ステンレスはカニの甲羅にさして下さい。 |
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自分で、制作した釣り具で獲物を捕獲したときの、嬉しさは格別の物です。
例え出来映えは、不細工で有っても原理さえ整えば確実に捕れます。
材料の調達も楽しい物です。
釣行の際、山際を走ったとき竹藪を見つければ、一寸、竹を拝借(永久)。
其れには絶えず車のトランクには荒目の鋸を忍ばせておく。
釣具店が有れば何かに利用する物が無いか常に覚えておく。
買えば安くても数が揃えば高い物。
消耗品ほど高く付く物はない。
道具の工夫も釣りの楽しみ。
時間計算すれば買った方が安いかも?
タコ釣りの時季としては夏と冬ですが日本海側は、海が荒れやすく夏の時季をお勧め致します。タコテンという道具(左写真)市販されています。エサとしては、擬似のカニもありますが本物には勝てません。タコが乗り、釣り上げる途中で逃げても本物のカニは、その場で直ぐに降ろしてやれば又にテンヤに乗ります。擬似餌は、その様にはまいりません。本物のカニを捕るにも一苦労です。太平洋側ではガザミ(ワタリガニ)は釣具店でも売っている様ですが
船からも、岸からも、基本的にはあまり差はありません。岩場や防波堤でタコを釣る場合は、キスの投げ釣りに使用する、錘負担15〜20号の少し長め竿をお勧めします。ボート・船での釣りは天秤。砂地であれば竿でも良い。岩場で釣る場合は、底に付いた途端に底を切るようにすれば根掛かりはしにくい。その時に重みがあれば思い切り合わす。砂地の場合はズルズル引きずり重みを感じれば素早く合わせることが大事です。岩場は型が小さいが数が上がります。その反対で砂場は数が上がりませんが型は大きいのが来ます。
後は、釣り師の腕・・・・・・・です。呉々も墨を掛けられないように、洗濯しても、なかなか落ちません。山の神に叱られますょ。
タコの餌は、なんと言ってもカニが一番です。持ち物として懐中電灯、玉網とバケツ又はクーラーを用意します。夜明け前か日没後、護岸・岸壁・桟橋等の水深1メートルくらいの海藻、イガイの群集場所。この様な所には微生物やプランクトンを餌にと集まってきます。カニを見つけたら真上から、玉網を被せるように玉網のサイドの隙間に気を付けて網の中に、入ったのを確認して素早く引き揚げる。たかがカニされどカニさんです。慣れるまではなかなか厳しい物です。沢山捕れれば冷凍庫に保管して置けば、次回の釣行に持参すれば良いわけです。勿論湯がいて食べても美味いです。カニは死んでいても一向に差し支えありません。