サ ヨ リ  分布  形  生態  利用
樺太から朝鮮・台湾に分布する全長40cm位になる。沿岸の表層に生息するが、時に河口や湖沼にも侵入する。釣りの対象魚として親しまれる他、本県では主として船曳網で漁獲され、漁期は4〜5月。産卵期は春から初夏。下顎をスプーンのように使って動物プランクトンを、時に小型昆虫類も捕食する。

美味な魚で、天ぷら、酢の物、椀種、干物の他、すし種、刺身(糸作り)等にして利用される。

魚が寄っていれば一年中釣れるが、秋から初春にかけては数は少ないが大型が釣れる。夏前後はエンピツクラスの数釣り。仕掛けはシモリウキ(少し沖に寄っているときは投げカゴ仕掛け)で。撒き餌はアミ、刺し餌はアミサシ、はんぺん(ストローで抜く)など。