マ サ バ  分布  形  生態  利用
樺太・朝鮮からアフリカ・ハワイ・カリフォルニアに分布する。背部は緑色の地に、黒色の波状をした紋が側線の下までのびる。全長50cm位になる。沿岸、沖合の水深およそ0〜250mを移動する回遊性魚のひとつで、定置網、旋網、釣りの他、地曳網や延縄で多獲される。釣りの漁場は、冬期では米ノ浦〜越前岬の100〜150m水域で、盛期は5〜2月におよぶ。産卵期は3〜8月、盛期は4〜7月。幼稚魚は表層性の小型動物プランクトンを捕食するが、成魚では大型プランクトンの他にイワシ類、キュウリエソ、小型イカ類、時にサルパ、クラゲ類も捕食する。

浜焼サバ(若狭の一本串)は特に有名で、京都のバッテラも若狭のサバが運ばれたものである。また、なれサバや糠漬のヘシコにもされる他、一般的には、みそ煮、おろし煮、しめサバ等にされ、特に秋サバは脂が乗り美味。

アジと同様な仕掛けでよいが、1サイズ太めのハリスを用いる。