マ ア ジ | 分布 形 生態 利用 |
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広く太平洋、大西洋の温帯に分布する。”ゼンゴ”と呼ばれる稜鱗(りょうりん)が側線の全部にわたっている。全長40cmに達する。回遊性魚類のうち、ブリに次ぐ高級魚で、水深150m迄生息する。旋網、定置網、釣り、時に延縄および刺網で漁獲される。旋網の漁期は3〜11月、盛期は6〜8月であるが、定置網では6〜9月が主な漁期となっている。産卵期は3〜7月、盛期は6〜8月である。幼稚魚期には、小型動物プランクトンを捕食するが、成魚では、イワシ類、サイウオ等の魚類の他、多毛類やエビ類も捕食する。
美味な魚で、塩焼、フライ、南蛮漬、刺身(たたき)等にされるが、干物としての利用が多い。 釣りの対象魚としてはなじみ深い。マメアジ、小アジは初夏〜秋の防波堤でのファミリーフィッシングの対象としても人気がある。関東系はコマセカゴをサビキの上方につけ、関西系はオモリ付きのアミカゴをサビキの下方につける。船ではロケットカゴやサニーカゴなどを使い、サビキにオキアミなどをつけても効果的である。 |