ブ リ  分布  形  生態  利用
北海道;朝鮮から東シナ海に分布する。一般にブリと呼ばれるが、魚の年齢により種々の名前があり地方によって違う。背側は輝きを帯びた青緑色、体側の中央部には1本の黄色縦帯がある。体長70cm位で親となり、全長110cm、14kg位まで成長する。暖流海域の水深30〜120mの範囲を移動し、定置網、釣り、旋網、底曳網および延縄で漁獲される。旋網の盛漁期は10〜11月、釣りでは5〜6月と8〜12月で、8〜9月はアオコ級、10〜12月にはハマチ・ワラサ級が対象となることが多い。産卵期は2〜5月。幼魚はアミ類、小型のイカ類を、成魚ではイワシ、アジ、サバ、イカ類を捕食する。

刺身、すし種、焼物、煮物等にされる。特に冬期の”寒ブリ”の刺身は美味で有名である。また、かぶらずし(正月用のすし漬)の材料としても欠かせない。

潜降板をつけて、トローリングやツノを引くトローリングや、アジの泳がせ釣り、オキアミでカゴ釣りなどの方法がある。ルアーではミノーで表層を狙うほか、メタルジグによるジギングで底層から表層まで一気に狙う方法もある。珍名アカンボウ