マ ダ イ  分布  形  生態  利用
北海道;朝鮮からハワイ・南シナ海に分布する。尾ビレは二叉しており、後縁が黒いのが特徴。体側には青色の小班点が散在する。生後1年で体長12cm、2年で19cm、3年で25cm、4年で30cmになり、全長1m位になる。寿命は長く14年以上。幼魚期には水深10m位までの藻場周辺、砂礫底域で生活するが、成長につれて20〜150mの沖合砂泥底に生息するようになる。延縄や小型底曳網、一本釣り等で漁獲され、漁期は春〜秋。産卵期は4〜7月、盛期は5〜6月。甲殻類、貝類、多毛類等を捕食する。魚の王様と呼ばれ、商品価値も高く、慶事には欠かせない。

日本では海魚の王として御祝いの式に用いる。活造り、刺身、すし種や塩焼等をはじめ、潮汁、粕漬等多くの利用方法がある。

地方や船宿によって多種多様の方法がある。フカセ釣り、置き竿のカゴ釣り(テンビン仕掛け)や、ウキ釣り、しゃくり釣り、胴突釣りなど。エサはオキアミやエビ類を多く用いる。磯からはカゴを用いたウキ釣り。