株式会社 能勢工務店
昨日(27日)、大工と設計士との共同の会合がありました
京都の建築組合と建築士会の共催で、現場と設計の本音をぶつけあおうというものです
わたしは、たまたま建築士会の方から参加したのですが、実際は施工側としての立場が強いものですから、建築組合側の意見に共感していました
やはり今の設計士さんの多くは木造について知っていらっしゃいません
たとえば図面のなかに使用する木材の種類を書いていても
それが本当にどんな木でどう使うべきなのかごぞんじない方がとても多い
なにかのマニュアルにあったものを使っているだけという方がほとんどです
また、実際に木がどう組まれて納まっていくのか知らずに図面を書かれるために、施工にあたって無理が生じる事もあります
逆に、設計士の個性とセンスによって大工だけでは作り難い素晴らしい空間が生まれることもあります
昨日は丁々発止とやりとりがありました
家は、施主のものではありますが、同時に設計士の思いと施工者の汗で作られるもの
三者がうまく協力しあってはじめていいものができあがるのです
14日「京都北部住まいの改善ネットワーク研究会(準)」の第4回勉強会がありました
この会は体の障害や機能低下に対する住宅改善を、建築士、大工、保健婦、理学療法士、作業療法士、医療機器関係者など関係するさまざまな分野のネットワークをとうして考えていこうとする集まりです
実際にそれぞれの現場で取組みを行いながら、いろいろな立場との意見交換をおこなったり、改善事例を参考に研究したりしていこうとしています
今回は保健婦さんの仕事の内容を学びながら、各市町村の住宅改善に対する取組み姿勢の違いなどについて、活発な意見交換がありました
やはり、ちがう分野の人々との交流はとても刺激的です
スロープひとつとっても、建築関係者が考えていたのと理学療法士さんたちの実状を考えた意見とは違いがあります
本当に常に学んでいかないといけない と痛感しています
友人にT君という彫刻師がいます
今、龍の浮き彫りを彫っています
私より少し若いのですが、富山県の井波町というところに彫刻の修業にゆき
数年前から地元に帰ってきて仕事をしております
わりと腕はよいのですが、如何せん田舎のこと、なかなか仕事がなく苦労しているようです
彼は3年程まえに結婚したのですが、奥さんはじつはケーキやお菓子を焼く事が得意
紅茶のことも良く知っている
しばらく前から手作りケーキを焼いてお店に卸していましたが
この春から、金、土の週末だけ自宅でも店をだすようになりました
手作りなので、限られた数しか作れないようですが、結構ファンの方が増えてきているようです
こういうの、応援したくなりますよね
あとりえ・あぶりる
ケーキ教室、紅茶教室、ウィークエンドティールーム(毎週金曜、土曜開設)
福知山市長田上松1228-1
0773-27-4596
下六人部バス停の前です
ここのところ、ずっとお寺の屋根の上にのぼっています
今日はお昼から雨
びしょぬれになりながら屋根にシートをかけて降りてきました
改修工事の場合、よく仮設で上にもう一つ大きな覆屋の屋根をトタンなどでつくるのですが(これを素屋根といいます)
今回の場合、お寺に予算がありませんからしかたありません
毎日シートめくりとシートはりに小一時間を費やしています
明日、明後日もあまり天気は良くなさそうです
もっとも、この前までみたいに暑い日が続くのも、屋根の上で仕事をしている身としてはつらいものがあります
もう、昼頃になると暑さでフラフラになってくるのですよ
住宅だと屋根仕事はそんなに長くなく、2−3日で終ってしまいますが
お寺の屋根、それも改修となるともう2ヶ月ちかくも屋根の上にいます
棟近くなると勾配も急で立っておれません
このあいだ、瓦屋さんの職人さんが「恐いな」というのを聞いてしまいました
(屋根屋しっかりしろー)
日曜日、亀岡まで古民家の見学会に行ってきました
建物は素晴らしかったのですが、次の再生の見込みがたたない古民家の場合、取壊されるかもしれないということで主催者側の危機感がひしひしと感じられる見学会でした
20名をこえる参加者のなかで、だれか再利用を検討できる人があらわれればよいのですが
この建物の場合、柱や梁にそんなに大きな材料はつかっていないのですが
細かい所に昔の職人さんのこだわりを感じました
長押の釘隠しの金物は、なんと柿の実(たぶん)と葉っぱのデザインです
こういうもの、私はとても好きなんです
本当にこのままではもったいないなと感じる見学会でした
この日、うれしかったのは京都にお住まいのA氏ご夫妻と会えた事でした
A氏は”建築何でも相談室”においでになり、それ以来なんどかメールでお話をさせて頂いておりました
古民家の見学会があることを連絡したところ、ぜひ見たいとご一緒させてもらいました
A氏は京都府南部で70いくつのご家族といっしょに京田辺シュタイナー学校をつくろうとがんばっておられる方です
シュタイナー学校はドイツのルドルフ、シュタイナー博士の提唱した教育で、「授業に芸術性をいれることにより、子どもの成長段階に応じて強い意志、豊かな感情、伸びやかな思考という内面の力を育むことを目指しています。
同時に、真に自由な精神をもつ全人的な人間形成を目指し、大人の自己教育も重視しています。」
という事だそうです
できれば民家を使った校舎が作れればとお考えのようです
メールのやりとりで想像していたとおりの温厚な素敵なご夫婦でした
なんとかその理想が実現出来ることを応援したいものです
京田辺シュタイナー学校設立準備会
http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Miyuki/1193/oks_index.html
若い大工のK君
ついに第2子が生まれました
さあ、これからは一層しっかりしなくてはなりません
持ち前のひたむきさで頑張って欲しいものです
彼にとっては今が一番大事なときです
最初のうちはあまり訳も分からずとにかく一生懸命やってきた
ところが、少しわかりかけてくるとこれから覚えなければならない事のあまりの多さ、煩雑さにちょっと戸惑ってしまいます
ほんとに大工って覚えなければならない事がいっぱいあるんですよ
それも、誰もああだこうだとは教えてくれませんから、ひとがやっていることを見て自分で覚えなければならない
例えば、いまお寺の屋根の修理をしていますが、まず瓦の割付から考えなくては大工の仕事はできません
大工は瓦のこともわかっていなくてはだめです
左官屋のことも知っていなくてはできません
建築に関わるほとんどの職種の基本的な事柄は頭に入れておかないとおかしなものしか作れません
そういうことがだんだんわかってきたK君。
これからが正念場ですぞ