株式会社 能勢工務店
京都、西陣でちょっとした集りがありました
「21世紀エコビジネスを考える茶会」というもので
町屋再生について語ったり、竹の魅力について話したりと面白い会でしたが
この会場となったアリサ・ハウス・ミュージアムというのは
持ち主のFさんご一家が職人さんの協力を得ながら
約一年半かけて自分たちで再生された京町屋です
ご一家は建築に関しては「素人」です
今日の話のなかでも、「壁の大部分は左官屋さんに教えてもらいながら自分たちで塗りました」
というのには驚き感心しました
自分の手で再生工事に関わっただけに、町を歩いていると
「あ、ここ直せばよくなる。ここも再生できる。」と町屋を見るたびに思うそうです
再生した町屋を利用して作品展を開いたりイベントなど計画しておられます
こういう人と出会うと、応援したくなりますね
2001/2/11(日)には、ここで落語の会が開かれるそうです
時間のある方は、ぜひ行ってみて下さい
ARISA HOUSE MUSEUM
京都市中京区千本丸太町一筋南の通り西入る一筋目下がる、NTT聚楽寮向かい
”第二回 落語でルンルン” 京都の長屋で落語を楽しむ
2001年2月11日
18時開場、18時30分開演
木戸銭 \1500
問合せ 075-791-1122
左官屋さんが入っているもので
大工は仕事が出来ず作業場に帰って、次の仕事の原寸図を書いています
来年は大阪でお寺の客殿と庫裏を建てることになりました
ゼネコンさんの孫受けで大工手間だけですから金額は知れているものの
約200坪ありますから結構永い工事になりそうです
いま、田舎から通うか、アパートでも借りて泊り込むか
ちょっと迷っている所です
昨日から荒壁塗りがはじまりました
左官屋さん6人が一斉に壁を塗っていきます
4人が塗手で、2人は「才取り」といって練った土を塗手に渡す役をします
今週中には塗り上るでしょう
なんとか暖かい日が続きますように
日曜日、「住まい塾」の会合に行ってきました
「住まい塾」は高橋修一氏という建築家が十数年前からはじめられた会で
設計者と施工者、施主の三者が協力してはじめていい家ができるという立場から
多くのユーザーを対象とした勉強会を東京と大阪で続けられています
私は「建築家」という名前のついた人はあまり好きではないのですが
この人は好きです
日曜日の会でも
「大工の技術が落ちたとか、左官の数が減ったとか問題にしている学者や建築家がたくさんいるけれど
その人達がどれだけ、大工が腕を磨き、左官が腕を奮えるような設計をしているのか
クロス貼りにサイディング、プレカットの家じゃないか
施主がそうした家を求め、設計者がそうした設計しかしないのであれば
職人が減る事をとどめる事が出来るわけがない」
そうだ!そのとうりだ!高橋さんがんばれ!
「知的住まいづくり考」(TBSブリタニカ)の中の
涙をうかべながら仕事をしていた左官屋さんの話にはこちらも泣きそうになりました
先週より竹小舞の下地屋さんが現場に入っています
かなり家らしくなってきました
来週からは荒壁を付け始めます
暖かい日がつづくといいんですが


3日の「関宿」の写真です

旅篭「玉屋」(歴史資料舘)、「玉屋」離れ座敷

「会津屋」、「洋館屋」

「地蔵院」

庵看板のある建物
3日の日曜日、京都の大工さんと建築士で作る会合で、「三重県関宿」の見学研修に行きました
「関宿」は東海道五十三次の宿場町として知られ、街道沿いに並ぶ古い町並みが「重要伝統的建造物群保存地区」として保存対象になっています
当日も町の東の端で一軒が保存工事中で、竹小舞壁の下地を編んでいるところでした
歴史資料舘となっている旅篭「玉屋」では離れの座敷に凝ったつくりがなされ
長押が丸太の丸みを残したまま使われていました
この点、先日訪れた宮津の回船問屋「三上家」の座敷と同じで、しばしば見かけます
この「玉屋」、夏には子供会の活動などにも利用され、泊り込みでワークショップ等を行う事があるそうです
担当の方の「障子など破られないかとひやひやですが、子供達が歴史ある建物に直に触れることが、大きな意味で大切だと思っています」という言葉が印象的でした
また、関町では修復や修景に対する補助金の制度がかなり活用されているようです
現場へ向かうバスの中、大工さんと建築士との間で
梁、胴差、ささら桁など横架材の寸法、長さと荷重の関係について丁々発止のやりとりもあり
とても面白い研修会でした
上棟式のあと午後から京都へ行きました
「日本伝統建築技術保存会」の設立総会がありました
仰々しい名前ですが、ま、文化財修復に携わる大工さんの親睦会ですな
鈴木嘉吉先生の講演もあり、なかなか盛況でありましたが、
やはり、集まっている大半は大工さん
スーツにネクタイが似合わないんですね
いっそ「仕事着で集まれ」としたほうがよかったのではないかしら
今日は神戸のお家の上棟式をおこないました
施主さんの知人や大工、下職さんなど含めて20名ほどの参加でしたが
施主さんに立派な昼食を用意していただき恐縮した次第です
みなさんの嬉しそうなお顔が印象的でした
昨日から屋根屋さん ( 瓦屋さんと銅板屋さん)が現場に入りました
屋根ができるとちゃんとした家になります
今日は日曜日だったのですが、昨日からの続きで神戸で建方でした
田舎から神戸の現場まで高速道路を使って約1時間半
毎日5時半に起きて6時半には出かけます
昔に比べると本当に早く行くことが出来るようになりました
普通の家なら1日あれば、およそ屋根まで出来てしまうんですが
今回は組み方が少し複雑なものでまだあと2日くらいかかりそうです
明日の降水確率は神戸は70%
心配です
昨日は、木材の建前材料を現場に運び込みました
7トン車で3台分ありました
今日は、土台の据え付けをするつもりで神戸まで行ったのですが
あいにくとずっと雨
あきらめてお昼頃田舎にもどりました
明日は晴れてくれるかなあ
やっと神戸の住宅の基礎が完成します
車庫と擁壁ができないと、基礎にとりかかれなかったので遅くなっていました
さあ、今週は建方です
10月も明日で終わり
今年もあと2ヶ月しかありません
そろそろ、休憩時間に「火、燃やそか」と言う季節になります
昨冬までは古いだるまストーブで木屑を燃やしていたのですが
今年の初め、ついに壊れてしまいました
また、手に入れないと
今日はお昼前から雨が降り出しました
天気予報では「夕方から雨」ということだったので駐車場に木材をひろげて塗装作業していたのですが
あわてて作業場のなかに逆戻り
今回の工事では内部塗装に「オスモ」という塗料を使います
植物性原料からつくられた木材専用の塗料で安全というのが歌い文句です
確かに良い塗料なのですが、価格が高いのがつらい所です
事前に塗れる所は塗っておきます
神戸で建てる住宅の土台、柱、桁、梁など構造材の刻みはほぼ終わり
あとは破風板や垂木、C(まぐさ)など細かいものの加工です
もう、そろそろ建てる事は出来るのですが、基礎工事の方がちょっと遅れていて
建前はもうすこし先になりそうです
寒くなる前に荒壁をつけたいので本当は早く建てたいのですが・・
今回の建物は施主さんのご希望で構造材はほとんどが見えます
普通は天井を貼ったり壁に塗り込んだりして見えなくなるのですが
天井を貼る部分はほとんどなくて、みーんな見えます
これって、かなり気をつかうんですよね
いつもなら荒木のままのところが、削ってきれいにしなくちゃならないし
大変なんです
しかも、ほぞは込栓打ち、接合部は追掛け大栓打ちやシャチと、手のかかる仕事です
でも、これが本来の伝統工法の仕事です
多くの工務店がプレカットですませ、若い大工さんが技術を覚える機会すらなくなっているのは悲しい事です
12日にありました京都府建築士会女性部会主催の
「歴史建築における彩色復元の事例報告」の研修会に参加しました
文化財保護課の菅澤先生からは9月に見学した知恩院経蔵の壁画復元工事と建築装飾の歴史的展開についての概説
川面美術研究所の出口氏からは大分県にある冨貴寺大堂の壁画復元の作業を、スライドを見せていただきながら
説明をうけました

冨貴寺の壁画復元はほとんど剥落し木地だけとなった壁画を復元し新たに作成するものでした
そもそも、何が書かれていたのかそれを明らかにすること自体が大変だったようです
赤外線撮影や斜光ライトなど最新機器を駆使しながらも
最終判断はやはり技術者の経験と勘に負うところが大きいことがよく分かりました

終了したのが9時10分
あわててTAXに飛び乗って二条駅9:30にぎりぎり間に合いました
先週、今工事をしているお寺の総代さんが亡くなりました
7月から入院しておられたのですが、すぐに退院されるものとばかり思っておりましたのに残念な事です
この方とは、工事のことで言い合いもし、喧嘩もしましたが、一生懸命になんでもされる方で、その気持ちがよくわかるだけに
いくら言い合いをしても、不思議と好感のもてる方でした
それにしても、7つも弔辞のあるお葬式に参加させていただいたのははじめてのことです
お人柄のせいでしょうか
合掌