建築豆知識

能勢一級建築設計事務所
株式会社 能勢工務店

6−9月の豆知識(社寺建築の話)
5月の豆知識(基礎の話)
3,4月の豆知識(木材の種類)

2000,10,27
《畳と京間の話》

その3

先日、京都市内の大工棟梁と話をしていると、京都市内では京間というと二間で12.95尺
3.5寸の柱が基準みたいでした
私どもは、田舎なもので柱は4寸、二間で13尺というのが普通です

13尺はミリメートルで言うと 約3939o、これを3940oとして一間を1970oで計算するのが
メートル法での京間、関西間の標準寸法となります
前回も書きましたが、京間は本来はあくまで畳の寸法から決まっていくものなのですが
設計上,モジュールは一定の方が便利なので
関東間の 910 モジュールに対して関西間 985 モジュールとすることが多いです

この寸法でいくと、8畳間で関東間より関西間は各辺 30p 広いことになります
この差はけっこう大きいです


2000,10,19
《畳と京間の話》

その2

いわゆる京間ないし関西間というのは、あくまで畳のサイズを基準にしています
8畳間ですと、畳二枚で 6.3尺X2=12.6尺
これに3.5寸の柱を立てると 12.6尺+0.35尺= 12.95尺
4寸の柱を立てると 12.6尺+0.4尺= 13尺
従って京間では間取りや柱の大きさによって柱と柱の間隔はいろいろ変わります

これに対して関東間というのは間取りや柱にかかわらず
柱の芯と芯の距離を、3尺(909)の倍数にとります
最近は 910pを基本モジュールとする木造建築が大半となりました
これにはいろいろと原因がありますが
ベニヤ板やボードも現在ほとんど910X1820のサイズで作られています

...続く

以下次回


2000,10,9
《畳と京間の話》

その1

最近、畳の部屋は少なくなりました
新しく建てる家で、全く畳の部屋がないという家もめずらしくありません
それはそれでいいと思いますが、個人的には畳の部屋が欲しい気がします

今、畳は部屋の大きさや形に応じてどんなものでも作ってくれますが
少し前までは、畳の寸法は決まっていました
たてが 六尺三寸、よこが三尺一寸五分
これが本来の畳の寸法です

じつは、日本家屋の間取りもこの畳の寸法を基準につくられていました
今は、910pモジュールや1mモジュールができてその方が多くなっていますが
田舎にいくと、まだまだ畳を基準のモジュールが生きています

...続く

以下次回


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