建築なんでも相談室
能勢一級建築設計事務所

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”進学か、就職か”
相談者 R、Kさん
2000,6,29

 私の地元は、茅葺き民家が数多く建ち並ぶ集落です。大学に入学する前は、ヨーロッパの建築に興味を抱いていたのですが、最近になって茅葺き民家の美しさや大切さに気づき、将来は地元の茅葺き民家の保存に関わる仕事に就きたいと思っています。
 しかし、現在4年生なのですが、家政学部の生活デザイン学科に所属しており、古民家だけでなく、建築についてもあまり知識がありません。
そこで、大学院に進んで知識を増やしてから社会に出るか、すぐに就職して実際に現場でいろいろ身につけた方が良いのか迷っています。
また、就職するにしても、最初から地元で働くのが良いのか、他の古民家の集落などで一度経験を積んだ方がいいのかも迷っています。
 民家再生という分野で、大学院での研究やそこで得た知識は、どのくらい必要とされているのでしょうか。



RE 進学か、就職か
2000,7,6

とても難しいご質問です
大学院へは、行ったことがありません
ただ、私の勝手な意見としては古民家について大学院等でそれほど研究がなされているとはおもえません
(寡聞にして無知なのかもしれません)
(この学校では進んだ研究がなされているとご存知の方があればご教授下さい)
今は現場で活動している人々のほうが先をいっているように思えます
 
地元かよそかという点についてですが
あなたが具体的にどんな仕事を考えておられるかが重要なことです
設計をのぞまれるのか、現場監督的な仕事を考えておられるのか
まず問題は地元にしっかりとした会社なり組織があるかどうかということ
一般的には、いろいろな所で経験をつまれるのが良いと思いますが
逆に仕事を教える方からいうと、腰を落ち着けてじっくりと覚えてもらう方がよろしい
地元にしっかりした組織があり、
あなたが本当に古民家の仕事をやっていこうと考えておられるなら
私は地元でやった方がよいと思います
ほかのところでの経験等は積極的にほかとの交流をおこなっていけば
それからでも補える事と思います
そうした会社、組織がなければ、ほかで経験を積む以外ありません
 
ただ、現状では、一般的に古民家古建築に関する仕事に携わりたい
という方は結構いらっしゃるのですが、実際に茅葺きや大工などの
現場仕事に携わりたいという方はあまりいらっしゃいません
 
今は、研究や知識より、消えかかっている技能をどうやって残していくか
のほうが深刻になっています
 
能勢


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