建築なんでも相談室
能勢一級建築設計事務所

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やりたいこと
相談者 M、Yさん
2001,1,13

いま、大学3年の建築科にいっているのですが、やっとやりたいことがみつかりました。
それは、寺社や民家の復元や修復の設計です。
訓練校にかよっていて、木材の実習などをやるのですが、ますますこういうお仕事につきたいとおもっています。
でも、こういう設計事務所はすくなく、女だということで、なかなか難しいのですが、どういうことを勉強したらいいか、アドバイスいただけませんか?



RE.やりたいこと

2001,1,16

寺社や民家の復元、修復の設計ということになりますと基本的に文化財を扱う仕事ということになります
文化財の修復設計は民間一般では扱う機会は極めて少ないと言えます
京都、奈良などでは教育委員会文化財保護課といくつかの出入りの設計事務所に限られるでしょう
京都府以外のことはあまり知りませんが、文化財建造物保存技術協会というところがあって、他の府県ではここが設計監理をすることが多いようです
いずれも、設計の希望者はかなり多く求職は難しいと聞いています

民家の修復再生ということになるともう少し間口は広くなると思います
これは民間で多くの所がやっていますから、求人のあるところも中にはあるかもしれません

いずれにしても、復元や修復の設計をおこなうとすると、現場をよく知っていないと話になりません
比較的名前の通った先生でも、けっこう曖昧な図面を描いて細かい所は「大工さんにおまかせ」という方がいらっしゃいます
「一体何の為の設計士?」と思う事も少なからずあります
逆に、こちらが驚くほど木造のことを知っていて、的確な指示を出してくれる方もいらっしゃいます
やはり、よく分かっていらっしゃる方は現場によく足を運ばれるようです
実際に木の継手や仕口などどうなっているのか
あるいは、瓦屋さんや左官屋さんはどういう風に仕事をしていっているのか
建築士の試験には関係ありませんが、木造の設計や現場監理を行う上ではとても重要になってきます
どうも最近の建築士さんは(私も建築士ですが)図面さえひければいいと思っている方が多いみたいです
どんな施工かわかっていなくて、なんの図面をひくのかと思う事がたびたびあります
現場サイドとしてはそのあたりをしっかり勉強して欲しいと思います

能勢


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