建築なんでも相談室
能勢一級建築設計事務所
相談室TOP
”相談です”
相談者 Y,Sさん
2000,5,20
はじめまして
福島県に住むものです。
福島県の都市計画によりここ2年以内に我家の道路側が三分の一ほど削られます。
築120年ほどでボロになっていますが、家の中は昔の商家を漂わせる造りで、これを何とか残されないかと思っております。
家屋は江戸・明治まで呉服屋や質屋、測量機器の商売をやったりしていた杉で作られた建物です。
家の中はほとんどそのまま改築することなく使っております。(住んでいるほうは不便だと思っているのですが・・・)
子孫への思い出話の種に少しでも活用したいと思っているのですが、経済面で考えると非常に不効率でのようです。
あと100年ほど使えるのであれば再生をしたいと思っていますが、現在どこまで経済的な負担を妥協できるかが鍵です。
良きアドバイスをいただける方を身近にいたいため、なかなか情報が入手できず、試行錯誤しております。
アドバイス賜りたくお願い申し上げます。
RE 相談です”
2000,5,21
さてご相談の件ですが、築120年と聞けばなんとか生かしたいものですね
三分の一が削られるとなると、そのまま移動できる広い敷地でない限り、
一度解体して、新たに見合う大きさに組み直すことになります
間取り等は、おそらく全く変えざるを得ないでしょうから
メインとなるいくつかの部屋の構造を生かし、それを中心にすえて あとは新しく作ることにおそらくなるでしょう
この場合に、どれだけもとの素材と雰囲気を生かすか、
また、 どれだけ現在の住み手のニーズに応えるか ここは設計者の腕の見せ所です
民家の再生工事としてはもっとも難しく、またやりがいのあるケースです
きちんと再生工事を行えば、勿論100年もつ家をつくることはできますよ
私の近在にも古い民家を潰してハウスメーカーの新築を建てられた方が 何人かいらっしゃいますが、
皆さんできれば残したかったと言われます
同じお金をかけるとしてもそれ以上の付加価値が再生工事にはあると思います
再生工事に経験の深い設計事務所に一度ご相談されてはと思います
関東では私は降幡設計事務所(0263−48−2222,03−3469−5197) しか知りませんが、ほかにもあるはずです
調査とラフプランなら実費程度でやってもらえると思いますので、一度問い合わせてみられてはいかがでしょうか
能勢
相談室TOP