
江戸時代から続く可愛らしい行事 神様とすもうを取る
赤ちゃん「初土俵入」は山王宮境内にある杉末神社の例祭に執り行われる神事で、化粧廻しを付けた幼児が見えない神様を相手に相撲を取るという、全国でもきわめて珍しく、また可愛らしい神事といわれています。
宮津の町では江戸時代初期から地元力士により奉納花相撲が執り行われていました。その影響を受け、江戸中期に氏子中の有力な家々が屋号などをもとにした化粧廻しを作り、その息子たちを土俵に上げたのが始まりです。
神社に残る文献によりますと延宝九年(1681)より「花相撲仕り・・・」とあり、その頃から寛政年間(1789)にかけて徐々に現在の形が作られていったと考えられます。旧家には昔使われた化粧廻しを残す所もあり、またその一部は神社に寄贈され保管されています。
初土俵入は見えない神様と相撲を取る神事です。神様を土俵際まで押し出そうとしますが、押し戻されて赤ちゃんは負けてしまいます。しかし、神様と相撲を取り、神聖な土俵の砂をお尻に付けることで健康を授かるという微笑ましい神事です。
10月・体育の日に開催 地域を問わずどなたでも参加できます
現在使われています化粧廻しはいずれも神社により最近作られたもので、神社に関わりのある景色や草花の絵が使われています。また、女の子にも似合うようにやさしい柄の化粧回しも取り揃えられています。
初土俵入は地域を問わずどなたでも参加できます。毎年250人ほどの参加があり、約半数が京阪神をはじめとする遠方の方々となっています。神社は日本三景の天橋立のすぐ近く、車で5分ほどの場所にあります。観光も兼ねて丹後の宮津を訪れて下さい。
女の子も参加できます
女の子の参加の要望が高まり、神社では近年参加を受け付けました。現在では参加者の三分の一が女の子となっています。神社では女の子のために赤を基調とした可愛らしい化粧回しを取り揃えています。




