
ここは私高宮が地ビールに関するあれこれを勝手に書きました。
地ビールのメーカーも多くなりましたが、それぞれが何らかの思い入れがあってはじめたはずです。お客様としてお店に行かれたら、何故そのビールにしたのかを聞いてみて下さい。世界には何百というビールのスタイルがあります。その中から、2種類なり4種類なりを選ぶというのは大変な作業です。またある意味で一番楽しい作業です。そこにはその店のオーナーの考え方がぎっしり詰まっています。地ビールの店をオープンするにはどこも大体コンサルタントか醸造機械を買う所から技術指導を受けます。そのコンサルタントがレシピを持っています。勿論どのビールがよく売れるかも知っています。しかし自分で地ビールを作りはじめようとする人間がコンサルタントにいいなりになっているようでは、おいしいビールを作れるはずがありません。ひどいオーナーになると、世界のビールをほとんど飲んでいません。ただ面白そうとか、夢があるというだけで始めている人が結構います。私は店をオープンする前に世界のビールを集められる限り集め、試飲を重ねました。ビールのレシピも最後までこだわりました。ブルーマスターの採用にもこだわりました。何故今の4種類ににしたか、それは飲んで頂ければわかります。今でも新しいビールの試飲が楽しみですし、グビガブで新しいビールのレシピを開発する時にこの仕事をやっていってよかったと思います。
今は景気の影響で大手のビールメーカーもビールの売り上げが減り、発泡酒の売り上げが伸びています。発泡酒にもいろいろあり、世界で一番ユニークなビールを作るベルギービールのほとんどは発泡酒です。世界の名品と言われるビールも日本の法律上の問題で発泡酒になるケースがあります。しかし今売れている発泡酒はそういう発泡酒ではなく、麦芽の含有比率の低い、税率の低い発泡酒です。勿論発泡酒にもおいしい発泡酒とそうでない発泡酒があると思いますが、一般的に麦の味の薄いアルコール炭酸飲料が多いと思います。難しい事を言わずに、安くて、のどの渇きをいやせて、酔えればいいというのも正論だと思います。でも世界のビールを飲んでみると、ビールの奥の深さに驚かされます。本当においしい個性のあるビールがたくさんあります。何年もかけて発酵させる自然発酵ビールもありますし、ピンク色をしたシャンパンのようなビールもあります。私はみなさんに是非ビールの世界を楽しんで欲しいと思っています。ビールを室温で飲む国も結構あります。その方がビールの味の違いがわかるからです。炭酸も強すぎると味の違いがわからなくなります。フルーティーなビールもありますし、度数も様々です。ヨーロッパではビールを下さいと言ってもビールの種類(銘柄)を言わないと出てきません。城崎ビールだけを飲めとはいいません、是非世界のビール、おいしい地ビールを飲んで下さい。きっとご自分の気に入ったビールが見つかります。
何故そのビールにしたかを聞けばオーナーの考え方がわかると言いましたが、同じ事が料理にも言えます。おいしい素材にであった時、その素材をどう料理しようと考える時が、シェフの一番の腕の見せ所で、楽しさだと思います。それをただマニュアルにそって同じ料理法をする店が多すぎます。日本全国どこへ行っても同じ料理ある面安心ですが、それでは楽しみがありません。その土地、土地でしか食べられない物を食べるのが旅行の大きな楽しみではないでしょうか。グビガブは城崎でしか食べられないか、城崎の方がおいしい物を中心にメニューを構成しています。もし、私が違う所に店を構えたら、メニューは全然違うものになるはずです。しかし、残念ながらオリジナルにこだわればこだわる程儲かりません。それも当たり前の事ですが、もともと地ビールは儲かりませんのでこだわりとプライドだけで、やれる所までやってみようと思っています。一つの事にこだわるとこだわりのある農家や魚屋さんと何故か仲良くなります。みんな頑張っているので、こだわりの生産者と話しすると面白いですよ。
Welcome To GUBIGABU 城崎ビールの特徴 4種類の地ビールのご紹介 こだわりのお料理
![]()
グビガブは1999年グッド・デザイン賞を受賞しました。
ご意見、ご要望はyamamo@mxa.nkansai.ne.jpまで