![]() |
![]() |
最近よく聞く話ですね。しかし、学力の基礎は読み書き計算という地道な努力によって培われるものです。これを、自主学習によって育てるというのは無理があります。特に小学校の前半では、宿題は絶対的に重要だと考えられます。
できれば、プリントを用意して問題を書く時間を減らし、効率的に学習を進めていくことをしておく必要があります。
しかし、自主的な学習というのは、小学校の5年生以降では、基礎的な力を生かし、より自分にあった学習を進めていく上で有効なのはいうまでもありません。また、ていねいにノ−トを書くということも重要です。
家庭学習の内容は発達段階や学習の内容、子どもの実態に合わせて考えられるべきでそれは昔もこれからも変わらない原則でしょう。
テレビの視聴時間が長いというのは、学力に悪い影響を与えます。実は、 1年中テレビを1日2時間以上観ると、年間の学校の学習時間を超えてしまうのです。計算してみましょう。
テレビ 2時間×365日=730時間
授業 28時間×3/4×35週=735時間
1週間の授業は28時間、1時間は45分、そして学校は年間35週を予定しています。しかし、実際はここから、祝祭日や遠足・運動会などの行事を引くと、実は授業時間は驚くほどに短いことがわかります。
テレビやテレビゲ−ムは視神経や部分的な脳神経を異常に興奮させることが分かってきています。
つまり、こうした子の場合まずテレビの視聴時間を減らすだけで、急激に伸びることがあるのです。
まず、基礎計算は最初の段階では、確かに時間がかかります。しかし、だんだん計算が速くなり、5分か10分くらいでできるようになってきます。 しかも、この計算力がさらに向上すると、中学年でも大人以上の計算力がついてきます。すると、2学期の半ばくらいから、授業の進み具合が加速度をつけて速くなってきます。しかも、子どもの学力はあがりテストの点も上がってきます。この結果、子どもたちは自信を持ち、やる気を強くしてきます。その結果、3学期には多少難しい教材があっても、ゆとりをもって授業ができるようになります。 これは、年間を通じて実践を積み重ねないとわからないことなので、たいへんですが、このことは多くの学級の実践で証明されています。 その点では、1学期の取り組みがたいへん重要であるといえます。 さらに、こうした実践が全校的に実践されれば、計算力の積み重ねは学校生活全体に大きなゆとりを与えることになります。
これは、社会全体が誤解している代表的な見方です。
まず、今の学校での学習時間は今の大人の子どもの時より、大幅に減っています。また、教材も量的には減っています。
(ただ、難度はあまり落ちていませんが・・・。)
これは、時間割を考えればすぐわかることで、今の親は子どものころだいたい6時間目に授業があったはずです。
それが、今は5時間目で基本的には終わりのはずです。基本的と書いたのは今は死語のようになったゆとりの時間を今もきちんと活用している学校があれば、例外的に6時間目をしているかもしれません。(私の学校がそうです。)
ですから、もし勉強をし過ぎてるとするのなら、私立中学や有名大学の受験をする子どもたちです。つまり、勉強をすることそのものが問題ではなく、そのシステムが問題なのです。
調査してみると、今の子どもの学習時間はあまり多くありません。また、低学力の子どもが増えているのが実態です。
それを、教師の力量のせいだという意見の人もいますが、実際に教師の研修時間は昔より多いくらいで、昔の教師が今より優秀であったとも思えません。むしろ、きちんとじっくり教えてもらえないことが一番の問題ではないでしょうか。

