確かな学力を育てるポイント
子どもに確かな学力を育てるには、読み書き計算の力をしっかりとつけることです。それは、知識というものは、言語と数字によって成りたっているからで、知識を成り立たせている獲得言語が豊富であり、数的処理が速く正確であることが、確かな学力の土台となるからです。また、最近はやりの自主学習というものも、それぞれの学習活動の中身は読み書き計算ですから、読み書き計算に習熟することは、自主学習の土台ともなるものです。
読む力は毎日の音読練習で育ちます。音読カ−ドなどを用意し、家庭の協力を得ながら、進めます。
注意する点
音読といえば国語という発想はやめて、社会や算数などでもどんどん音読させ、すらすら読めるようにすることが大切です。特に高学年の社会はなかなかたいへんです。単元に入る前から、予習として音読練習を宿題にしておくと遅れがちな社会学習がスム−ズになります。
もっとも重要なポイントは、毎日の授業の中でできるだけ多くの子のチェックをすることです。多くの子どもをチェックするためには、段落ごとに読ませるのではなく、適当に読む量を変えます。少ない子では、3行ほど読ませただけでも練習しているかどうかわかります。そして、よくなるポイントを助言してあげることがたいせつです。 そして、「継続は力なり。」という原理を学んでいくことです。
読ませたら必ず評価をすること
もう一つ重要なのは、評価をきちんとすることです。これは読むことに限りませんが、新しい単元に入る場合は、単元の特色や予想される宿題、そしてどの点をどう評価するかを、はっきりさせておきます。私の場合は、C(問題にならないくらい低い評価)B (一応練習をしているなという評価)A AA AAA (それぞれよくなった割合に応じての評価)の5段階評価を行い、単元として、Aの数によって単元全体の評価とするようにしています。そして、単元の終わりには1時間かけて全員の音読大会を行い、最終評価とします。そうすると、かなりうまくなります。
効率よく子どもの音読を上手にするには、工夫がいります。特に国語などで表現読みなどと言われる音読をさせるには、手本を用意し、それをまねさせるのです。一番いいのは教師がやはり手本を示すことです。この点では、私は学生時代は放送部でプロのアナウンサ−について練習をしていましたから楽です。そううまくいかない場合は、学級の中から音読名人の子どもを見つけ、そのまねをさせるのが効率的です。そして、有効だったのは「声を変えなさい。」という指示です。それは、腹式呼吸を意味するのですが、子どもはそれだけでなく、場面に合わせた声を工夫していきました。