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桂 雀々の落語「雀々十八番」DVD 上・下巻が出た

桂雀々さんは、桂ざこば、桂南光、桂文珍など中堅の上方の落語家の中で最も贔屓(ひいき)にしている落語家である。芸風は、惜しまれながら早世してしまった師匠の桂枝雀を最も髣髴(ほうふつ)させるもので、出し物の中でも「鶴満寺」、「猿後家」、「景清」、「鷺とり」、「船弁慶」などは他の追随を許さないほどの域に達している。

いずれも有名な演目なので、他の落語家でも聞こうと思えば聞けるが、彼と彼の師匠を除いて、上演されることが全くない出し物に「さくらんぼ」というのがある。以前にCDのセット(平成16年)で始めて聞いて驚いた。何とも不思議な、実に奇想天外な発想の話で、今回もこのDVDに収録されている。

「頭に桜の樹が生えたって・・・」という第一声についてこれない人やすぐに話に入ってこれない人は、まず聴くのを止めた方がいい。この話は、飲み込んだ「さくらんぼ」の種が発芽して、頭に桜の樹が生えるという物語である。筋書きを言ってしまうとこれから購入して聴こうという人の気をそいでしまうので書かないが、自分で蒔いた種、この場合は飲み込んだ種から起こったことは結局自分で始末しなければならないことを示唆しているようで、なかなか考えさせられる話である。

アメリカの金融危機、アメリカに踊らされた世界、そのむちゃくちゃな消費活動、実体を伴わない経済、嘘だらけの政治の世界、華やかさを誇る時代はもう終わったのに、まだアメリカの景気を当てにしなければならない世界がおかしいのではないか。


(C) Takayoshi Mashimo Februay 11, 2008

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

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