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アリス=沙良・オットーとエル・バシャのショパン

アリス=沙良・オットーのショパン・プログラム「ワルツ全集」(写真1・UCCG-1473)が発売になった。また、入手が比較的むずかしかったエル・バシャのCD(写真2)もセットで出たので、すでに持っているものと多少ダブりはするが入手して、早速聞き比べてみた。アリス=沙良・オットーの「パガニーニ大練習曲」の後、早くショパンがでないかと心待ちにしていたものである。

エル・バシャと比べても意味はないが、やはり「未完の大器」、それは未完成という意味ではなく、これから先どれほど大きくなるか分からないその無限の可能性があちこちに見られる。特に素晴らしいのはボーナス・トラックの「ノクターン嬰ハ短調遺作」。こういう演奏は、なかなか大家でないと出来ない。

一方、エル・バシャのショパンは、ピアノ作品の年代順仏盤12枚のCDセットで、まず、子供時代と青春期のCD1ポロネーズに驚かされる。毎年海外から数々の有名オーケストラやオペラ、ソリストが多く訪れるが、もう殆ど出かけることはなくなった。というのは、すべてがビジネスライクに動いているので、後からその公演の模様をTVで見ると、観客は買い物と同じで、まずブランド、つまり、世界一流のアーティストであるというブランドでその演奏会を選び、その内容が良くても悪くてもブランドに満足、拍手喝采をする。解説者も当たり障りのないエピソードを適当に喋る。「さすがに世界一流の。。。ですね。ドイツらしいですね。フランスらしいですね。」ブランドのバッグを持って街を歩いているようなものである。

オペラの舞台装置も、この頃TVスタジオの背景に並んでいる意味不明のガラクタとあまり違わなくなった。また、時代考証などはなきに等しく、いつの時代でも、みんな背広やドレス姿である。オペラでさえ映像はもう必要がなくなってしまった。音楽を聴くなら、LPやCDの方がどれほどいいか分からない。 エル・バシャのショパンは、毎日聴いていても飽きがこないし、EMI-319、EMI-711AQUAD-ESLとそれぞれの持ち味を楽しんで聴いている。

そして、もしも生の演奏会を聴きに行くのなら、もっと身近で活躍しているアーティストに目を向ける方がよい。先日は、兵庫県立芸術センターでG・B・ペルゴレージの「スターバト・マーテル」(ソプラノ:冨田恭子、アルト:倉田志子、オルガン:松本直子、プロデュース・指揮:森昌彦)を聴いた。音楽を愛する人たちの姿をそこに見た。

(C)Takayoshi Mashimo November 17, 2009

 





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