舞鶴市 松尾寺の仏舞

舞鶴市の青葉山中腹にある松尾寺は、西国霊場第29番札所で馬頭観音を本尊としている。
 その歴史は、文化財の多さはともかく江戸時代から伝わる宗教行事「仏舞」の行われる寺として特に有名。
 仏舞は、「大日如来」「釈迦如来」「阿弥陀如来」三像の面を着け、越天楽の譜に合わせて優雅に舞うもので、
毎年(5月8日)に奉納される。 花祭りの一環としてこの時期に行われている。

速報!2008 10.1〜2009 9.30 開創千三百年記念祭
秘仏本尊「馬頭観世音菩薩」ご開帳(77年ぶり)
詳しくは http://www.matsunoodera.com/
2003.5.8 午後12時になると向うの通路から僧侶十数名が入壇。
10分ほどのお経の後下の写真の雅楽で「仏舞」が始まる。

「仏舞」の6人登場。

「大日如来」「釈迦如来」「阿弥陀如来」

毎年5月8日の花祭に奉納される「仏舞」は、奈良時代に唐から伝えられたもので、仏舞の由来や始まりは
松尾寺の古い記録が焼失して不明だが、江戸初期に舞われていた記録は残っている。
 大日如来、釈迦如来、阿弥如来の光背のついた金色の仏面をそれぞれ2人ずつ6人の舞人がかぶり、越天楽
の曲に合わせて典雅な舞を繰り返す。
古くは松尾寺の寺坊の僧が舞っていたが、寺坊が消滅した後は門前町の松尾寺仏舞保存会の人たちが舞い伝えている。
 




今年はあいにくの雨模様で観光客は少な目だったが、派手さの無いことがまた感動。
そう、まつりごとは粛々と行われるもの。


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