Outlook Expressを使って電子メールの使い方

 初めて電子メールを利用するなら、まずWindowsに標準で付属してくるメールソフトOutlook Expressを使ってみましょう。Windows98では、デスクトップ画面の左端に「OutlookExpress」という文字とともに、封筒をアレンジした絵が表示されています。この場合はOutlookExpressの設定さえすれば、電子メールの送受信が可能になります。

初期のWindows95にはOutlook Expressが付属していませんでしたが、そのような場合は市販のインターネット関連雑誌などに付いているCD−ROMを使用して「InternetExplorer5」をインストールすれば「Outlook Express」も同時に組み込まれます。

Outlook Expressを設定するには、「インターネット接続ウイザード」を使います。まず、「スタート」一「プログラム」一「Internet Explorer」一「接続ウイザード」を選んで、接続ウイザードを起動します。

舞鶴の方で初めてインターネットに接続する人は「オンラインサインアップ」を選ばれますと。ほとんど市外に電話を掛けることになります、北関西ジャパンネットに加入契約が済んでいる人はインターネット接続を手動で設定するか、またはローカルエリアネットワーク(LAN)を使って接続します。このとき気を付けたいのは、モデムを接続している場合は必ず電源を入れておくことです。

詳しい接続方法は、北関西ジャパンネットセットマニュアルをご覧ください。

 

メールの作成から送信

 Outlook Expressを使ってメールを書くには、メニューのすぐ下の段の一番左側にある「作成」ボタンをクリックし、「メッセージの作成」ウィンドウを開ます。まず「宛先:」の右にメールを出したい相手のメールアドレスを入力し、次に「件名:」の右をクリックして、これがどんな用件のメールか表題を付けます。本文は画面下側のウィンドウ枠の中に記述する。メールを書き終えたら「送信」ボタンをクリックします。

電話回線を使ってインターネットに接続している場合は、直ちにインターネットプロバイダーヘのアクセスが始まりメールが送信されます。

何通かのメールを続けて書き、まとめて送信したい場合は、メールを書き終えた後「送信」ボタンをクリックするのではなく、「ファイル」メニューから「後で送信する」を選びます。この操作によって作成したメールは「送信トレイ」に保管されます。送信トレイの中のメールを実際に送信するには、「送受信」ボタンをクリックすればできます。

 

メールの返信

 Outlook Expressで自分宛てに届いたメールに返事を書きたいときは、そのメールをウィンドウ表示した状態で、ツールバーの「差出人へ」ボタンをクリックします(囲1)。メッセージ作成ウィンドウが開き、先ほどのメールをくれた人の名前が自動的に「宛先:」欄に、また、受け取ったメールの件名の先頭に「RE:」を付けたものが自動的に「件名:」欄に入ります(REとはReply(返信)を意味する略語)。本文には先ほどのメールの差出人、宛先、日時、件名と本文があらかじめコピーされた状態となります(図2)。メールに返事を書くときは、ここにそのまま自分の用件を挿入する形で書きます。ただし、元のメールが長い場合は、図3のように返事を書く際のポイントとなる部分だけを残し、他の部分は削除してしまったほうが、相手にとっても読みやすくなります。

 

メールが来ているかどうかを確認する

電話回線を通じてプロバイダーに接続しているダイヤルアップ接続)場合、自分宛てのメールはプロバイダーに置かれたメールサーバーの中にあります、自分専用の私書箱に届けられることになります。従って、メールが届いているかどうかは、プロバイダーに接続してその私書箱の中をのぞいて見なければ分かりません。いったん電子メールを使い始めたら、面倒でも一日に1回はメールソフトを起動し、自分宛てにメールが届いているかどうかを確認するのが、電子メール利用者のマナーと言われるのはこのためです。

 Outlook Expressの場合なら、ツールバーの「送受信」ボタンをクリックするか、または「ツール」メニューから「送受信」を選択します。そうすると、その場でインターネットに接続し、メールが届いているかどうかを確かめることができます。

一連の確認作業をメールソフトに任せてしまうこともできます。Outlook Expressの場合なら、「ツール」一「オプション」一「全般」タブで、「新着メールをチェックする」のチェックボックスをオンにし、メールチェックの時間間隔を「10分」のように設定しておけば、10分ごとに由動的にメールが届いているかどうか、メールサーバーに問い合わせます。このチェックボックスがオンになっていると、OutlookExpressを起動したときにもメールをチェックするようになります。さらに、「メッセージが届いたら音を鳴らす」を選んでおけば、メールが届くたびに音で知らせるようにもできます。

もっとも、ダイヤルアップ接続の場合には、メールを確認するたびにプロパイダーとの接続料金とNTTの通話料がかかることになるので、よほど頻繁にメールをやりとりする必要がある人以外にはこの設定はおすすめできません。むしろ専用線でインターネットと常時接続している企業内でメールを利用する人向けの設定だと考えたほうがよいでしょう。

 

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