Airo's Special Report
Incognito in Osaka BlueNote

 今回は、Airo’s スペシャルレポートということで、
先日(12/1、Wed)、大阪ブルーノートにて開催された、
Incognitoのライブを記念して、
AiroIncognitoの出会いから今に至るまでを、
時には涙ながらに、
時には熱っぽく、
時には荒々しく、
思い出し笑いもアリで、
・・・・・・
・・・・・。
まぁ、読んでみてっ♪


Airoと彼等との出会いは、4,5年前かなぁ・・・
当時から、CDをジャケットの雰囲気だけで買ってしまう手法、
いわゆる「ジャケ買い」ってのを好んでやってたんだけど、
(けっこう失敗も多かったけど・・・)
ある日、とあるレコード店で、彼等の
「100% and rising」っていうアルバムが目に止まった。
白地のバックに、遠慮がちに3人組の男女。(→コレね♪)
おぉっ、何だ、コイツらは・・・と思って手に取ると、
「イ、インコグニト・・・???」
変な名前やなぁ・・・でも妙に気になる。
聴いてみたい、でも当時大学生の始めだったAiroには、
金銭的に余裕などは無く、その時は結局買えず仕舞いだった。


月日は流れて、大学4回生の頃。
この頃になると、Airoは洋楽にもかなり興味が出てきていた。
ある日、いつもの様にCDを選んでいると、
ふと、以前から気になっていたジャケットを思い出した。
昔は洋楽への興味も薄く、お金もあまりなかったため、
買わず仕舞いだったあのCD、「何て名前やったかなぁ・・・?」
どうしても名前は思い出せない。
でも、ジャケットの感じはハッキリと覚えていた。
しばらく探したら、ありましたありました。
懐かしさと自分の記憶に感動する間もなく購入。
喜び勇んで、さっそうと家路につくAiro。


え?聴いた感想?
とーぜん、ハマりましたわな。これが。
その頃ちょうど、AcidJazzに懲りだしていたもんだから、
何かピッタリきてしまって。
何とも奥深いというか、粋というか・・・
その後、全アルバムを購入する始末(^^;)
レコード店に行っては、何か買い忘れているのが無いか、
よく探したもんです。
で、それ以来聴き続けてきたんだけど、
ライブの機会は逃してしまっていたわけ。
でも、チャンスは突然訪れた。
12月1日、水曜日・・・
仕事休みやんっ!!!


12月1日、水曜日。ついにその日はやってきた。
入場するのが遅かったのか、席はステージ横カウンター最後列。
ちょっと見にくいけど、そんなことはどーでもよかった。
ついに目の前で、あの、Incognitoが聴ける。
それだけで充分満足だった・・・
薄暗くなる会場、期待に胸が膨らむ。
拍手と共に彼等は現れた。
その姿を見ただけで、もう足がガクガクだった。
静けさの中から、突然鳴り始めるピアノ・ソロ。
初めから泣きそうになってしまった(:;)
全身が震えた。同時に、身体が喜んでいるのがわかった。


最新アルバム収録曲と過去の名曲が、交互に奏でられる。
もう、じっとしてはいられなかった。
今、自分がどこに居て、何をしているのか、
昨日は、明日は・・・全てを忘れた。
今はただ、自分の目の前でIncognitoが歌い、
彼等のすぐ側に自分が居る。
言葉にはし難い感動に包まれ、我を忘れて踊る、歌う。
1時間半という時間は、流れるように過ぎていった・・・
全ての演奏が終わってから、
予想もしなかったもう一つの出来事があった。
演奏を終えて彼等が退場していく通路の近くに、僕の席はあった。
できるだけ近くで彼等を見ようと席を立ち、手を差し伸べた僕に、
彼等のリーダー、Jean-Paul'Bluey'Maunickが、握手をしてくれたのだ。
あの、憧れのブルーイと握手した・・・
しばらくその場所から動けなかった。
もう、何も思い残すことはない・・・本当にそう思った。




この人が、ブルーイ♪

その日の感動は、しばらく消えることはなかった。
夜も興奮して眠れなかった。しばらく右手も洗えなかった。
今でも思い出すだけでドキドキする・・・
1999年12月1日は、生涯忘れ得ぬ日になるに違いない・・・
彼等は来年も日本に戻ってくると言っていた。
絶対に来年も行ってやる。絶対に。会社休んででも(爆)

1999,Dec. Airo