Airoと彼等との出会いは、4,5年前かなぁ・・・ 当時から、CDをジャケットの雰囲気だけで買ってしまう手法、 いわゆる「ジャケ買い」ってのを好んでやってたんだけど、 (けっこう失敗も多かったけど・・・) ある日、とあるレコード店で、彼等の 「100% and rising」っていうアルバムが目に止まった。 白地のバックに、遠慮がちに3人組の男女。(→コレね♪) おぉっ、何だ、コイツらは・・・と思って手に取ると、 「イ、インコグニト・・・???」 変な名前やなぁ・・・でも妙に気になる。 聴いてみたい、でも当時大学生の始めだったAiroには、 金銭的に余裕などは無く、その時は結局買えず仕舞いだった。 |
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月日は流れて、大学4回生の頃。 この頃になると、Airoは洋楽にもかなり興味が出てきていた。 ある日、いつもの様にCDを選んでいると、 ふと、以前から気になっていたジャケットを思い出した。 昔は洋楽への興味も薄く、お金もあまりなかったため、 買わず仕舞いだったあのCD、「何て名前やったかなぁ・・・?」 どうしても名前は思い出せない。 でも、ジャケットの感じはハッキリと覚えていた。 しばらく探したら、ありましたありました。 懐かしさと自分の記憶に感動する間もなく購入。 喜び勇んで、さっそうと家路につくAiro。 |
え?聴いた感想? とーぜん、ハマりましたわな。これが。 その頃ちょうど、AcidJazzに懲りだしていたもんだから、 何かピッタリきてしまって。 何とも奥深いというか、粋というか・・・ その後、全アルバムを購入する始末(^^;) レコード店に行っては、何か買い忘れているのが無いか、 よく探したもんです。 で、それ以来聴き続けてきたんだけど、 ライブの機会は逃してしまっていたわけ。 でも、チャンスは突然訪れた。 12月1日、水曜日・・・ 仕事休みやんっ!!! |
12月1日、水曜日。ついにその日はやってきた。 入場するのが遅かったのか、席はステージ横カウンター最後列。 ちょっと見にくいけど、そんなことはどーでもよかった。 ついに目の前で、あの、Incognitoが聴ける。 それだけで充分満足だった・・・ 薄暗くなる会場、期待に胸が膨らむ。 拍手と共に彼等は現れた。 その姿を見ただけで、もう足がガクガクだった。 静けさの中から、突然鳴り始めるピアノ・ソロ。 初めから泣きそうになってしまった(:;) 全身が震えた。同時に、身体が喜んでいるのがわかった。 |
最新アルバム収録曲と過去の名曲が、交互に奏でられる。 もう、じっとしてはいられなかった。 今、自分がどこに居て、何をしているのか、 昨日は、明日は・・・全てを忘れた。 今はただ、自分の目の前でIncognitoが歌い、 彼等のすぐ側に自分が居る。 言葉にはし難い感動に包まれ、我を忘れて踊る、歌う。 1時間半という時間は、流れるように過ぎていった・・・ 全ての演奏が終わってから、 予想もしなかったもう一つの出来事があった。 演奏を終えて彼等が退場していく通路の近くに、僕の席はあった。 できるだけ近くで彼等を見ようと席を立ち、手を差し伸べた僕に、 彼等のリーダー、Jean-Paul'Bluey'Maunickが、握手をしてくれたのだ。 あの、憧れのブルーイと握手した・・・ しばらくその場所から動けなかった。 もう、何も思い残すことはない・・・本当にそう思った。 |
![]() ↑この人が、ブルーイ♪ |