『新選組血風録』第5話「海仙寺党全滅」より
(脚本:(c)結束信二氏)

沖田総司
「隠しても顔に書いてありますよ」
斎藤一
「わかるか」
沖田総司
「わかりますよ」
斎藤一
「中倉主膳が殺られた」
沖田総司
「どうせそんなことだろうと思った。すぐ手を打たないところをみると、まずい殺られかたをしたんですね。公用の闘いではないんですね」
斎藤一
「隊士として、いや侍として恥ずかしい殺られかたをした」
沖田総司
「困ったなあ。あの人はあなたが入れた人でしたね」
斎藤一
「仕返しをしなければ、私の恥になる」
沖田総司
「私が手伝いましょう。相手はわかっていますか」
斎藤一
「わかっている」
沖田総司
「じゃあ、すぐ行きましょう。表沙汰にならないうちに相手を倒してしまえば、中倉さんの恥もそそげる。行きましょう」
斎藤一
「そうはいかん。君に手伝ってもうらうわけにはいかん」
沖田総司
「どうしてです」
斎藤一
「どうしてもだ」
沖田総司
「強情だなあ」
斎藤一
「生まれつきだ」
沖田総司
「そうでしょうね」



「隠しても顔に書いてありますよ」という島田さんのお顔が最高にいいお顔です。斎藤と沖田、新選組双璧の剣士たちですが、淡々としながらもお互いを信用している深い友情が感じられて、ああ、いい関係だなあと思います。

『不動堂屯所の大広間』