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ジュニアボランティア教育のトップページに戻ります先生のための「車いす体験」プログラム

03/15/2007

井上好文/TOSS-J.H.Sサークル


先生方のための「車いす体験」のプログラムを紹介します。より多くの先生方に参加していただきやすいように、中学生用のプログラム2時間分の内容を50分間に短縮しました。

●学習プログラム〈50分〉

  • 指導する際の留意点の確認〈10分〉
  • 車いすで学校の周辺に出かける〈20分〉
  • 車いすの移動介助体験  〈20分〉

●準備 …… 車いす(2人に1台程度)

●留意点

  • 車いすの各部の名称、車いすの基本操作法、留意点などは、前もってプリントにしておきます。
  • 車いすは2人に1台程度準備します。地域の福祉協議会にお願いすれば借りることができます。.

●車いすで学校の周辺に出かけよう

実際に子どもたちを指導する際の安全指導のポイントを、最初に確認します。

  • 学校外の体験活動では、複数の教師が協力して指導する。
  • 車いすの乗り降りでは必ずブレーキを使用させる。
  • 道路や歩道の片側を一列で通らせる。
  • 目的地や交代場所だけでなく終わったら何をして待てばよいかを具体的に指示をしておく………

次に実際に2人1組になって、車いすに乗って学校の周辺に出かけてみます。介助者は、危険が伴うとき以外は、介助しないことにします。

目的地には、徒歩で3〜4分の距離をえらびます。それでも、車いすだと往路だけで10分近くかかります。歩道がない道路、車信号のない交差点、横断歩道だけでなく、ゆるやかな上り下りのある歩道や斜路、駐停車中の自動車など、車いすに乗って始めて、困難さを実感することができます。.

●車いすの移動介助体験

出発する時は、「出発してもいいですか」とか「動かしてもいいですか」と声をかけてから、車いすを押すようにします。下半身が不自由な方だと、黙って急に車いすを動かされると転落する危険もあります。

スロープを降りる際の介助の体験もします。

「スロープを降りる場合、次のどちらが〈やさしい介助〉でしょうか。

 A 前向きで降りる。 B 後ろ向きで降りる。      」

子どもたちに指導する際には、このような問いかけをすることによって、〈やさしい介助〉の原理・原則について、関心を高めさせることができます。

先生方に子どもたちになったつもりで、予想して答えてもらいます。「後ろ向きだと、前が見えなくて怖い」「前向きだと、落ちてしまう」……

「1人で介助する場合、前向きに降りると、車いすに乗っている人が前に落ちる危険性があります」「キャスターを上げて前向きに降りるという方法もありますが、不慣れな子どもたちが介助をする場合には、後ろ向きで降りた方が安全です」

「溝を越えるときは、段差の場合と同じようにして越えます。この方法は、電車やエレベーターに乗る際の介助にも役立ちます」

 ボランティア教育について知っていただいたり、関心を持っていただくには、このように実際に体験していただくことが効果的です。

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