リンリン足漕ぎバイク




グリコ作戦!


  今年は、前回のZ650で燃え尽きたので、ちょっと軟派路線にはしり、彼女も連れていくことに、半分バイク、半分スノボという、一粒で2度おいしい。
題して「グリコ作戦」使用車種、通称リトルホンダ、形式名PC50 年式はたぶん20年ぐらい前、こいつは時々気の向いたときに、パタパタと近所をうろつくのに使用していましたが、バッテリーも死んだままなのに、調子がいい。
タイヤは前のが「パーン!」とバーストしたために今回新品を履くが、サイズがないのか注文してもなかなか来なかった。
スパイク、チェーンのたぐいは使用せず、全くのノーマルタイヤ。
エンジンオイルは7.5Wー15。、ノークラッチで、無断変速、0−50KMくらいまで、アクセルのみの操作なので、両足だらーん戦法でアイスバーンもなんとかなるだろう。
そして今回も軽トラキャリー2スト5504WDをサポートカーに使用。 こいつにバイクを乗せて、12月27日に舞鶴港よりフェリーに乗る。

12月29日

小樽到着
初日はいつもの小平THで1泊予定。夕方近くの町営スキーで遊ぶ。

30日

ここからバイクをおろす。 エンジン始動OK!タイヤのグリップはまあまあかな?
今回はアマチュア無線を使い車とバイクで連絡しながら走ることにしたが,なんか、ほんとのラリーみたいでかっこいい!! でも車にアンテナをつけているのにも関わらず、肉眼で相手が見えるのに電波が届かない。
バイク側の電源が6ボルトなので、無線機本体のみのバッテリーが寒さで電圧が上がらないのか、電波も凍っているのか、最後まで、原因がつかめなかった。
サロベツ原野の道を走る。天気曇り
路面はアイスバーン、圧雪、アスファルト、順番に出てくる感じ。
両足だらーん作戦は、有効でアイスバーンも怖くない。モンキーよりも安定している。結果として、バイクの運転にそれほど神経を使わなくてもいいので、寒い感覚が一番に来る。稚内到着夕方。
ホカ弁屋で、白メシ買ってきて、市場で海の幸を買ってきて、ビジネスホテルで宴会。これも北海道の楽しみ。

12月31日

夕方宗谷到着。
テントを張るが、夜、強風で倒壊。
そろそろカウントダウンというとき、もうひとチームのVFの塚ちゃん今回の使用車トゥデイのキーをどこかの雪の中に落としたことに気がつき、真っ青!ご丁寧にドアもロックしたままで外に放り出された状態!ここは日本最北端!それも大晦日紅白歌合戦!JAFなんか呼べるのか?針金でロックを外そうとするが、こいつはなぜか難しい!それに開いたとしてもエンジンがかけられないやんか!直結するか?でもハンドルロックが、、、!どうする?!雪の中を歩いた所全部手探りで探すしかない!そんなの不可能!でもやるしかない!同時に僕は、とりあえずキーがなかったときのために、とりあえず寝られる所は最低確保しようと、後ろの窓のめくら蓋を、外からこじあけて窓を開けようとしてガンガンつぶしていた。
何で俺たちいつもこうなんだ!いつもはスペアキーもってくるはずの几帳面な彼は今回に限りもってこなかったと言う。バス停の周りではカウントダウンが始まり連中が騒いでいる。
最悪の年越し状態!約一時間ぐらいしてトゥデイに同乗のハルちゃんの「あったーの声!!」「えっ!」「ほんまにあった!」信じられないけど、トゥデイのキーを広い駐車場の雪の中からみつけだした。
奇跡にちかい!もしかして神様がいるのかも。
もうとっくに、日付は変わっていた。
車中て仮眠。夜中エンジンをかけているけど水温が全然上がらない。アクセルを踏んで寝るが、そうすれば寝られない。今から思うと、この時ラジエターにガムテープでも貼っていたら良かったかも。
それにしても軽トラのシートは直角状態。そして防寒着を朝から着けっぱなしで、中が蒸れてこれならテントとシュラフの方が快適だ。
「寒いよー早く朝よ来い!」 うつらうつらしていたら明るくなってきた。
外は初詣の車がたくさんやってきた。

元旦

競り市、甘酒、記念品、いただく物は全部いただく。ここでのでの競り市は、ほとんどが値段あってないようなもの、ありがとうございます。
午前出発。
バイクの方が早く、サポートカーをバス停で待つ状態。気温はこっち側がずっと寒い、手元の寒暖計で、マイナス5度前後。しかしエンジンは好調。ブレーキの凍り付きもなし。
両足だらりで淡々と時速20−30キロで進む。
通行量かなり少なく、家もなく、サポートカーもどこか行ってしまい、だんだん自分の世界に入ってくる。
今回のツーリングで1番盛り上がる。真っ白の道のみ「イー感じ!」
夕方頃途中で宗谷組の郵政カブなどに抜かれる。この時間帯から行くと、同じく枝幸YOU泊まりか?途中スピードにのって、アイスバーンに入り転ぶ。
結局こけたのはこの1度のみだった。暗くなって枝幸YOUに到着 枝幸の姉さんが僕らの分ちゃんと食事の人数に入れていてくれたのは、嬉しかった。

1/2出発。

ここからバイクは軽トラに積み込み今回のツーリングは終了、ここからはスノボ!ローカルなスキー場で、たっぷり遊ぶ。

1/3

途中の国道で、気がゆるんでいたのか、信号待ちの車に気ずくのが遅れ、きつめのブレーキ!交差点近くで1回転!幸いどこにも当たらなかった「あー良かった!」この軽トラは4輪古めの山のあまりないスノータイヤを履かしていたけど、この件以外は問題なく走行しました。

1月4日小樽発

1月5日舞鶴着

ちゅーわけで今回の作戦全て終了。実は1番心配だったのは同行させていた彼女で、これで音を上げるかどうか、みていましたが感想を聞くと「おもしろかった」といっていたので安心した。
一昨年オ−ストラリアで出会ったドイツ人のライダーが彼女を連れていて、僕にこっそり「今こいつを試しているんだ」と教えてくれた。
それはいいアイデアだと思っていたのだ。
来年は宗谷岬でよく会う三重のマッチャンが何と宗谷で結婚式を挙げるという。
これはもう来年も決定でしょう。
おわり
おわり





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