つぶやき…




このホームページをつくろうと思ったきっかけなど


始めてこの宗谷の計画を立てたとき、具体的に冬の北海道というものはどんなものなのか,またバイクでの装備、道の情報なんて調べる手がかりが全然なく、全くの想像だけで、準備をしました。
北海道の方には失礼ですが、冬の北海道というのは雪がとにかく数メートル積もり、ほとんどの道も雪で閉ざされているんだと勝手に思い込んでいました。
もちろん本当はそんなことありませんでしたが
実際バイクで行ってみて、それがとても面白い経験だったので、ツーリングレポートにして雑誌に面白半分で投稿したところ、意外にも反響があり、こんな役にも立もたないような経験でも、ある人にとっては、少しは資料の様な物になるのかなと、漠然と思いました。
以前から、僕のしたこと含めて、こういうしょーもないことの記録を集め一冊の本にできればいいなと以前から思っていたこともあり、
丁度インターネット、ホームページというのはこういうことを実現するのに、最適な道具だと思い、今までさけていたパソコンを始めました。陰にはこのツーリングレポートにたびたび登場している、大塚君というパソコン大先生の指導もあり、なんとか自分のホームページがここに完成したわけです。
バイク雑誌Mr,Bikeに投稿したリンクに関しては、雑誌の文そのままを完全コピーしましたので、今となっては、少し感想が違うこともありますが、(例えば大塚VFの数は、今5台に増えている)当時のこととしてご理解下さい。
今回のホームぺージには人のアホ記録まで載せる余裕(知識のほう)がなく、僕個人のみの記録になりましたが、将来的には人のくだらない記録まで登録できるようにしたいとおもっています。

 

さてこれからの正月は…


いまさらやめるきっかけもなく…。
毎年行きたい理由は変化していますが「これからもずっと続けるぞ!」という強い意気込みは最初からもこれからもありません。
挑戦2回目にモンキーで成功したたときにはもうこれで終わりだと思い、次は海外だと、オーストラリアに行き、バイクを手に入れ、気温40度を越えるあまりの暑さの中、日本人ライダーに、苦し紛れについ正月最北端のつらさをつい、おおげさに話してしまったことで、再び話にに火がつきこっちもまたそれに乗ってしまい、
再度、次の年にオーストラリアの仲間と参加したり、またその後、結婚式があったりしたり、おもしろいことがつながっていました。
最初、宗谷を目指そうと思ったとき、まあこんな事考えているのは日本広しといえど、ほかにいても2ー3人位のもんだろう、と思っていました。
ところが行ってみてびっくり、2人どころかその10倍の人数がいるではありませんか!それが特別な年ではなく、毎年そんなもんで、よく考えるとこれはすごく面白い!
ということは、僕と同じ頭の回路の人がここに来ている訳か!?

その中の、最北端の常連のモトラで来ていた、モトラさんという人は、「いやーほんと来るつもりなかったんだけど、こいつ(モトラ)のエンジンが何故かかかっちゃうんだよねー」と毎年笑ってた。
その時は、ただ笑っていたのですが今になると、今はなんとなくその気持ちが分かるよう。
その人もある年から来なくなった。たぶんモトラのエンジンがかからなかったんだろうと思う。
それまで知らなかったのだけど、寒冷地ではアイシングという現象があり、「特にバイクなんかはキャブレターが必要以上冷えないように工夫しないとだめだよ、」と、ときどき言われた。
でもそんなことしなくても、今までぜんぜん関係なかった。
僕の経験はたまたまだったのかもしれないけど、これもまた事実でした。
寒さのピークは2月頃で、そのころならまた条件も変わっていたのかも。
アイシングの起こる条件としては、湿気の多い時期で、比較的乾燥している北海道ではそれほど気にしなくてもいいのでは思います。 そしてその最北端に集まる年越しの顔ぶれはというと、だいたいですが、毎年バイカーが15ー25人、車5台前後、徒歩、チャリ2ー3人、その中で去年も来てたなーと言う顔は、3ー4人、だいたいがみんな1回限り、僕らのように毎年ここという人はあまりなく、また、普通そんなもんやろな。
話に聞くと最東端のノッサップ岬の方はもっと人も規模も大きいと聞きました。
僕が宗谷にこだわっているのは、「去年のあいつが来てないで」と言われるのが嫌なのと、やはり地図上日本のてっぺんにいるのが気持ちいい。
「煙とアホは何とやら」とよくいわれるけど。

最近のぼくの気持ちはもうバイクで完全走破するという目的でもなく、初日の出にこだわってるようでもありますが、ほんとは、初日の出そのものではなく、そのときどこに、何で来ているかに凝っているんだと思います。(実際最北端ではまともに初日の出を拝めたことは天候の関係で、ほとんどありませんが別に何とも思わないし…)それよりも気になるのが、もともと好きでしたが、町中を走っている特装車、特殊車両、変わった乗り物、「これ北海道で便利で使えそうやな」と年中考えてます。パワーゲート付きの車、Wキャブのやつ、農耕用のバイク ATC デリバリーバン4WD キャンピングカー

こういう好きなことやらせてもらう代わりに、やはりそれなりのリスクはつきもので、こういう事するために、仕事の休みは少なくとも、正月休みは10日から15日は最低必要。で、そうなるとどうしてもなかなか一般の会社では迷惑がかかるし、20代はずっとフリーターをしていました。今はそういう訳にも行きませんが、そういうことに融通の利く学校という職場で臨時職の勤めをしています。
今まで平成10年の正月をいれてここ10年の間に2回、家で過ごしたけど、テレビはほんまにおもろーなかった!ほんまに!外の方がよっぽど面白い
1998 2月

 おわり



2001年を迎えて、、、追加

この感動の、ツーリングレポートは成功した2回目の時点で終わっています。
普通のバイクで行けると言うことが解った、その後のツーリングは全部シャレでやっています。
達成した喜びは、その時が頂点でしたので、それ以降はどうしてその喜びを続けていこうか? となると、あとは乗り物を替えて、「初めて」の状況を自分で演出していくことです。
そうして今までダラダラとやってきました。
3回目のツーリングで、スパイクタイヤをはめれば、どんなバイクでも行けることを確信しました。
最北端に集まる殆どのバイクが、今はスパイクタイヤです。
スパイクタイヤの楽しみは、普通にアイスバーンの上でも走行できることです。
スパイクタイヤで走れば、簡単に走れることはわかっているのに、わざわざ変な乗り物で、 時にはノーマルタイヤで走る僕は、邪道です。
この最北端の道中の醍醐味は、前例のない道を切り開いて、突 き進む快感。
以後3回目となるにつれ、だんだんと、効率、快楽、化していくツーリングに自問自答
「楽をしたいために、走っているのではない」「ではなんのために?」 バカの世界は、 順列や、数字に置き換えられたり、他人とも比べられない自分だけの世界。
最初HP立ち上げ当初は、チェレンジャー達にマニュアルとして読んでもらうことも、目的の一つではあったのですが、 回を重ねるうちに、考えが変わっていきました。
日頃の常識とは繋げたくないバカは、人の道となるマニュアルなどを作ってはいけません。

そして最北端へは、一回キリが一番いいと思う。
感動だけで終わる。
2回以降行くやつは、真の「バカ」
得るモノ無し、
バカは、行かなきゃわからない。

再 見!



もとへもどります。