通勤スペシャル


2009 夏 色々な手段で通勤してみました。




「通勤」なんとサラリーマン的な響きでしょう。

受け身、というか、仕方ない時間というか、そんな消極的イメージを自分より壊していこうではありませんか!
今年の夏はすこしアブノーマルな通勤を考えてみました。 私の場合、距離7キロの中、信号は1つ。自家用車にして10分ぐらいで、環境としては悪くないと思っていますが、それでも
車ならばラジオかテレビのニュースなど、寝ぼけ頭に思考力ゼロというような、無気力な状態です。
日常の中で一番退屈な時間、それが通勤ならば、これをエキサイティングな通勤にしてみるとどうなるか?
午前中休みを取って、午後からの仕事に設定して実行しました。

今週は、通勤スペシャル週間

月曜日

トップバッターはスズキのレジャーバイク LT80 公道仕様
ヘッドライトが付いていないのは、クラッシュして壊れたため、外しています。デュアルライトでかっこ良かったんだけれど、、。
ま、残業はせずに暗くなる前に帰るぞ。

とりあえず、置き場から出発
最高速は30キロぐらいかな、一応農耕ナンバーなので、あまりスピード出せません。出しても恐いし、農耕車の法定速度は15キロ以下だとおもう。
アスファルト上ではハンドルが不安定で、実際はオフロードの方がスピード出ます。
踏切で停止中など、通行中の方、あまり見ないで。ちょっと恥ずかしいのです。

久々にアクセル開けて走るので、煙がわんさか出る。
ここは堤防の土手ですが、舗装してあります。
明日はこの下を下れるかなー?ちょっと水が多いなー
橋の上から水位をチェック

集落を低速で抜けます。
そろそろゴールです。
遅刻無し、24分で到着。車の倍ですね。

トータル 公道2割、川の土手7割、あぜ道1割、

公道は避けて農道を選びます。
細かな道を走るので、ちょっと疲れますね。
しかし、面白さも倍、
そんでもって気疲れは3倍。
こんな訳で、月曜日はサクサク終了。



火曜日はカヤック

一般的にはカヌーと言いますね。
この区間の川下りは、地元の川という事で、特に心配はありません。
今回は川下り通勤者となる訳ですが、こいつは自然が相手だけに、いつでも可能と言う訳にはいきません。
渇水期の夏場は、川幅が狭くなり、アユ釣りの人も出てくるし、浅瀬も多くなり船の底が着き、引っ張っる場所も出てきます。
通勤者としては、そんな時間が読めない通勤は避けたいところです。
タイミングよく、この週末2日間、大雨洪水警報が出て川は増水、かなり流れは速くなっています。
その二日後の今日、火曜日はいつもの高さより70センチほど水位がある状態で。
水の色は黄色、かなり風景は変わっています。 明日が、ベストだと思いましたが、諸事情で、本日火曜にします。
ほんとならこんな水の多い日は川下りしませんが、何事も経験です。

出発地点は、家の横からという訳には行きません。家から一番近くの橋のたもとにある公園で船を下ろし、そのままトランポを置いておきます。
出勤時の荷物は、濡れると困るので、防水カバーに携帯電話と、デジカメ入れただけです。
これに前は無線機入れていたのですが、時代が変わりましたねー
さて入水

始めると、いっぺんに水辺の風景、鳥や蝉の鳴き声、水の流れる音、道も見えません。自然の世界です。

瀬の付近では流れが速くなり、まるでジェットコースターのよう、
通勤者という事忘れて、「ひゅーっ」と声が出ます。

いいですねー、水しぶきが気持ちいいです。 増水した川を見て、逆に浅瀬がなくなり、岩も隠れ、障害物がなくなり逆に下りやすいのかな?と思う事もありましたが、下って初めて分りました。

沈没時に寄せる時の岸がことごとく無くなっているということ。
今回暑いからと言って、喜んで沈む訳にはいきません。そのままどこまでも流されそうです。
水の流れは、早歩きぐらいのスピードです。
勢いに任せて、どんどん漕ぎ進めば、かなりの早いペースで進めます。
そんな調子で進むと、気持ちが付いて行けません。
川の形によって、増水時にでも流れ込みの緩やかな部分があります。

時々はそこに入って、気持ちを整えます。
その先にあるのが今回の難関の 岩場があるのです。
増水しているので、遠くからでも瀬の音が「ゴォー」と地鳴りのように聞こえます。
ちょっと恐くなります。
その通過ポイントは事前に橋の上からチェックしました。
低い船からの水面からのみ見てるとその変化が分りにくく、流れに任せたままだと、もう後戻りできないという様な事もあります。
船から落ちれば、目線はもっと下がり、ほぼ周りの状況は見えなくなります。

画像は少し焦ったのでブレてしまいました、

できるだけ、その日の川のコンディションを俯瞰で目にしておくのは、当然と言えば当然です。
気合い入れて挑んだのですが、水も殆ど入らずにきれいに抜ける事ができました。

橋の裏側。「いやーん エッチ!」
しばらくすると流れも緩やかになり、仕事場の緑色の屋根が見えてきました。

ゴールの護岸は丁度澱みとなったなった部分に入るので、静かに進入して 足場の悪いテトラポットから上陸です。そのすぐ先が車置き場です。
服は濡れてしまいました、だれも船で来たとは思わないでしょう。

車置き場に、カヤックを停めて、終了。

でもだれか、つっこんで。
遅刻なし、時間は55分かかりました。
爽快感120%
今から仕事度 ゼロ

今回の川通勤に関しては、前日、当日の、下調べてけっこう時間使いました。通勤時間以上(笑)
それと、帰りは人の車に乗せてもらって帰ったので、これは通勤と言えるかどうか、、、?
撮影 協力 陸上サポーター英さん カヤック所有者 高田さん



さて、今週仕事の関係で、スペシャルウイークは3日間のみ、今日で最終日です。

今回は普通に自転車です。

普通と言うか、ガレージでほぼ放置車両となっている、MTBです。 15年ぐらい前?もっとか?アウトドア屋さんのレンタルマウンテンバイクの払い下げを数台まとめて買ってきた物です。 当時流行ましたねえ、アウトドアブームでした。 タイヤぐらい換えてもいいぐらいのボロです。 昨日下った川を見ながら今日は橋の上からみて見る。
川を橋が横切る。「クロスロード」チャラッチャチャチャーン!!自転車だと鼻歌も出ます。

高い土手から道行く車を見ていました、その道に沿ってJRも走っています。
クーラーの効いた車内では、学生や、カッターシャツの大人が涼しそうに乗っています。
いろんな車が走って行きます。商用車に軽、ポルシェもいましたが、こんな制限50キロの道じゃどの車でも同じだな。(多分)
自転車は、スピードが出ない分、視界が180度以上見渡せます。育っている稲の穂に実が付いている事に気がつきました。
車なら、色と高さぐらいしか分りませんから。
それにこんなすてきな建物の前にすぐ止まれる。(元農協です) かかった時間 24分、バギーと同じでした。
車の3倍はかからんなあ。
自転車もえーもんだ。
3台乗り比べて出た答えは、自転車が一番、普通という事がわかりました!



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