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[米Rambus社と日立の特許係争、日立側が反訴]


 米Rambus Inc.が日立製作所を特許侵害で提訴していた件に関して、日立と米Hitachi Semiconductor (America) Inc.は2000年3月24日に米国の連邦反トラスト法に基づいた反訴を提起した。Rambus社は同年1月18日に、日立が製造するシンクロナスDRAMやDDRモード付きメモリ、これらメモリ用のインタフェースを備えたマイクロプロセサ(SH-2,SH-3,SH-4,SH-5)などが特許を侵害しているとして、製品の製造,販売,使用の停止と米国への輸入差し止めを求めていた。さらに同年3月23日には、侵害対象としているLSIを使うセガ・エンタープライゼスのゲーム機「ドリームキャスト」などの輸入および米国での販売差し止めをITC(International Trade Commission:米国国際貿易委員会)に要求していた。

 日立側は今回反訴を起こした根拠を以下のように説明している。「Rambus社は1990年4月に高速メモリに関する特許の出願していたにも関わらず、この事実を隠してその後の高速メモリに関するJEDEC(Joint Electron Device Engineering Council Solid State Technology Association)の規格作成作業に参加していた。この場合、特許の情報公開が原則であり、Rambus社はこれを破った」というものである。この行為を「反競争的行為」と位置づけ、反訴の根拠にしているようだ。日立はRambus社の特許の無効を請求すると同時に、提訴によって営業活動に支障を生じたとして損害賠償も請求する考えである。

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