ソニー・コンピュータエンタテインメント（ＳＣＥ）はプレイステーション2を今秋米国で投入する際、通信アダプターやハードディスク装置（ＨＤＤ）などインターネット接続機能を事前に装備して出荷する。同社の関係者が明らかにした。5月12日から4日間の日程で、米国ロサンゼルスで開催されるゲーム関連展示会「Ｅ3」で発表するもよう。

　日本ではプレステ2は3月4日に発売されたが、ネット接続機能は2001年に別売する予定で、ゲームソフトをネット配信できるような高速・大容量インターネットサービスの普及を待つ格好だ。

　一方、米国はケーブルテレビ回線などを利用した高速・大容量インターネットの普及で先行しており、対抗するセガ・エンタープライゼスのゲーム機「ドリームキャスト」が通信機能を事前搭載しているため、プレステ２も発売当初から同機能を装備した方が得策と判断したようだ。

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