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夏の北海道は実に15年くらいぶり、
バイクはこれで一回転するだろう、z650
こいつも、かれこれ15年ほどのつきあい、
前のようにツーリングが楽しめるかな?ちょっと不安も。
それでは、行ってきまーす
8月18日
出航1時間前まで、ドタバタした、キャンプツーリングが久々で、何がいるのかさっぱり忘れている上に、
道具はカビだらけ、時間がないので片っ端から入れていく、今回新しく買った物は、ランタンのマントルとホワイトガソリンのみ、基本は現地調達、と言い分けを少々、、。
カビがだらけの荷物のままくくりつける、そのうち綺麗になるだろう。
用意が本当に出来るのか自信がなかったために、船の予約はしていない。
夜でも京都は暑く半袖半ズボンのままバイクで22時30分頃、舞鶴港へ。
埠頭にはさぞかしバイクが溢れているだろうと思ったが、数台のみ、肩すかしを食らうが、もう乗船は始まっているので、手続きして船に入った。
船内には「ここはバイク屋さんか!」と言うぐらいの数がバイクが先に入っていた。
バイク組は、既に車よりも先に入れてもらっていたのだ。
2等船室は、定員90パーセントぐらいの混みよう。
シーズンオフしか知らない私、少々うんざり。
船内生活36時間、太陽の昇っている間はほとんど甲板に出て、本を読んで過ごした。
快晴で海は穏やか、ビール飲みながら、とても気持ち良かった。
今回、たくさんの本を読もうと、知り合いや、図書館にまで本を借りだし、10冊ほどの本を荷物と一緒に入れたが、この半数が図書館のハードカバー付の物で、重いしかさばる、高さ30センチ重さ1キロはあるだろうか。船室の隣の隣の人は、僕が知っている限り、寝ている時間以外すべて、ロジックをして過ごしていた人がいた、、、、すごい。
2日目の夜には、本半分ほど読んでしまった、邪魔なので送り返そうかと思ったが、それもめんどくさい。
船室の消灯後、寝返りいびきの常習者の私、周りの人達に迷惑をかけたかも。
20日早朝、小樽港に入港。
ジャムパンを食いながら、きりりと引き締まった空気の中、小樽港からのきれいな朝焼けを見る。
出発にふさわしい朝だ。
とりあえず、少し南下して、長万部に行こうと思っている。
どうしても気になる、建物があったのだ。
15年前の5月
バイクでの北海道、目に入る物珍しく、写真を片っ端から撮っていました。
長万部まで来たとき、古い味のある建物を見つけました。
「長万部劇場」古い映画館でした、「すごいな」と思ったのですが、写真を撮るにはどうかな?
近くまでいくと、犬が吠える。
その場はそれで、なんとなくシャッターを押すことなく、そのまま旅を続けました。
それから、旅が終わっても、なぜかあの建物を忘れることが出来ず、今となっては撮っておけば何事もなかったのですが、どんな建物か忘れたのに、建物のイメージばかり膨らみ、想いは撮らなかった後悔のみ。
今回そんな後悔はしない誓いを立てる。天才アラーキーの様に、ためらいなくシャッターを押しまくろう!と首からは、コニカ現場監督をぶら下げて走らせつつ、ザックには予備のフィルムたくさん。
朝日のようやく出かかった5号線を国道を走りだす。
行き先は、長万部劇場。
10分ほど走るが、太陽も出ているのに、どうもこうも寒いやんか、服3枚も着ているのに、、、。
ついには我慢できなくなり、近くの海水浴場のベンチで少し横になる。
少し太陽熱で体を温めよう、僕ヘビ年、変温動物なの。
朝の通勤時間頃目が覚め、体も暖まり再出発、快晴、再び国道に乗る。
広い道、緩やかな勾配 牧場、羊蹄山が青空にくっきり、そんな景色の中でだんだん気持ちが盛り上がってくる。
15年前、二十歳過ぎの時、仕事辞め住むところも整理して、北海道に上がって来ていました。 その時もこのザッパーでした。
当時は盗まれたZ400FXの乗り換えでしたが、きっかけはその北海道行くために手に入れたのです。それがまさかこんなに長いつき合いになるとは、、、。
ヘルメットも当時もまま、思い切っ買い換えることが出来ないので、ぼろぼろ。
Zの走行も99500キロ今回のツーリングで一回転するだろう、、あちこちガタがきている、今回のツーリングで、こいつとのお別れのきっかけにしようかなと言う気持ちもあり、国道をのんびりしたスピードで走らせる。
今回のツーリングは、しなければならないことは、何もない。
無理して走らせることもない、好き勝手に、道をぶらつく。
長万部に着く、海沿いの町、駅前の一本が主な商店街、海側に町中を迂回する新しいバイパスが付いていた。
記憶を頼りに、旧道を往復するが、あの建物がない。
この町ではなかったのかな、念のために道を掃除しているおばさんに聞いてみる。
「この正面がそうだったけど、もう去年につぶしてしまったよ」あまりにもあっけないので、他の人にも聞いてみる、「あぁもうないね」それ以上のことはわからない。
それ以上もこれ以下も、空き地になった、これが全てだ。
景色も一期一会、撮らなかった後悔はもうこれでおしまいにしたい。
さあこれからどうする?西か東か、根室の方には行ったことがない、東に行こう、
近くに洞爺湖がある、 そこに走らせる、火山でニュースになっていた所だ。
見た目は、もう火山の影響などないようで、穏やかな観光地であった。
湖の端っこで、昼飯タイム、湯を沸かす。
僕の使ってるコンロは、ホエーブス725、知っている人はコブスという、燃料はガソリン。
これは使って10年はなる、一度腹いせに、ツーリング先で草むらに捨てた物の、やっぱり思い直し
半年後、拾って来てこれがまた買える以上お金をつぎ込み、直した物。
買った時ですら、1世代前の物だったけれど、何年も前に生産中止になり、こんなの使っている人もうあんまりいないだろうなあ。ちなみにガスコンロと比べて見ると、、、。
良いところは、火力が強い、ちょっとした中華鍋ならいける。燃料はバイクのガソリンでも使えるので、燃料の心配はいらない。
構造がシンプルで、あまり壊れない(と思う)我慢すべき所は、使える炎になるまで時間がかかる。細かい火力調整は、不向き、、、今では簡単なガスコンロも持っているのだけれど、そんな時間に追われるツーリングでもないので、あえてこの全ての作業を楽しんでしまおうと、最近使っていない、こいつをあえて持ってきた。
実はこうでもしないと、基本はせっかちの私、いつもせかせかしているので、
コーヒー飲むのにも、わざと時間をかけようということなのです。
キャンプ場では、ランタン、コンロと共に、ガスが主流なようですが、使いきったガス缶、
穴の開けてないまま捨てられることが多いですが、せめて無料キャンプの場所ぐらい最低限のことはしたいと思う、でないとキャンプ場にまた目障りな看板が一つ増えてしまうことになる。
腹も脹れ、芝生の上で昼寝。
そんな横を、アメリカンのバイクが、ドカドカ通り過ぎていく。
装備ばっちりのツーリングライダーもだけど、半キャップのアメリカンや、ストリート系の
TWなども結構な数、見た。
オワンヘル、に細いグラサンと、雨や虫など、お節介かも知れないが、大丈夫か?
昼からは一路支笏湖へ、こちらの湖はホテルの並ぶ観光地とは一転、静かな湖。
前回ここではキャンプした所、夜は少し怖かった。
今回カヌーをやっている場所が出来ていたので、貸してくれと頼むが、断られる。
スクールのみだとか、、、。そんな調子じゃビールなんてどうせ飲みながらできないだろうなあ。
夕方近くになり、そろそろ場所の確保を、、、。
それに、長袖の下着を買わなくては、、、。
近くの苫小牧まで、足を延ばす。大きな店で長シャツ2枚購入 あとバイクの管ヒューズなど、、
苫小牧は、工業地帯だからか雑然とした感じ、適当な場所がないが、
埠頭の奥まったところに、小さな公園を見つけた。
そこでヒッピーっぽい兄ちゃんがテントを張っている。バイクは、いい味のオフロード改チョッパー
今夜はここにする。
兄ちゃんは明日の船で帰るために、今晩最後の北海道という事、僕は初日、いい組み合わせだ。
そんな具合なので、置きみやげのガイド付の雑誌をいただく。
よかった、今持っている地図は1988年製、まだこれには未開通区間や幽霊線路がたくさんあるが。こんなこと自慢にならない。
初日のうれしさか、ビールをいつもの2倍飲んだら、すぐに眠くなってきた。
つづく
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