1 報告事項
日 時:平成12年2月26日〜27日
場 所:八鹿町_但馬長寿の郷
参加者:2日間(泊)参加 今井、植木、維田、藤原、永井、山下、鈴村、山崎寛、伊藤陽子
泊なし 本庄 夜のみ 山崎春人、村橋
1日参加 太田、一樹 敬称略
内 容:(1)ドラム缶を使った炭焼き
(2)夜の懇親会_今後のインストラクター会の方向について
A活動の方向について
というようなところでした。
27日のお昼時間に一樹さんが見えられ勤務先の三木ホースランドでの行事に森林インストラクターが関わっていける
機会があるので、今後、ひとつのフィールドとしても活用できるとの提案をしていただきました。
左の写真はその時の様子です。(県立長寿の郷 ふるさと庵の囲炉裏を囲んで)
(1)ドラム缶を使った炭焼きについて
当日は但馬長寿の郷で3月11日に計画されている炭焼き講座のボランティアスタッフ講習を兼ねて行ない
ました。(スタッフ15名)
ドラム缶窯は左図のような縦型と横型の2種類の窯で焼きました。
通常ならば3時間程度口火だきをすれば自然燃焼(炭化)が始まりますが、時期的に土も湿り冷えており、
周りは雪に覆われているという条件下でしたので、半日(6〜8時間)焚き火(熱の供給)をしていました。
縦型は夕方6時には焚き口を絞り、後は順調に炭化が進んでいきました。
横型はいつまでたっても窯の中の温度が上がっていきませんでした。結局一つは半分が未炭化、もう一つ
は完全にはできませんでしたがまあまあでした。
まともにできたのは横型の窯でした。(少し焼けすぎなところもありましたが・・・)
消火のタイミングは煙突の煙が消えた(熱気が上がった)時で、きな臭い(酸っぱいような、不完全燃焼
のような)においが残っているうちは未炭化部分があると考えたほうが良いでしょう。
煙が消えてからもたもたして消火をしないでいると灰になる部分が増え収炭率が下がります。
早く煙が消えるのは良く燃えているとも考えられますので収炭率は良くないと思います。
空気穴を絞ってじっくりと炭化させるのがコツですが、窯の温度が下がって立ち消えになることも考えら
れますし、1泊2日のプログラムでは多少収炭率が減っても予定の時間には炭化完了に持っていかなくてはな
らないところが苦しいところです。
縦型は結局燃焼むらが出たためか、二日目の夕方になっても煙が消えず、やむなく6時前には消火し、翌日
出しましたが、予想通りでした。
(2)今後のインストラクター会の方向について
夜の懇親会の席で相談しようという計画でしたが、いろいろな話で花が咲き、本題について時間をかけた
議論はできませんでしたが、問題点と基本的な方向性について話ができました。
左の写真は、その時の集合写真です。
@問題点
森林インストラクターの資格が将来(農林水産大臣認定がなくなる)裏づけのないものになることについて
全国森林インストラクター会では具体的な動きがなく、近畿の会レベルで何か位置付けを作っていける
活動をしていく必要がある。併せて全国の会も維持していかなくてはならない。
という意識を持っておかなければならない。(全国への入会はしてほしい)
兵庫県でひょうご森のインストラクター会が別に行政サイドで作られている。
同じような会組織ができ、県の森林関係行事にはこちらの会が優先的に要請がかかることが予想される。
(森林インストラクターも最寄の農林事務所林業経営課(林業課)で申し込めば、枠が空いておれば講習
なしで認定される)
ひょうご森林インストラクター会の運営について
基本的には県下のインストラクターに対する連絡機関として運営する。
現在、正規な入会手続きを行なった会員制による運営をしておらず、一部の人から年会費を徴収しつ
つ郵送代等に充てているので、将来的には入会意思表示をした会員に対してのみ連絡をしていく方向も考え
ていかなくてはいけないのではないか?
インストラクターの事業の受け方については、個人で受けられる場合は謝金等について
個人に任せるが、会で受けた場合は基本的にボランティアとして、謝金を得た場合は旅費程度を参加
者に配分し残りは会費に入れる。というような考え方でよいのでは?
と、いうようなところでした。
個人的活動をするにしても、会としての活動をするにしても世間の知名度が低い状況であるので、まず
兵庫県に森林を中心とした野外活動、森林林業、自然学習の指導をしてくれる組織があり人材があるという
ことをPRしていく必要がある。
市町公民館、PTA等に会の存在についてのPRをしていく。
そのために会の自主企画の計画もしていこう!
2 その他
そして近々そこでのイベントがあり(植樹)その指導にインストラクター会の方に要請がありました。
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