鮎の調理方法は、塩焼き・瀬越し・昆布巻き・鮎めしと数多くあります。
当地方の一部地域に古くから伝わる鮎ずしは、お寿司やさんで初夏に出される握りの鮨のことではなく、なれずしのことす。
7月から8月にとったものを、半年以上ご飯につけ発酵させた保存食である。琵琶湖の鮒ずしは有名ですが、手法としては同じようなものです。 発酵臭の独特の風味が好き嫌いに、分かれるところですが、好きな人にはたまらなく、初めての人には人の食べ物と思わないでしょう(^^;)
魚自体のもつ味によって、出来上がったときの触感と風味がかわります。 また鮎ずしでも作る人によって、塩加減・重石加減で出来に差がつきます。これは年期と経験で、身についていくものでなかなか思うようには、出来ないのが鮎ずしでしょう。
あられの降る12月頃、冷えた体を熱燗で一杯、漬け込んだ鮎ずしで、もう一杯と最高の肴となることでしょう。
以前テレビで拝見しましたが保存食ですので、いろんな地方で希に作っておられるようです。またハタハタ、アジと使う魚もまちまちのようです。
見よう見まねで、今年初めて私が漬けて見ました。お正月には、加減を見ようと思っておりますので、そのときには、出来上がり画像を載せる予定です。興味のあるお酒好きの方は、ご一報下さい。