今回の駄文は「仮想戦記?? 買っちゃったよ」です。
学習研究社、歴史群像新書、鷹見一幸著「大日本帝国第七艦隊」を買ってしまって・・・な話です。
ハッキリ言って、私、軍事関係、興味無かったです。が、好きな作者さんだったので「きっと読んでも理解出来ないだろうなぁ」と思いつつ、1巻を購入。
話の内容は「新型戦艦撃沈を無かったことにするために、ごまかしで編成された輸送船団護衛の第31戦隊(老朽艦寄せ集め)が、なんやかんやあって第七艦隊に昇格。アメリカと戦って・・・」って話。
「今使ってる艦船や飛行機とかは配備してやらないよー」と上層部に言われてしまった第七艦隊は、日本のあっちこっちから、古ーい飛行機やら、制式採用される前の武器やらをかき集めてくるんですよね。で、こう言われます。
「第七艦隊が通った後はぺんぺん草『だけ』生えない」

さて、読んでるときは全然わかんなかったんですけど、この話「真珠湾攻撃」も「ミッドウェー海戦」などなども、出てきません。まるっきり史実と異なる仮想戦記ってものらしいです。

でも、えへっ、いきなり用語がわからない・・・。
「公試」
はぁ〜、ナンデスカコレハ?
 えーっと、公開試運転??(公開しちゃダメだろっ!) 公海試運転??(全然違うって)
「艤装(ぎそう)」
わかんないよぅ、辞書、辞書! はぁ、なるほど。
「公試中の新型戦艦が潜水艦の雷撃を受けて沈没」
あのー、私、戦艦の名前といったら「大和」ぐらいしか思いつかないんですけど(汗)
最初に沈没した戦艦は、勝手に「大和」だと思って読みすすめてみたり。
えーっと「駆逐艦」「巡洋艦」って言われても、何する船かピンとこないし。
「水雷戦隊」って何さー! などなど。
飛行機もいろいろあるんですね、私、戦争中の飛行機って言うと「B−29」と「零戦」ぐらいしか思いつきませんでした。
それなのに、「艦爆」「艦攻」「艦戦」「水偵」「零観」(はぁ??)
どの飛行機が、どんな風に使われるか、第3巻ぐらいでやっとわかりましたよ(トホホ)
この作品には出てこないですが、私「零戦」「零戦」って名前だと思っていたんですよ。そしたら、名前が略してあったんですね、はぅ〜(式艦上闘機)
それから「飛行機のフロートの有無」って言われても、どんな飛行機なのかさっぱり映像が浮かんでこないし。
なんで、フロートの有無で空母がいるかいないか、判るの?? とか。

でも、1・2巻読んで面白かったんで、知人に「今こんなの読んでて、面白いんだー」みたいな話してたら、そーいう戦記物とか好きだったらしくて、貸してあげました。で、わからなかったトコとか、この人は実在の人だよ、などなどいろいろ教えてもらえてラッキー! 良かった、詳しい人が近くにいて(笑)
で、結局全3巻揃えちゃった(苦笑)

登場人物が皆さん個性的! それぞれいろんなエピソードがあって。(でも、ネタバレしそうだから書けない・・・)
この小説には「イイ性格(よい性格にあらず)」な人がたくさん出てきます。
「切れすぎて持つ手も切れると言われる竹中中佐(第七艦隊参謀長)」「チラシの裏に計画立案を書く黒田少佐(対潜作戦担当参謀)」「3人の参謀の中では一番良い性格(イイではなくて)だなぁの菅原少佐(航空参謀)」「ワイン好きな鳥羽司令長官」も渋すぎ、第七艦隊司令部はみんなお気に入りです。
他にもね、いろんな人が出てきて、コミカルな部分とか泣ける部分とかもあって、割とサクサク読めるし、お薦めです。
鷹見一幸さんのファンなら知識無くても、買って大丈夫!


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