ナ          
なぁ名・名前
なあ
なあなあ
ねえ
ねえねえ
「なあ きょうは 何曜日 やった?」
「なあなあ この問題 教えてえや。」
なあんもなにも※「なんも」参照
〜しないな〜をやりなさいよ【シ】行 参照
ないない ※形容詞の強調に
 使う。
「この ぼたもち いっぺん たべてみなん。
                  おいしいないない。」
 (この おはぎ 一度食べてごらん。
               ものすごく おいしいよ。)
                    【類】「なんない」
ないないする しまう
  (幼児に使う)
「もうじき まんまやで ないないしとこか。」
(もうすぐ ごはんだから しまっておこうか。」
ないなるなくなる「ぼくの サイフ ないなった。」【類】「のうなる」
なおす しまう・かたづける
修理する・直す
治す

ながいこと長い間 「長いこと 会わへんだけど 何しとったん。」
(長い間 会わなかったけど 何してたの。)
なかようなかよく 「けんかせんと,なかようしなよ。」
   (けんかしないで,仲良くしなさいよ。)
なしたなんて「この子は なした よいこや。」
なしたぁなんと・・・・・ 「えっ あの人 死んじゃったん。なしたぁ・・」
        (なくなったの?なんてこと・・・)
なしたこっちゃなんということだ「試合で 優勝したん?なしたこっちゃ。」
なすびなす
なぜるなでる
〜なっと〜でも 「はら へったんこ。あんパンなっと くとれや。」
(はらがへったのか。あんパンでも 食べていろよ。)
なっぱ はくさいなどの
      葉野菜

なつべる しまう
かたづける
「つくえの上に あるもん 引き出しに なつべなよ。」
                   (しまいなさいよ。)
                【参】「まとべる」
ならんならない 「ぼくは 図書委員には ならんで。」
 (ぼくは 図書委員には ならないよ。)
なられへんなれない 「さぼっとったら 選手に なられへんで。」
 (さぼっていたら 選手に なれないよ。)
なれんなれない 「ちゃんと べんきょうせんと 6年生に なれんで。」
 (ちゃんと勉強しないと 6年生に なれないよ。)
〜なん〜なの? 「これ なんなん。」(これ 何なの?)
「どうなん。えらいん。」(どうしたの?気分悪いの?)
〜なん 〜しないと
     いけない
「はよう テレビ 消しなん。宿題 せんなんで。
 (早く テレビを消しなさい。
               宿題をしないといけないよ。)
「はようおきなん。会社 いかんなんで。
 (早く起きなさい。会社へ行かないといけないよ。)
〜なん〜しなさい ※上の「〜なん」の例文の前半も 「〜しなさい」の
 「なん」です。
「ごはん でけたで。はよう たべなん。」
    (ごはんが できたよ。早く 食べなさい。)
「シ行」にも「〜しなん」として紹介
なんか何か 「なあなあ。なんか においせえへん?」
      (ねえねえ。何か 変な においしない?)
なんか することないん。ひまやわ。」
      (なにか することがない?ひまだよ。)
なんじぇい
なんじぇえ
なんだよなんじぇい。もんくあるんこ。
               あるんやったら ゆうてみいや。」
 (なんだよ。もんくがあるのか?
                あるんだったら 言ってみろよ。)
なんじゃい
なんじゃいや
なんだよなんじゃい。なんか ようこ。」
      (なんだよ。なにか 用事があるのかい?)
なんじゃいや。おもとること ゆうてみいや。」
     (なんだよ。思っていることを 言ってみろよ)
                【参】「なんや・なんやん」
なんしょと とにかく
「なんやかんや いわんと。なんしょと あんたが
               やっちゃったら ええんやん。」
  (何だ かんだ 言わないで。とにかく あなたが
                    やったら いいの。) 
なんぞう何か 「なんぞう 食べるもん あるこ?」(男)
(何か 食べるもの ある?)
なんたら何とか A「なあなあ あんた あそこにおる人 
                  だれやしっとるか?」
   (ねえねえ あなた あそこにいる人 
                だれなのか知ってる?)
B「あのなあ。ええと。 
    なんたらいう会社の なんたらゆう人やん。」
   (あのねえ。ええと。
          何とかいう会社の 何とかいう人よ。)
なんたりゃせんだいじょうぶ 「しんぱいせんでも なんたりゃせん。」
      (しんぱいしなくても だいじょうぶ。)
             【類】「なんともありゃせん」
なんちゅうなんという 「この字 なんちゅう読みかたするん。」
     (何という読みかたをするの。)
なんちゅう
   こっちゃ
なんということだ。 「なんちゅうこっちゃ。さいふ おとしてしもた。」
(何ということだ。さいふを 落としてしまった。)
なんちゅう
   やっちゃ


なんてやつだ

A男「○○くんが ぼくの えんぴつ
                 かえしてくれぇへん。」
                   (返してくれない。)
B男「なんちゅうやっちゃ。ひどいことするのう。」
   (なんてやつだ。ひどいことするなあ。)


何という名前だ

子ども「お父ちゃん!
         友だちが ぼくのカサ つぶした!」
                       (こわした。)
父親 「なんちゅうやっちゃ。名前ゆうてみぃ。」
    (何という名前だ。名前を言いなさい。) 
なんでなぜ・どうして 「なんで きのう こえへんだん。まっとったんやで。」
  (どうして きのう 来なかったの。
                   まっていたんだよ。)
なんでえな なぜだよ
どうしてだよ
なんでだよ
A男「のうのう。おまえ きのう 先生に おこられたやろ。」
  (ねえねえ。おまえ きのう 先生に しかられただろう。)
B男「なんでえな おまえやろ。」
       (なんでだよ おまえだろ。)
なんでかなぜか・どうしてか 「けんかしたん?なんでか わけゆうてえ。」
  (けんかをしたの?どうしてか わけを いってよ。)
                【会話の つづきは 下へ】 
なんでかいうたら
なんでかゆうたら
なぜかというと 「なんでかいうたら ○○ちゃんが たたいちゃったん。
                   ほんで けんかしたん。」
 (なぜかというと ○○ちゃんが たたいたの。
                 それで けんかをしたの。)
なんでか
   しらんけど
なぜか
  わからない
      けれど
 A 「なんでかしらんけど Bちゃんが たたいちゃった。」
先生「ちょっとちょっと Bちゃん。
         あんた なんで Aちゃん たたいたん。」
 B 「あんなあ。なんでかしらんけど たたいてしもた。」
先生「ふたりとも なんでかしらんけど ゆわんと
                  きちんと わけを 言いな。」
※おさない子どもが よく使います。先生も大変です
なんでも ※このニュアンスは
 共通語に表しにく
 いです。
「なんで ○○ちゃんの あたま たたいたん。」
  (どうして ○○ちゃんの頭を たたいたの?)
「なんでも・・・・」
     (どうしてって いわれても・・・・)という感じです。
なんとも
  ありゃせん
だいじょうぶ 「なんともありゃせん。がんばんな。」
            (だいじょうぶ。がんばりなさい。)
                    【類】「なんたりゃせん」
なんともないだいじょうぶ 「けがしたん?なんともないか?」
「ふん なんともない。」  【類】「どうもない」
なんない ※形容詞の強調に
 使う。
「この ぼたもち いっぺん たべてみなん。
                  おいしいなんない。」
 (この おはぎ 一度食べてごらん。
               ものすごく おいしいよ。)
                    【類】「ないない」
なんなっと なんでも
   すきなように
「こんばんおそくなるさかい
      冷蔵庫の中のもん なんなっと 食べといて。」
 (こんばん おそくなるから 冷蔵庫の中のもの
          なんでもすきなように 食べておいてよ。)
          【類】「〜なっと」「これなっと」「どうなっと」
なんなんなんなの?「用事って なんなん。」 (用事って なんなの?)
なんばんとうもろこし
なんぼいくら・何円 「おばちゃん この魚 なんぼ?」
        (おばさん この魚 いくら?)
「ええ服やんか。なんぼした?」
       (いい服じゃない。いくらしたの?) 
いくら 「なんぼ あやまっても ゆるしたらへん。」
      (いくら あやまっても ゆるしてあげない。)
なんぼでもいくらでも 「なんぼでも すきなだけ 食べなよ。」
   (いくらでも 好きなだけ 食べなさいよ。)
なんぼなんでもいくらなんでも 「なんぼなんでも それは かわいそうや。」
   (いくらなんでも それは かわいそうだ。)
なんも
なあんも
なにも 「食べたいもん あるか?」
「なんもないで。」(何もないよ。)
「なあんもないで。」(同上)
 ※「なんも。」「なあんも。」だけでも
  「なにもない。」というニュアンスになる。
なんも
   ありゃせん
なあんも
   ありゃせん
なにもない 「店に行ったけど なあんもありゃせん。
                    売り切れとった。」
 (店に行ったけれど 何もなかった。
                  売り切れていたよ。)
なんや
なんやん
なんだよ 「なんや。なんか ようか。」
 (なんだよ。何か 用があるのか。)
           【参】「なんじゃい・なんじゃいや」
なんやいなあなんだっけ A「きょうのたいく なんやいなあ。」
            (きょうの体育 なんだっけ。)
B「さあ。とびばこ ちゃうか?」
            (さあ。とびばこと ちがう?)
なんやかい いろいろなこと
いろいろなもの
「お兄ちゃんゆうたら なんやかいゆうて
               ちっとも てつどうてくれぇへん。」
 (お兄ちゃんたら いろいろなことを言って
                  少しも 手伝ってくれない。)

「正月ゆうたら なんやかい かわんなんで かなんわ。」
 (正月といえば いろいろなものを 
         買わないといけないから こまるわ。)
なんやしらんけど 何かわからない
      けれど
「なんやしらんけど ガラスがわれてしもた。」
(何かわからないけれど ガラスがわれてしまった。)
なんや 
ようわからんけど
何かよく
 わからないけれど
「なんや ようわからんけど ガラスがわれてしもた。」
(何かよくわからないけれど ガラスがわれてしまった。)
なんや
  わからんけど
何かわからない
      けれど
「なんやわからんけど ガラスがわれてしもた。」
(何かわからないけれど ガラスがわれてしまった。)

ナ行トップにもどる

ニ          
にぃ
「いち にぃ さん しぃ ・・・・」
「荷ぃが もうすぐ 着く。」
におうにおいをかぐ 「この花 におてみなん。ええにおい やで。」
  (この花の においをかいでごらん。いいにおいだよ。)
にぎやかいにぎやか 「かどが えらい にぎやかいけど どうなんや?」
  (家の前が すごく にぎやかだけど どうしたのかな)
にしめ煮しめ ※方言ではありませんが,当地の農村部では葬式のとき隣近所で
煮炊きなどをお世話します。その際 煮しめ料理が定番です。
にどいもじゃがいも

ナ行トップにもどる

ヌ          
ぬかすぬく「きばんなよ!!あと1人 ぬかしたら 一等賞やで!!」
ぬかせぬけ「○○ちゃん!! 前の選手を ぬかせ!!」
ぬくいあたたかい「この部屋、ストーブたいたるで ぬくいわ。」
ぬくなるあたたかくなる 「てぶくろ はいたら ぬくなったわ。」
             (てぶくろをはめたら あたたかくなったよ)
ぬくめるあたためる「牛乳を ぬくめる。

ナ行トップにもどる

ネ          
ねぇ根・値 「ねぇがのびる。」
「ねぇがたこて 手ぇがとどかんわ。」
              (ねだんが高くて手が出せない)
ねきそば・近く
ねしなねるとき
ねっからはじめから・もともと
ねぶかねぎ※関西なのでもちろん 青ネギです。
ねぶるなめる
ねられん
ねれん
ねられない 「テレビが やかまして ねられん(ねれん)。」
            (やかましくて ねられない。)
ねんねない 「ぜんぜんねんと おきとった。」
           (ぜんぜんねないで おきていた。)

ナ行トップにもどる

ノ          
のうなる    (物が)なくなる

(人が)亡くなる
「こづかい つこてしもて のうなった。」 
         (使ってしまって なくなった。)
                       【類】「ないなる」
「○○さんとこの おじいちゃん のうなったんやって。」
のうのうねえねえ「のうのう いま ひまこ?」(ねえねえ 今 ひま?)
のくどく「ちょっと のいてえなあ。」(どいてよ)
のしてのせて 「このにもつ あんたの車に のしてえや。」
  (このにもつ あなたの車に のせてよ。)
「まにあえへんで 駅まで いっしょにのしてえな。」
  (間に合わないから 駅まで いっしょに のせてよ。)
「かいもん いくん。うちも のしてのして。」
  (買い物に行くの?わたしも のせてのせて。)
のぞのど「のぞが はしかいわ。」 (のどが いがらっぽいよ。)
〜のん〜の持ち物 「このえんぴつ だれのんなん。」 
             (この鉛筆だれのなの)
「ぼくのん。」(ぼくのもの)
「せんせいのん。」 (先生のもの)
のんのんさん
のんさん
ほとけさん(幼児に対して使う)

ナ行トップにもどる