登 山 行 日 誌            3/17  2006 更新(再掲)

                早池峰山・秋田駒ヶ岳・八幡平

            平成15年7月17日−7月25日


                                                      
                               意見・感想送信ページ

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早池峰山 小田越コース まるで要塞のごとき岩塊     001

エピローグ


                       平成15年7月17日(木) くもり雨

0300 起床。

0328 洗顔シェービングなど朝の定番メニュー手早くすませパジェロ助手席家内にて出発。宮津あたりからパラパラ雨模様。


若狭街道より湖北にでて北陸道を南進、米原JCTより名神高速−東名−首都高−東北道−仙台という予定を、

何もわざわざトラック事故の多い名神・東名、またわかりにくく渋滞必定の首都高など難所の多いコースを選ばなくとも、

敦賀−北陸道−新潟−盤越道−東北道−仙台というのんびりコースがあるやないの…

というわけで急遽変更する緊急動議満場一致で可決成立。

もっとも、東名おりて用賀から首都高3号渋谷線にはいり、霞ヶ関方面へ突っ走り、都心環状線に合流し、どのあたありか

ら地下にもぐるの定かでないが、皇居あたりをぐるっと時計周りするところは地中走行であるはずで、そこからまた地上

に出て、環状線から6号向島線に入り、川口目指し東北道にはいるという難解かつ神経戦的ドライブながらも一度はやって

みたい魅力はあるが、ま、今日のところは北陸道経由でいこうということに…。

0510 高浜町通過中。明るくなり夜明け間近か、高浜町も雨、福井市まで123`地点。

0514 大飯町へ、大飯原電前通過、110`。

0517 鯉川海水浴場通過、間もなく小浜市、113`。

0520 敦賀まで52`、118`地点。

0522 小浜市郊外通過中。

0524 左手に小浜市街地。 

0528 小浜郊外バイパスダウンタウン通過中、ドライブイン「松風」など、福井市まで103`、126`。

0530 国宝「明通寺」。

0536 上中町、まもなく三宅交差点R303分岐、134`。

0537 福井市95`、敦賀まで35`。

0541 三方町、139`。

0553 美浜町、152`。

0555 敦賀、16`、福井、76`。

0601 大型ドライブイン「千鳥苑」、 159`。

0604 美浜原電前、161`。 敦賀まで9`、福井まで69`。

0607 敦賀市へ、165`。 雨やみ空模様安定。

0612 四車線道路。

0616 北陸自動車道へ、173`。

0641 福井市へ、219`。

0647 永平寺・勝山方面分岐、232`。

0649 九頭竜川、234`。

0634 女形谷(オナガタニ)PA、243`。

0700 石川県へ、254`。

0707 尼御前SA、267.3` トイレ・朝食(手製弁当焼肉焼ピーマン蕗)。

0714-0756 同SAにて昼寝。

0815 同発。

0817 片山津・小松空港、271`。

0818 小松市へ、273`。

0835 302`、金沢市へ、前方パトカー。

0851 小矢部川給油所、332.9`、ガス補給43.88g、4700円、新潟まで280`、約3時間とのこと。

0912 富山市街地通過中、368.2`、外気温22℃、立山連峰見えず。 

0923 滑川市通過、389`。

0929 黒部市、403`、21℃。 

0934 黒部川。

0943 新潟県へ、427`。

0947 親不知、436`、左手の日本海べた凪。このあたり長大キロトンネルの連鎖。

0954 糸魚川、あのピラミッドのような刻みキャベツトンカツ屋元気にしてるだろうか、448`。

1012 上越市、480`、新潟市まで136`、長野市まで89`。

1017 上信越道・長野道分岐上越JCT通過、490`、新潟まで126`、近くに直江津港。

1033 柏崎市米山あたり通過中、左海上に佐渡島遠望、522`。

1039 柏崎市、535`、東京まで290`。

1041 関越道分岐まで23`、538`、米原JCTより400`地点。

1048 長岡市お、552`、晴。

1052 長岡JCT、右手が東京方面、560`地点。

1056 信濃川、569`、

1105 三条燕、587`。

1123 新潟中央JCTにて盤越道へ、621`、会津若松まで107`。


1125 新津市、625`、盤越道は所々対面通行。

1136 阿賀野川、641`。

1143 阿賀野川SA(651`)にてガス補給、@102円、43.88g、4700円支払。

1213 2.7`(西山トンネル)ついで3.6`(焼山トンネル)と`トンネルつづく、周囲山また山の盤越道。

1228 七折トンネルも2`超、豊岡からの走行距離700`超。

1234 713`、会津若松市。

1245 磐梯山SA着、730`、22℃、眼前の磐梯山は雲のなか。昼食喜多方ラーメンセット800円×2にザルソバ800円×1 

2520円支払。

1321 同発。

1333 郡山市、748`。

1341 郡山JCTより東北道、764`、仙台方面へ。

1355 福島市、788`、19℃。

1419 国見SA、829`、昼寝。

1450 同発。

1503 東北道起点の川口から300`地点、848`。

1510 村田JCT、山形道分岐、861`。

1512 青森まで370`、865`。

1515 仙台市、869`。

1522 仙台宮城ICより仙台市街地へ、881`。高速料金(敦賀−新潟−郡山−仙台)710`利用で13400円。

1528 豊岡より丁度12時間で仙台市街地へ、886`。

1550 インターシティホテル駐車場着、チェックイン、889`、市内見学へ、クリスロードなど。

1830 ホテル帰着。夕食:ビールチリメンジャコポテトサラダインゲンマメ胡麻和え。

2030 就寝。

               早池峰山




河原坊から小田越にいたるアスファルト道 道ばたに蕗びっしり     002

                         平成15年7月18日(金) くもり雨

0330 起床。

0419 ホテル近くのセブンイレブンにて定番朝食(牛乳サンドイッチ)仕入て出発。

0431 一度コース取り間違えたのち東北道へ 小雨。

0437 川口-青森中間点360`、906`地点。

0443 曇天黎明すっかり明るくなり…、気温16℃。

0453 古川市、936`。滋賀ナンバーレンジローバー、横を通り抜けていく、ほー。

0510 川口から400`、967`。

0518 岩手県一関市。

0520 気仙沼通過、986`。

0523 平泉中尊寺、992`。

0531 前沢SA ガス補給、1006`、45g、4850円支払。早朝営業!たすかる。

0544 青森まで240`、八戸まで180`、1023`地点。

0548 北上JCT通過、秋田横手分岐、1038`。

0554 花巻市、1042`。

0557 花巻JCT、釜石道分岐、1048`。

0603 紫波SAにて朝食、1060`。沼津ナンバーのイプサム、北海道帯広近くに牧場所有の一団、八戸からフェリーで苫小牧まで

いき草競馬見物とのこと。SAの建物は無論まだ開店前。

0629 紫波SA発。

0635 紫波ICより地道へ、3950円支払、1065`。

早池峰山登山口目指して…。岳への道、二手あり。ショートカット選択、折壁峠経由にて岳目指す。林道風の狭い峠で沿道蕗

びっしり、我が古里ならもう大騒動。

0711 折壁峠ピーク通過。 

0740 岳の民宿目立つ集落通り抜け早池峰山登山口河原坊駐車場着、1108`。プロトレク高度、計960b。2段3段にな

った駐車場に30−40台(地元の岩手ナンバーの他に所沢、千葉、春日井、名古屋、多摩など多彩)。準備中の登山客4−5

人。トイレ棟に人気のない集会所風建物1軒、これより小田越登山口まで40分ほどの車道歩き。「小田越には駐車スペースな

く車でのおこしは遠慮下さい」とのお上(町役場)のお達し。 




沿道草むらにヤマオダマキふんだん     003





0848 小田越登山口 河原坊登山口より50分ほどで到着     004





道路はさんで薬師岳登山口 穏やかな山容 植物の宝庫!?     005

0756 登山開始、緑の山腹に刻まれたかなりの傾斜の完璧アスファルト道を歩くことになる。

0835 上から若者降りてくる、もう山頂まで行って来たとのこと、内気青年らしく話はずまずあっさり離合。さらにしばらくして

一人、また一人、みな早出組で無口な連中ばかり…。

0841 大迫町より遠野市の標識 ところどころ道ばたの空いたスペースに駐車中の車あり。

0848 小田越着、プロトレク高度計1190b、気温18℃。同行者老夫婦の二人のみ。道路はさんだところにも登山口あり、こち

らは薬師岳登山口とある。記念撮影してアスファルト道から本来の登山道(木道)へ分け入る、鬱蒼と茂る草木のなか、薄暗

き環境なり。

0853 カメラ機器携行の壮年男性離合、これも無口、黙礼のみ。





往復二車線木道 登山開始!     006



シナノオトギリ?     007






下る連中の気楽な山談義     008




マルバシモツケ     009

0930 もう道は密な樹林帯から抜けて巨岩巨石山野に無秩序に点在する広大な風景に入っていく。

1008 登山道三点確保体勢要する地形となってくる。沿道ハヤチネウスユキソウなど高山植物の嵐。

1058 三点確保帯抜けてザレ道へ、左右一面ハイマツ地帯、その上をガス徘徊。

1135 15bほどの鐵梯子通過、高度計1760b。

1146 稜線着、1810b。




早池峰登山もいよいよ佳境に…     010




ミネウスユキソウ     011





つづく岩陵登山     012




ミヤマアズマギク     013



眼前にたちはだかる岩壁      014




キバナノコマノツメ     015




ナンブトウウチソウ     016





ハクサンフウロ     017





岩陵帯ぬけてほっとするひととき     018





イワベンケイにコケモモ?     019



威風堂々    020



早池峰山は景観的に変化に富む     021





NV-MX2000 光学10倍ズームいっぱいで山頂部パチリ     022




ハシゴ場でみな気分華やぐ     023




 ワイワイガヤガヤ…     024




山頂への尾根には木道もあるし…     025



コバイケイソウにヨツバシオガマ     026



山頂部までの道のりも起伏に富む尾根歩き     027



チングルマ     028



 斯くのごとく早池峰山は基本的には岩陵の山塊なり     029



売店などなし 山頂避難小屋     030




山頂部 にぎわいからすこし離れて 夫婦     031


1219 山頂着 1917b 20℃。バーナーにて味噌汁作製、コンビニオニギリ(梅干塩昆布塩鮭)プチトマト。

1245 昼食了。大きな岩陰で弁当してる高齢夫婦者に「どちらかおいでで?」「盛岡です」「地元ですね」「そーです」「小田

越からあがってきたんですけど…、下山は河原坊にしようと思ってるのですが」飾り気も何もないというより、そういうたぐい

のものにははなっから無縁、その気もなしと思われる奥さん「きついですよ、そっちは。大きな岩たくさんあって石づたいに

飛ぶようにしていかないといけませんから、私ら足とどかないところもあって。でも「お宅ら若いからいけますよ、距離は長い

ですよ」と薦めてるのかそうでないのかどっちつかずのお言葉。「こちらとすれば小田越ピストンより面白いですしね」「そりゃ

そうですよ」と奥さん。面長の長身の主人弁当中断することもなく、というよりむしろキューリまるかじり、棒状の練り物みたい

な異様な物体を一層はげしくぱくぱくやりながら、奥さんの評言に異論はさむこともない、聞いてみればこの主人岩手大学

の植物学の先生やってたとのこと、なるほど早口ながらも話す言葉は語尾明瞭でよく通り、さすがキャンパス仕込み。

「岩手山や八幡平の縦走など予定してますけど、八幡平は是非行きたいですし…」などとこれからの日程についてお伺い

たてると「秋田駒ヶ岳が必須です、花が好きでしたらね」ときっぱり。「秋田駒というとあの乳頭山の方のですか」「そーです

、今はもう八合目までバスで行けますから…、下から歩いて登る気になれませんよ、バス道があると思うと…。」「岩手山は

どーですか」「あそこは花なんてありませんよ、えらいばかりで…」にべもなき返答。「そんなことないですよ。」と4-5bほど

離れたところに陣取ってた別のグループの壮年男性(脇に女性二人侍らせている、これも40歳前後か)から横やりが入る。「

河原坊の道もそれほどでもないですよ」と修正してくる。 岩大元植物学教授(?)は別にそれに反論しようとはしない、奥

さんもしかり。壮年男性も秋田駒については同論らしく、「我々も明日行く予定です」とのこと。「岩手山もコマクサなど結構花あ

りますよ」と追加。「ただ、たしかになかなかきつい山ですよ」と警戒警報発令。この連中のように山歩きに慣れてる輩の評

言には一目おかねばなるまいと心す。「この早池峰にもたくさん珍しい花ありますね、名前分からないと一つ調べるのに

30分も40分もかかって…」「それぐらいで分かればいいですよ」と岩大元植物学教授よりこともなげな一言。ウーンなるほどそ

んなものかと専門家の感想に納得、実は半日かかっても分からないこともあるのだが…。地元の人たちからの情報しっか

り仕入れたし、そろそろ出発しようかということになる。




イブキジャコソウ     032

1315 河原坊コース下山開始。いきなり額のあたり若さ充満の初々しいカップルが山頂着に弾む声あげながら姿みせたのと入

れ違いに我々も下降の一歩踏み出す。

1328 登りの男性二人連れと離合、一人がデジカメ手に関心ありそうなので花の名前聞いてみるとなかなか詳しく解説もし

てくれる、「これはミネウスユキソウでハヤチネウスユキソウとは違うんです、ハヤチネの方はもっと花が大きく咲き方が柔らかいんです」

と表現豊か。「あ、それはイブキジャコウソウ、結構あちこちの山にあります…」地をはうように岩にこびりつくように色鮮やか。「

それはもう終わりかけのミヤキンバイ゙」と興味なさそう。「これも小さい黄色の花ですが、もう終わってますがナンブイヌナズナ、結

構珍しい花です」とのこと。これまで聞いたこともない花名がつぎつぎである。下からあがってきた女性登山客も加わってし

ばし屋外野草教室の風情。道はお世辞にも”良”とはいえず、巨岩林立するなか岩石ごろごろのガレ場、踏み出す先選びな

がらの下山である。




ハヤチネウスユキソウ?それともミネ…     033



一見、これは「飛騨泣き」相当の…、が高度感なし     034



鎖やな人は左へまいてもよし     035



斜度30度くらいか     036




一触即発    037




ガスの切れ間登山道ずっと下まで     038




この河原坊コース上るも下るも難儀なり     068



小田越コースピストン派多 こちら河原坊は少数派     039



風雪に押さえ込まれたシラビソ?     040



うっすらとその全貌を見せた薬師岳 白く見える点は小屋の屋根     041



クモマニガナ?     042




これぞハヤチネ?     043



コメガモリ沢の美水冷水    渡渉     044

1402 シャツの裾パンツからすっかりだし服の乱れまるだしの汗まみれの青年と離合、家内と立ち話してたが、聞いてみると

ここの山岳指導員で、上にある避難小屋にいる同僚と交替しにいくとのこと。彼の言によれば、この河原坊コースは本来上り

につがうべきものだし、本日のように天候に不安のある時は登山は控えるべしとのこと、というのはかくの如き延々と続く

荒れ地ガレ場の登山道であるため荒天のときは落石滑落など「危険が一杯」となるからというのがその理由。

1405 ヴィデオカメラ手にした男性離合、少し離れてあがってきたその奥さんらしきのに「山頂までずっとこの調子です」と声か

けると、立ち止まって「そーですか」ともうほとんど絶望とあきらめの表情。ガレ場登山道にはよくペンキマークあって道標として

るところが多であるが、ここ小田越・河原坊いずれのコースもペンキマークはほとんどなく左右に幅広く細いロープが張られてそ

の役割を代行。登山道には樹木なくはるか下まで見渡せる環境のなかの下山、先を往来する登山客ほとんど常時小さく

遠望できる。

1442 「怪我したらつまらないからゆっくり降りるの」と下りはいつも疾風のごとくの家内待ち休憩。

1500 山頂での岩大元植物学教授夫妻との山談義に加わってきた三人組(内男は一人)我々に追いついてきて、花のこ

と試しに聞いてみるとその男気軽に応答してきて積極姿勢みられ花談義開始、といってもこちらから訊くばかり。「これは、

このあたり南部といいますので、ナンブトラノオ。これがミヤマオダマキ。」「えぇ、それはよく知ってます、あちこちにありますから…」

「そしてこれがミヤマアズマギク」「あ、それがアズマギクですか、今朝からたくさんあってずっと見てきたんですけど、名前が分か

らなくて…、ありがとうございました」と家内。言葉付きから地の人であることは明瞭、ネットのホームページで花名勉強してると

のこと。「これはハクサンチドリで…。秋田駒行かれましたらコマクサ見られますよ。岩手山にも一杯咲いてますけどね。それにこ

の小さい黄色の花でスミレみたいなの、えっと、キバナノコマノツメですね、これも岩手山いっぱいです。でも、大変ですよ、4時間

はかかります。」とここでもクギさされる。「道は、そ、富士山みたいです、噴火した山ですから…。好いのは焼走コースですね

、一番登りやすいんです」と解説つづく。「馬返ってかいてあるとこですか?」「そーです、ウマガエシです」「ここもきついですけ

ど、岩手山も同じですか」「時間的にはここの倍ですが、岩手山もすてたもんじゃないです」と岩大元植物学教授とはちがっ

てしきりに岩手山を弁護推薦する。この三人組明日は秋田駒へいくとのこと。




チングルマ七変化     045



ミヤマハンショウズル     046



懸命の下山     047



ほっと一息 本来の登山環境     048




センジュガンビ     049





さらに濃くガスに煙るビジターセンター     050

1532 プロトレク高度計で1335b地点、まだミヤマオダマキ・チングルマあり、道は渓流にまぎれこみ岩づたい行脚となる、水は冷水

にて口に含むに美味。

1548 渓流からはなれ通常登山道にもどる、しばし家内待ち休憩。1260b。

1621 二度目のロープ張られた渡渉箇所通過。

1634 堰堤通過。

1648 待機中の乗り合いバスの横すり抜けて霧に煙る河原坊登山口着、1020b。

1658 同発。駐車場はもう車2-3台のみ。

1712 岳民宿「大和坊」着、1114.6`。3台分ほどの民宿駐車場にいた中高年の小柄の奥さん風、我々の車見て「まー、

姫路ナンバー」と声を上げ話しかけてくる、「私今は埼玉の方へ嫁いでるんですけ、生まれたのは神戸なんです」といきなり身

の上話。横の車みるとなるほど大宮ナンバーで主人らしきのが荷物整理してる。聞いてみると青森の方から岩木山をかわぎ

りに南に向けて東北の山々登山しながらくだってるという話で、18日間におよぶ旅とのこと。駐車場の奥に開け放しのもの

入れの建物があり瓶ビールやジュースのケースなどが積まれ通常の民家にはない情景。堂々の古民家風民宿であればいいが

と思っていたが、予想通りモルタル張りの安普請の建物。近くに水音はげしい渓流といってもいいくらいの小川があり、奥に広

大なる緑の水瓶:早池峰山系を抱く惜しげもなき清流である。乱雑なさして広くもない玄関をあがると巾1間の廊下が伸び

る、中程右手に電話などおいてある台がいわばホテルのフロント代わりで、簡単なパンフなどもご自由にどーぞとおいてある、そ

こで宿帳に記入することになるが、先の神戸生まれの奥さんが「今日は何日だったかしら…?」などとのんびりな態度に待

ちきれず、「あとで書きますから、とりあえず部屋の方へ行かせてもらいます」と応対にでてきた50そこそこのここを取り仕

切ってる塩梅の奥さんらしき女将さんに声をかけて案内してもらう。部屋は二階で廊下の両側にずらりと並んだ部屋の奥

の方の一室で、味も素っ気もない畳の間で、天井から蛍光灯ぶらざかがり、安テーブルにお茶のセット、TV冷蔵庫トイレなどもち

ろんなく電話もなし、すみに蒲団が二人分折り重ねてあるのみ、浴衣とタオルはあった!二食付で一人6000円だから、ま、こ

んなものか。食事は1800時から、風呂場はあーいってこーいってと…、また明日の朝食は早出の人は0600からと説明。窓

から外を見ると、段差一つ隔てて同じような駐車場かねた庭付きの民宿の二階建てが見え、どうやらほぼ右にならえの造

りの民宿街らしい。初日・二日目とハイスケジュールこなして億劫になりがちな気分奮い立たせタオル浴衣手に離れっぽい位置に

ある浴場へ。他に客なく一人風呂、岩石をコンクリーで固めた内装で、広さは3坪くらい、外すぐちかくに迸る水の流れの音。

0600 家内と1F和室二間ぶち抜きの食堂へ降りると我々が一番のり、会席膳相向かいに並べられ全部で12人分。端っ

こに陣取りビール発注、小鉢にずらりとよそわれてる山菜料理賞味、次々に泊まり客膳につきすぐに席うずまる、二人の異

様に!若いカップル以外は中高年客。誰からともなく日程話・山談義。一組はさんで隣に座った例の神戸生まれ埼玉在住の

夫婦連れの主人の方、今はじめてじっくり観察、イガグリ頭で顔は山焼け、痩身痩躯、山登りには最適の体型、一見寡

黙風ながら自分の山体験を一方的に話しまくるタイプ、またそういう類にありがちだが、話に人惹きつける吸引力なく、「はぁ

ー」とただ聞いてるだけ。すぐとなりは青森から明日早池峰登山するという我々より少し若いくらいの夫婦者。当然のことな

がら、今日登っで降りてきたばかり、仕入れたての早池峰情報を披露伝授。この二人は人の話によく耳を傾け、手短に口

にする感想意見質問も的を射てて、まん丸顔の主人の眼光より発するそこはかとなき才知が快い。他方小太り気味の奥さ

ん凡庸な感じながら愛想はよく、こちらの話にも尊重の姿勢。神戸埼玉の主人も明日は早地根登山とのこと、「登るのは主

人だけで、私は下で留守番なんです。私ね、背骨に金具はいってて登山はお医者さんから禁じられてるんです、だから岩

木山も岩手山もみな下でぶらぶらして待ってるんです。明日は早池峰神社に行ったりして時間つぶします」との話に「そー

なんですか」としか言いようなく、明日が最後の登山日という18日間の二人の旅行に思いはせつつ、なかなか辛抱のいい

奥さんだと感想いだくのみ、宿帳記入のときに主人60歳奥さんは62歳と記入されてたの思い出しつつ…。すぐ隣の青森の

夫婦一番先に席をたち、我々もついで部屋へ戻り、持参のピーナツなどつまみにウイスキーストレート。

0850 就寝。

秋田駒ヶ岳



秋田駒ヶ岳  この黒色瓦礫が「高山植物の女王?」コマクサの住処   051

平成15年7月19日(土) くもり雨

0450 起床。

0550 洗顔シェービングコピーなど朝の定番メニューこなし出発準備完了、あとは朝食と支払のみ。

0600 定刻に食堂となっている和室に降りる、我々が一番乗り、会席膳が向かい合わせにならび、昨夕と同じ端の席に相

向かいに座し、ムキダケタップリの味噌汁など引き続き山菜づくしながら、食のすすまぬもの一切なくすべてたいらげる。二階で

忘れ物・荷物最終チェックして厨房入口脇の帳場に降り勘定催促、支払をしながら(請求書領収書明細表など何もなし)本日

のお天気と日程を話題に民宿の奥さんとやりとり。「あ、きょーからお天気わるくなるらしーです。あす、あさってはよくないっ

て…。そ、秋田駒でしたら傘さしてもいけますから…、早池峰はだめですね、あそこはお天気でも危ないです、蛇紋岩すべ

りやすくて、きのうも女の人が怪我したらしいです、おでこを擦りむかれたそうです」と奥さん。「早池峰はステッキ持たない方

がいいって、そ、ころんだとき邪魔になるって。」支払は税込み二人分で12600円。

0635 曇天下、民宿大和紡発。東北道より入ってきた道をひきかえす。そのまま折壁峠へは向かわず、途中から県道

43号線にはいり盛岡市への近道をと計るが、その分岐地点が不明ですこし右往左往。なんとかクリアして長野峠という折壁

峠にひけをとらぬ狭き道にはいる。


0700 峠の頂通過すると盛岡市の標識、いきなり未舗装となるが程なくアスファルト道復活、が前方に落石箇所あり道路ふさ

いでるが、車おりて現場検察、とても人力では動かせない岩石の横なんとかパジェロ通れる巾確保できそうな塩梅で人の頭

二つ分ほどの石を移動させトラブル回避、ヤレヤレである。これよりUターンとなれば2時間のロスタイム必至であった、邪道となると

ころである。



近道とはいえ…   052





あわやUターンかと…  053

0720 集落あらわれ奥深き林道から文明開化へ、雪対策のためであろうがカラートタン屋根多。

0732 宮古市と盛岡市を結ぶR106へ、とりあえず盛岡にむかって西進。1149.0`。

0735 岩手県県庁所在地盛岡まで9`地点。

0756 盛岡市街地通過中、左手に岩手大学工学部の建物群。市内は朝のラッシュの真っ只中、みな浮かぬ顔。

0808 R46を盛岡から滝沢村へ。

0811 国道沿いコンビニ”キャペルマート”(どこの系列店だろう?)にて定番朝食用・昼食弁当用にもサンドイッチ牛乳購入。

0820 同発。

0825 雫石町へ、凡庸な沿道風景。1176`。雲に覆われたままの空。

0846 深い山懐にはいってきたR46から右折、国見温泉・秋田駒登山口方面へさらに奥深き山容へ。1196`。山襞に刻ま

れた道を高度あげていく。霧雨にけむる翠したたるなか、アスファルト道くねくね奥へ奥へとのび登山口ちかしの印象。

0858 登山口着。1204`20台ほどの車、地元車多、すこし遠いのが足立ナンバーくらい、あとは八戸、青森といったことろ。

手慣れた印象あたえる長身の男性単独行準備できたらしく、ほぼ完璧な姿で車から離れ黙々と登山口の方へ消えていく

。あと空身の人影3人、男一人女二人、我々の車のナンバープレート認めたらしくいかにも健康そうな金太郎風の中年男性破

顔しつつこちらを見てる、好奇心一杯のぎょろ目で暗色無地Tシャツ一枚の元気者、車とめて降りながら気軽に声かけてみ

る、「秋田駒の登山口はどちらです?」大きな温泉宿の建物のほうを指さしながらすぐに返事かえってくる。「あいにくの雨

ですね。」と更に誘ってみたが、頷く程度のアクションしかかえってこず話はずんでこない。二人の女性(50代ぐらいの中肉中

背と40そこそこの大柄)あたりをこちらにときどき視線ながしつつぶらぶらしてるのみで、この3人何かを待ってる様子。他

に人影なく、車も軽トラが1台通過したのみ。旅館の建物複数見られるが霧雨にけむってて輪郭はっきりせず。車から降り

てすぐ異臭鼻を突いてきたが、どーやら硫黄の臭いらしい。最初は駐車場にあるトイレ棟のせいかと思ったが…。



秋田駒登山口駐車場とトイレ棟   054



登山道への取り付け この先に大型案内図あり  055

0916 登山開始、家内上半身は雨具姿。プロトレク高度計805b、気温12℃。いったんアスファルト道にでて少し登って建物の

間を抜けると階段状に整備された登山道みえてくる、でかい案内標示板あり、すぐ左手に硫黄色のむき出しの大地、湯気

たちのぼり、ここが硫黄臭発生源と思われる。道はすぐブナを核とした深い樹林帯にはいりその下にところどころ木道あり、

まあたらしい土嚢もおかれて夏休みシーズンに備えてる様子。

0943 家内、「暑い、あつい」と雨具ぬいで腰にまく、それぐらいに雨ほとんどやんでいる。935b地点。道はコンスタントなのぼ

り、着実に高度は稼いでいく。

1000 14℃ 1000b。男性高年単独行と離合、しばし山情報もとめる、コマクサOKとのこと。

1028  稜線にでる、「横長根」とある標識1本。さらに「国見温泉1.5` 1583b高地3`」との指導。14.5℃。1140b。程な

く、駐車場でみかけた連中到着、まん丸顔の50歳くらいの男一人ふえて4人連れとなっている、どうやらこの男を待ってい

たらしい。みなそれぞれにザックおろしてなんやかや取り出し、こちらにも「どーぞ、どーぞ」とすすめてきたり、三叉路にわか

ににぎやかに…。秋田駒の登山道コース取り未決状態のため、ザックより地図取り出し教示乞う。金太郎風がおすすめの周

遊コースを解説、丸顔も「ここらあたりは巨岩奇岩の眺望見事で、すこしきついのぼりもありますが、なに時間的にはしれてま

すから。ここがコマクサの群棲地です」などと補足説明。

 


ここのところずっと続いている雨模様に草花草木の肌活き活き   056



登山道の崩壊を防ぐ整備なのだろうが、歩きにくいこと甚だし   057




この4人とは終日つかず離れずのおつき合いとなる   058

1040 「どーせすぐ追い越されますけど、お先でーす」挨拶して出発。平らな稜線歩きから始まる。時には緑のトンネルとなり

、あるいはまた塹壕風となり、たまに視界の開けた展望台風の箇所に出て彼方に田沢湖眺めたり、前方ガス晴れ間秋田駒

の峰々遠望できたりしつつ中枢部へ…。

道はすこしずつのぼりモード。二つ目の展望地で先の4人組に追いつかれ、またしばし山談義。この4人、休憩の度になん

やかやザックから取り出して飲食なさるのが常らしい。そして特に大柄の顔立ちもみなが大作りの女性、こちらに「どーぞど

ーぞ」としきりにすすめてくる。大の大人4人、ピクニック・ハイキング気分満艦飾。

1132 視界おおきく開き草原状の山容眼前にひろがる分岐地点へ、道なりに直進すると「大焼砂」から横岳方面、左に緩

やかに下っていくと小岳・女岳と横岳の合間の谷へ降りていく。いずれの道も草木なしの砂礫道でロープで縁取られはみ出

し禁止。先の4人組の話では直進するとこの砂礫道をのぼりに使うことになり難儀するということである。下りはじめて程な

く家内から指摘を受けてコマクサの撮影開始、砂礫斜面に点々とピンクの花をつけ、その下に短い針状の葉がびっしり苔の如く

に緑とも黄緑とも言えぬ人に伝えがたき色合いで花をささえている。接写できる位置になくNV-MX2000光学10倍一杯に撮

してみるが…。眺望の開けきった彼方まで行き交う色とりどりの登山者を視認できる道行きとなる。道はまん丸の小岳山腹

へと延びていき、右上方横岳の尾根からは、手慣れた絵師が書き込んだごとき流れるような線状の谷間の道を思い思い

にたどる我々の姿がくっきりと望見できるはず、あそこまで降りて歩いてみたいという誘惑に駆られるはず。砂礫状の道は

草低木びっしりと茂るエリアに入っていき、ハクサンジャクナゲはじめ様々な花が目につき始める。道が小岳の山裾をに沿うように

なるや、緩やかな斜面一面に白い花、チングルマの群生である。その縁の道ばたには初めて見るヒナザクラの白も。



重畳する緑の山並みとぎれて田沢湖   059




イワハゼ?  060



我々は左手へ下降、周遊してまた現地に戻ってくる   061



砂礫地に刻まれた道を行く4人組   062



コマクサ初見   063
  



すぐ前に小岳、奥に男岳、男岳右手の鞍部を越えて下ると阿弥陀池   064



エゾツツジ   065



チングルマ、ヒメザクラなどの大群棲地   066



ヒメザクラ   067



4人組の気合いの入った食事風景   068



昼食おえて男岳方面へ出立   068

      
           ショウジョウバカマ   069                       ?   070

      

          チングルマにイワカガミ   071                  シナノキンバイ?  072

    

        羽毛状化したチングルマの絨毯   073                オノエラン   074

                蕾のやら満開のやら盛りをすぎたのやこの時期秋田駒は百花繚乱! 

                       元岩大教授のお言葉通り秋田駒は必見である

1210 道沿いに砂礫の空き地あり、4人組が昼食の陣をはりバーナー・水タンク・ステンレス製水筒など林立させている。我々も近

くに持参のピクニックシートひろげコンビニで手当てしたサンドイッチと牛乳やりはじめる。ほどなく例の大柄の女性大きな紙コップを手

に「どーぞ、どーぞ」とすすめてくれたのが、あつあつのカフェオーレ、カップ八分目までなみなみと。しばらくすると今度はほっか

むりの50代の方が漬物だといって手のひらに入るような小さな茄子を三つも四つももってきてくれる。こちらは日持ちしない

牛乳やサンド二人前以上もってきてて苦境に追い込まれる、ヤレヤレ。

1225 昼食終えまだ賑やかに食事楽しんでる4人組に挨拶して谷間の木道に復帰。蛙の卵だと家内誰かから教えてもら

った半透明の物体池の底に眺めながら、道は小岳から女岳のすそ野へ移ろい、木道も通常の地道にかわり次第にのぼり

基調となっていく。眼前に屹立する男岳山腹にいくつかの岩陵天を突き刺す様、まるで中国長江三峡のごとし(行ったこと

ないが)…。その手前右手に男岳の肩に至る登山道が急登となってはいあがっている。その急斜面も全貌が眺望でき往

来する様が手に取るようである。本日最大の仕事量要求される。

      

                            ジグザグに急登   075

  
 
         ミヤマキンバイ   076                       ニッコウキスゲ   077



辿ってきた小岳・女岳山裾の快適コース   078

1246 急登開始。

1318 30分ほどでにわかに群舞するニッコウキスゲに迎えられながら男岳肩着、左にとれば男岳ピークとなる。雨ぽつぽつ降り

出す。眼下に阿弥陀池、池の向こう側、真正面にこれも丸い形状の男女岳(1637b)。男岳・横岳の山稜が男女岳・阿弥

陀池方面と小岳・女岳方面を大きく分断する格好となっている。阿弥陀池を取り囲むように木道あるし、男岳と男女岳をわ

ける広々とした谷間にも遠く木道伸びその上を団体さんが列をなしていく。すぐ足元から左へ進む男岳山頂への登山道に

も三々五々、人の姿。この峠から秋田駒の賑わい・人気振りみてとれる。4人組推薦のとおり阿弥陀池にむかって下降開

始、追いついてきた4人と一緒に、花談義しつつ…。「この黄色いのはミヤマダイコンソウですかね」「いや、黄色の花は知りませ

ん、いっぱいあって見分けつきません。シナノキンバイやらミヤマキンバイ、ミヤマキンポウゲなど、ほんとわかりませんよ」10分もしない

うちに池畔に立つ、ザックから折畳傘だし本格雨対策。池沿いにしかれた木道を時々吹きつけてくる強風に傘あおられなが

ら黙々と…。   

1331 駒ヶ岳避難小屋着、トイレあり。ここで4人組も家内も雨具など着込み完全装備。真っ平らな阿弥陀池畔の木道から

再度のぼりの登山道へ、横岳へとむかう。すぐにかなりの急登となり道ばたの低木の枝に傘を引っかけながらの難儀。眼

下かなりの広がりで雪渓横たわる。

  

      阿弥陀池 この左手に男女岳   079                     男女岳   080

   

     前方に見える避難小屋目指して…   081               散策する人もなく   082

                                暗澹たる阿弥陀池風景

 

   木道でかためられた駒ヶ岳避難小屋   083      彼方に乳頭山方面 その向こうは八幡平縦走コース 084

 
 
   連日のこの天気 雪渓とけるわけもなく 085        避難小屋から横岳への急登 振り返ってパチリ 086

 

          阿弥陀池と男女岳  087                      女岳 右手が男岳   088

  

    横岳ピーク 乳頭山まで10.8`とある 089              横岳から「大焼砂」へ   090

1351 稜線にでる。雨は小降りながら続行。これよりまたほぼ平らな尾根歩きとなり、先を行く4人組、家内をおいかける。

1358 横岳1583高地着。「1583高地」とは異名なり。「湯森山経由乳頭山10.8`」とある。そしてその乳頭山からさらに北

へ八幡平へとつづく壮大なる山並みの南の端がこの秋田駒の山群である。雨に煙りながらその湯森山・乳頭山方面の展

望あり、あくまでも女性的で流麗な山容がはるかまで認められる。道はこれより「大焼砂」名打たれたゆるやかな下りの砂

礫地のエリアにはいっていく。4人組が上りに使うのは避けたいと言ってた領域である。コマクサ保護のための柵も道の両側に

途切れることなく設置されている。そしてここが本日秋田駒訪問のメーンターゲットであるコマクサの群棲地である。デジカメ・

ヴィデオテープ撮影といそがしくNV-MX2000駆使しながら記録にとどめる。殺風景な荒れ地ともいえるむき出しの大地に

コマクサが生き延びる。物の本によれば、丈夫な根を地中深く下ろすコマクサこそ、他の植物が嫌い生存し得ないこのような砂

礫地に、ひとり群棲する理由となってるとのことである。春先凍結してた石ころ群が雪解けとともに動き、通常の根の持ち

主ではその砂礫地の自然の営みに自生できないとの解説である。先に進んでいた4人組を家内がしきりに手招きする、そ

の箇所に急行してみると白色のコマクサがただ一輪孤立して花ひらいている。勿論静止画・ヴィデオテープ両方におさめる。

1435 今朝の分岐地点に舞い戻り、地元4人組が推奨する秋田駒メーンコース周回を全う。国見温泉駐車場にむけて本格下

山、来た道をそのままにたどる、雨が細かく降り続く…。もう解説案内をするものもなく聞くものもなし、休憩して茶菓飲食供

応するものもなく皆黙々と。

 

     この天気模様でもこのにぎわい  091                  ただコマクサばかりが…   092




アップ   093



一輪のみ 白のコマクサ   094

  

        次第に人影もすくなく…   095                  今朝遊行した小岳方面   096



いまだガスに煙る国見温泉郷   097

1508 稜線分岐通過、稜線歩きおえて深い樹林帯へ。

1548 今朝同様視界はっきりしない国見温泉脇の駐車場に到着。

1601 先に着いてた4人組挨拶して出発、マーチとトヨタの4駆、家内はトイレに行ってる間で見送れず。

1612 我々も盛岡のホテルに向かって来た道を引き返す。

1721 本日の宿「ホテルニューカリーナ」確認後、盛岡駅近くといっても北上川をはさんでのことで少し離れてはいるが、盛岡市中

心部のダイエー駐車場着、1244`、食材ビールなど購入。

1749 同発。

1800 各部屋に光ファイバーによるLAN無料接続設置がうたい文句のホテル着。駐車場はホテル外部で青空駐車、小雨の中荷

物運び。「キーはフロントにて預からせて頂きます」とのこと。中規模のシティホテルといったところ。三連休の初日でネットから予約

するもののツイン確保できず、仕方なくシングル二つで東北盛岡のよるを過ごすことに…。初日兵庫県から仙台までの車での

旅、二日目は仙台のホテル早朝起床しての早池峰山登山、そして今日の秋田駒とハードな三日間をおえ、明日は家内の発

案で休息日として十和田湖めぐり。ここ盛岡はその西方に小岩井農場はじめ秋田駒から岩手山・八幡平までの広大なる山

域をひかえるその玄関口。東北道で十和田湖まで100`、青森でも170`あまり。

1135 食事ICレコーダー整理などして就寝。

                      十和田湖・奥入瀬渓谷




土産物・食堂 「山賊」!   098

平成15年7月20日(日) くもり

 0715 起床。カーテンあけて外のぞくと中降りの雨。

 0736 ホテルニューカリーナフロントにてコインランドリー場所確認後チェックアウト、12670支払。すぐ近くのローソンに寄るがサンドなし。ホテルか

もらった地図たよりに教えてもらった「ヒデコインランドリー」目指すが、地図通りの風景車窓に展開せずどこかで勘違いしたらし

い。
0848 ま、盛岡IC目がけていけばなんとかなるだろうとabout主義発揮、車走らせていくと案の定「大洋コインランドリー」発見、

しかも道路はさんだその前には「コンビニ サンクス」という好立地。1248`。サンドイッチに牛乳、コンビニのおばさんに洗濯しながら

朝食するのでしばらくの駐車許可もとめると快諾、朝から順風満帆である。コインランドリーで茶髪の若者二人と同席、家内によ

れば「あの二人、近所の理容院の従業員でタオル山ほどもってきてたわ」とのこと。

1009 朝食洗濯、ついでに朝の午睡もやってコンビニ駐車場出発。

1014 コスモ石油にてガス補給、1250`地点、@98円、37g丁度で3807円支払。

1030 盛岡IC、1254`。雨はとっくにあがってて曇天下東北道へ。青森まで177`、東京川口より514`。

1059 八戸自動車道分岐安代JCT通過、1307`。

1110 鹿角市(カヅノシ)へ、1316`。

1119 花輪SAへ、1339`。地元農産物即場テント村、フキの佃煮150円ミズ漬物200円。

1126 同発。

1132 東京より600`、1345`地点。十和田湖ICまで2`。

1134 十和田湖ICより地道へ、1348`、1500円支払。

1136 十和田湖まで25`!の標識。ローカル街道を40`前後でのんびり。



「山賊」横の広場に主人自慢の鉢植えずらり その向こうにオトギチックな造形   099

1200 「山賊」と大屋根の下に文字看板掲げた食堂兼土産物屋をいったん通りすぎてすぐ立ちかえる、1366`。

店頭に軽石や鉢植え篭農産物など雑多、「生産直売」と宣伝。店頭軒下に50歳ほどのここの主らしきがっしりタイプの男、店

番中、昼食時で食事にしようと店内いかにも魅力に欠ける土産物売場を通り抜けて食堂に入りザルソバ大盛650円×2発注

、他にマイタケソバ750円、イワナ定食1100円といったメニューがずらりと厨房からの料理取り出し口の上の書き付けにある。我々

がその一つに陣取った椅子テーブル5-6セット土間に並べられ、骨太荒削りの座卓テーブルならんだお座敷風客席も内装されて

いる。接客係はまだかすかに恥じらいと初々しさのこるここの嫁さんらしき女性、我々の席から見通せる厨房には小太りの

もう少し年かさの女性が料理担当らしい、この女性、ま、ここの主の出戻りの小姑といった感じ。すぐ我々の隣にも中高年

組一家4-5人が客として着席、食堂内にわかに活気。ザルソバ大盛、量味ともマーマー、食事終えて土産物売場にでるといつ

のまにやら帳場兼店番台らしきところに70代後半とおぼしき面長のおばぁさんが鎮座している。商売屋のおばぁさんらしく

「ありがとうございました」と軽く声をかけてくる。更に店頭に出たすぐのところに今度は何処から現れたのかおばぁさん同様

面長のおじぃさんが腰掛けにすわって、これも店番らしき格好、そのまえには勿論ここの筆頭主がいる。中の茶の間かどっ

かに二人してくすぶってたのが、今日初めての客の気配に出勤なさったのにちがいない。家内筆頭主に解説させながら軽

石1ケ購入700円、やはり筆頭主だけあって、家内のあれこれあることないこと色々な角度からの質問品評に、いやな顔も

せずついてまわり、「軽石はご存じの通り柔らかいんで、ドライバーかなんかで好きな風に削って苔とか花植えられますし、水

もよく通すんでなかなか使い勝手好いですよ」などと、ちゃんと売上につなげていったのはさすがである。東北道十和田湖

ICから十和田湖・奥入瀬に通ずるこの道沿いに店を張ったのもそう前のこととは思えないが、以前は農家だったのか、そ

れとも小さな店でもやってたのだろうか。恐らくこの店舗付住宅に建て替えるとき、また「山賊」などと命名するとき、家族内

議論百出したに違いない。

1224 春から秋にかけては往来も結構あるのだろうが、冬場積雪期などはどうだろうといらぬ心配しながら、店頭に「中村

観光」とも名打たれている看板をあとにする、このおうちの名字は中村さんということだ。あたりは里山風の静かな佇まいだ

が、道が山腹沿いに走るときに目に入ってくる樹林、もうほとんど原生林といった風格、東北の大地の貫禄実感。



十和田湖畔道路沿いのしたたる緑   100



奥入瀬渓谷 空きを探しては車とめ、それぞれ自分の思う方角へあてもなく歩き始める   101



「子の口」 十和田湖から奥入瀬渓谷へ流れ出す   102

1242 十和田湖周回道へ。霧ガスのため100%の眺望なし、湖面見えたりかくれたり。圧巻は進む車から目に入ってくる辺り

を覆い尽くさんばかりに高低の木々が重畳におりなす深い樹林樹海である。十和田湖に至る手前からその兆しはあらわれ

、早池峰・秋田駒の裾野に広がる落葉樹林の豊かさに感服してきたものに、鮮烈な緑、深く静かな輝き放ちつつ更なる印

象を与える。

1316 奥入瀬渓谷着、1396`、20℃。広大なる十和田湖から唯一流れ出る水を独り占めにするのがこの渓谷、鬱蒼とし

げる樹木と豊かな水量に恵まれた渓流とが薄暗き佇まいのなか延々とつづく。訪れる人ただ思い思いに路肩に車とめ、売

店もなければ案内所もなく、交通整理する警官・警備員の姿もなく、すべて訪問者の自己管理自己責任のもと行動すると

いう自己完結型方式。所々に案内板・立て看板などあるのみで、全国に名をはせる名所としては異例でありそのシンプルな

仕様にわけもなく笑みが浮かんでくる。巾1-3b程に整備されたの遊歩道、その上を人が列をなして行き来する、その遊歩

道は渓流を渡っては返し、返してはまた渡りながら、数`にあるいはひょっとしたら十数`の長きに伸びているかもしれな

い。したがって十和田湖からこの奥入瀬を含めあたり一帯の雑木林、落葉樹林が一斉に紅葉する頃の賑わいは想像する

に難くなし。

1356 存分にNV-MX2000撮影し同発。

1444 対向車との離合などほとんどなき峠など越えて再度十和田湖岸周回道路にもどり、奥入瀬への流出箇所である「子

の口」着、1411`。遊覧船の波止場もあり、奥入瀬渓谷への遊歩道の出発点でもある。

1526 湖岸道路ぬけて東北道十和田湖ICへの途上路肩広場に車とめて昼寝開始。

1540 昼寝おえて再出発。今晩の宿八幡平松川温泉めざす。

1610 空晴れ渡り久しぶりの快晴の様相のもと大館市へ、1472`。

1624 家内ミスコースに気付きUターン、鹿角市へ、1485`。

1630 ローソンにて明日の八幡平登山の昼食弁当もとめるが賞味期限あわず断念、1490`。

1642 「ホームセンター サンデー」にて家内フィルム購入。

1565 走行距離1500`超、R341へ。道は蛇行しながらどんどん高度あげていく。

1737 八幡平頂上部大深沢展望台。標高1555b、1535`。

1816 八幡平山頂部からわかれている樹海ラインに入りそびれ大回りして松川温泉「松風荘」(ショウフウソウ)着。1565`。ほか

にも当温泉地にはいくつか宿あるのだが、まったくそれらしき建物目に入らず、ここもまた圧倒的な樹林帯に覆われた大地

で、ただ松風荘のためだけの取付道路をへてこの宿にたどり着く。ほかの旅館も深い森の中にそれぞれ独立して独自の

仕様で立っている塩梅。土地はふんだんにあるらしく、建物の前は未舗装ながら大駐車場で20台30台はかるくとめられる

広さ。建物は古くしかも安普請、というよりおそらく以前は湯治宿で、農閑期など地元の農家の人たちが疲れた体を癒すた

めに長逗留した宿だったのだろう。明日早出で八幡平登山となるため、宿にもってはいる荷物慎重に取捨選択し、一度で

は片づかず二往復。畳2枚あるかないかほどの玄関、奥なりにまっすぐ廊下が伸び、すぐ右手が帳場つまりフロントでその奥

が土産物売店、左手にはサイフォンなど見え喫茶コーナーらしく、ぶった切りの分厚い木製椅子テーブルがどーんと中央に配置。そ

の奥の大広間が食堂兼宴会場、更にその奥が厨房といったつくり、それから客室がつづき、玄関はいってすぐにある階段

を上がれば2階は廊下片側にずらりと客室がならぶ、合間合間にトイレ洗面所配置。「遅くなりまして…」と誰にともなく声か

けると何処からともなくここの女将らしき風体の65-70歳ほどが姿あらわし、帳場に入り応対。「お客さん、予約が遅かった

からちょっと狭い部屋しか用意できなくて、明日はもっと広い部屋に替えますから…。」宿帳などしるし鍵受取ると、ずっと若

い下働き、女中さんらしきのがいろいろ説明しながら部屋まで案内してくれる。さすが温泉場で風呂場が二つも三つもあっ

て、「なになに湯は24時間いつでもOKとか、なんとか湯は何時から何時までは男湯と女湯わけてますがそれ以降は混浴

でどーのこーのとか、外のなんとか湯は吊り橋を渡っていってもらいます、岩風呂になってます、雨が降ってる時は傘さして

いってください、こちらは男の方も女の方も区別ありません。夕食は6時からでもう始まってます。朝食は早出の方は6時で

すけど、普通は7時からです。」などなど一度聞いただけで覚えられるわけがない。部屋は女将のいうとおり2階の一番奥

の端っこで鍵のついた襖がドアの如くに開閉する方式で、なるほど入ってみると狭い、その狭いなかに魔法瓶お茶セットのせ

たテーブル、14型のTVのせたテレビ台、奥行き25aあるかなしか、ない方がましなくらいの形ばかりの床の間など、中央天井

から丸型蛍光灯ぶらさがる。ほっとする間もなく食堂へ。二三十人ほどが食事中、ビニール製テーブル掛で覆われた折り畳み

式座卓長テーブルが食卓、料理はすでに並べられていて置かれている部屋番号で識別、生ビールたのみ食事開始。アマゴの

甘煮はじめ料理は多彩で量も多くデザートのメロンを平らげる頃には満腹食べ過ぎ。

 

   岩手山山麓  松川温泉 松楓荘  103                宿から吊り橋わたって岩風呂へ  104

1924 夕食おえて帳場で女将に明日の早出の件、朝食を弁当にしてほしい、昼食用の弁当も所望、0600に八幡平頂上

部までのタクシー予約などなど頼み部屋へ引き返す。

三カ所につくられている風呂、宿のそばを巾十bはあろうと思われる川、歩いて渡れそうな真っ平らな川底、水も小石の上

を軽やかに流れてる程度で、その川の上に宿の建物から吊り橋がわたされている。吊り橋は向こう岸のほぼ垂直の岩っ

ぽい山肌にぶちあたり、刻まれた道を右に辿っていくと、覆い被さるような岩壁の下の岩風呂にいたるという塩梅、、こちら

から見ているとなんやら薄暗く上の岩陵もその有様おどろおどろしく、妖怪変化の類あたり徘徊していそうな気配、気の弱

い輩にはとても近づけそうにない様子、それにたかが風呂のためそこまで足のばすの億劫だし、部屋に一番近い一般風

呂にいくことにする。 我々の部屋は2階の玄関から最も遠く離れた奥の奥で、下へ降りる階段もすぐそこに位置し、それを

降りていくと男湯と女湯に入口も中もわかれた一般風呂の前に出る。風呂のまえの廊下は広くとられ、体重計が一つ、先

の喫茶コーナーの椅子テーブル風に太い幹を輪切りにしたままの一人座りベンチ数個など並べられ、くつろぎの空間をよそおって

いる。風呂への扉はアルミサッシのガラス戸でがっかりだが、部屋がずらりと並ぶ廊下、後追いで敷設された管やコード隠すその

細工が、ただただそのへんの板きれでなされてるのみで、なんのポリシーも一貫性もなく、というよりとにかくあまり費用掛け

ずにその時その時手っ取り早く片付けようとのポリシー一貫性に徹してる風で、このアルミサッシもその伝であろう、もちろん重厚

感もなにもないぺらぺらのガラス戸が引き戸風に2枚はめこまれているのみ。脱衣場も印象うすく(はたして印象深い脱衣

場なんてあるのか疑問だが)、浴室への建具は磨りガラスの木枠つくりで、中へはいると思わず見上げてしまうほどに暗い

天井高く、黴か茸らしきもの所々に白く浮かび上がる太い張りが大きく黒く横たわり、充満する湿気に耐えている。太い張

りから40h直管蛍光灯が一本ぶらさがりたよりない光をはなっている。その下、左手に湯船の中から岩の壁そそり立ち、さ

らに右手に窓大きくきられ、その向こう迫る山肌の緑が夕闇にしたたっている。湯船も洗い場もすべて岩をあしらって造作

されていて、清掃というメンテナンス作業はおおいに軽減される。先客が二人湯船の縁に座り込んで談笑中、かるく会釈して暗

色に白濁するお湯につかると少し熱い。洗い場はせまく一方の壁際に石鹸おきの小棚などしつらえられた席が二つならん

でて、間に透明なお湯がまんまんと満たされた方形の石造り入れ物が置かれている、備えられている手桶で洗い桶へお

湯をつぐというシステムであり、蛇口がない。通常の浴場ではあまり見かけないやり方である。もう一方の片隅にも石鹸置き

のある席が一つあるが、そちらにはその石造りもなければ蛇口もないから、振り向いて湯船から直接お湯をつかうことにな

る、これはかなり不親切であるし、石鹸のついた洗い桶を湯船につけることになり非衛生的でもある。すっかり洗い終わる

まで他に誰も入ってこず、二人は相変わらず湯船に足をつけたり胡座くんだりして話を楽しんでいる。時間制限混浴風呂や

吊り橋妖怪変化岩風呂などへ客が分散してるのだろう。部屋へ戻り家内が風呂へ。留守番しながら荷物整理、パソコンへの

NV-MX2000画像データ転送などやって…、2130 就寝。


八幡平・畚岳(モッコダケ)




標高1500bほどに位置する八幡沼周遊道へ   105

平成15年7月21日(月) くもり雨

0420 起床。洗顔シェービングコーヒーなど朝メニュー。

0500 TVニュースで大雨情報、東北地方午後大雨予報、時間30_の大雨も…、ヤレヤレ、タクシー予約済みだし昨夕の内に朝食

昼食用弁当きてるし…。定刻前にザックかついで玄関へ、帳場は鉄格子式シャッター降りてて勿論無人、格子越しに部屋の

キー返却。手ぶらの早起きの男性客一人我々の様子見てる。

0600 予約通りタクシー来て八幡平山頂部へ出発、空は真っ白ながら雨滴はなくまずまず。車は松川温泉を出て八幡平樹海

ラインへはいっていく。八幡平から岩手山に至る縦走コースの山腹を走るアスファルト道である。道すがら運転手とやりとり、「そり

ゃ、いっしょです、ここも悪いですよ。工場は閉鎖してどんどん逃げちゃうし…。」「バスや我々タクシーの運転手だって、一度退

職したの採用するんですよ、安くでね、10万とかで…。そのかわり近場だけですけどね。」「近場だけとは?」「ええ、長距

離運転はやらないんです。」「松茸もいいですけど、このトドマツにはえる茸がまたうまいんです。結構好い値段しますよ。」

「いや、食べますよ。その辺の道ばたに生えてるやつは、茎が赤くなってるのは駄目なんです。みんな林にはいってね、白

いやつを採るんですよ。あの赤くなってる蕗は駄目です。」この樹海ラインも直径40aも50aもある葉をつけた蕗がずらりと

ならんでいる。「そ、ここがね、ここが縦走コースの入口なんです」などともう目の前に八幡平山頂部の諸施設の建物群がす

ぐそこである。




石畳方式の八幡平周回道  奥は岩手山   106

0620 八幡沼への登山口着、案内板を背景に記念撮影してもらって出発。人影ほとんどないなか、コンクリートであるいは石

畳風に整備された遊歩道歩きの開始。ほどなく眺望良き場所にオトギチックな建物、トイレ棟である。地図などに「裏岩手縦走

コース」とあるその最初のピークである畚岳(モッコダケ)からそのずっと彼方の岩手山まで見渡せる。道ばたにはニッコウキスゲ、

ハクサンチドリなどがぽつぽつ顔を見せてくる。取りあえず松川温泉までの縦走完遂を目指すことにし、そのためには八幡平を

簡便にすまさねばならぬといくことで、コース取りなど相談しつつの山行。花も次第にその種類ましてきてクルマユリなども…。

  

            クルマユリ   107                              ニッコウキスゲ 108           

           右手に展望櫓あり   109                     八幡沼全貌   110

0710 ガマ沼のそば通り抜けてしばらく進むと「八幡平頂上」と大書された高さ2-3メールの標識にでる、1613b、プロトレク高度

計では1580b 気温21℃、横に櫓状物見台。「ほー、2043bもあるんだ」などと物見台にある表示盤参考に山頂部くっき

り見える岩手山など確認し、「やっぱり八幡沼見ていこっか」という家内の提案に八幡沼見下ろす展望台まで、来た道引き

返す。先客の中年夫婦者展望台で朝食してるのに挨拶して、我々もバーナーでみそ汁つくりながら食事開始。二人に「三ツ

石方面まで縦走なさいます?」「いいえ」とこちらの問いかけの意味よくわからないといった感じの返答、「三ツ石方面」とい

うのが合点いかなかったかもしれない、縦走山歩きなど関心ない人には八幡平から三ツ石・岩手山さらには乳頭山・秋田

駒などといった長大コースの山々の名前などどーでもいいことなのだから…。話はこれでストップ、朝食に専念。

0740 眼下に広がる八幡沼に向かって時計廻りに降下開始、したから賑やかな中高年女性4人組あがってきて離合。道

はほどなく往復2車線の木道となり、コバイケイソウなど花街道のはじまり、恐らくよく知る人が聞けば「よくまー見当違いな花名

ばかり言って…」と苦笑にがわらいあきれ顔請け合いの、うろ覚えのいい加減な知識「あーだ、こーだ」披露しあいながら、

それでもNV-MX2000やオートマチックマシン駆使しつつ、前後に人影なくほぼ二人占めの朝の八幡沼。沼の水辺までとどく枝道

なども丹念にたどり、記念撮影したり、水面に突っ込むようにしては舞い上がる鳥の華麗な飛翔に見とれたり、もうすでに

対岸歩いているもう二度と会うこともない先の夫婦者に手を振って旅先の親愛の情を送ったり…。沼の最奥部に達すると

木道は源太森方面と展望台へ戻るコースとにわかれる。展望台コースにはいってしばらくいくと赤っぽくそまるモウセンゴケ群生地

、すぐ木道脇まで繁殖してるのもあって接写成功。

  

          奇怪な形状のワタスゲ   111               先ほどの夫婦 はや対岸へ   112




あちこちに池塘ちらばり…   113

0857 八幡沼周回終了。「も、いっそメーン周回道みなまわろう」と結論し、また先のガマ沼から八幡平頂上への道から眼鏡

沼、鏡沼方面へとコース取り。残雪見られる眼鏡沼、道ばたから見下ろす窪地に初見のキヌガサソウがサンカヨウと並んで群生、

テープ撮影も…。人の往来離合ふえてくる。

0936 人・車集まり始めた山頂部駐車場・レストハウス界隈に舞い戻る。「八幡平パークサービスセンター 自然財団 八幡平支部」と

の建物目に入り、縦走コースについての情報収集すべく立ち寄る。中は小さな売店などあり奥のメーンの部屋の大机に大きな

地図ひろげて3-4人が何やら検討してる。声かけると65-70歳くらいのおじさん応対、天気など尋ねると、建物の窓から見

えるモッコダケ方面の空模様見ながら「あちらもう降ってますよ」となんやらひどく原始的指導、なるほど暗澹たる暗色の雲そ

のあたり覆い尽くし、さぁーっとはいたような筋が雲のしたに走り、素人目にもよからぬ兆候。こりゃこのおじさんにいろいろ

尋ねても埒あかぬと判断、話を八幡沼の花のほうへ振るとそちらの方は自信あるらしく、売物の写真集など持ち出して色

々解説してくれる。この席で「ムシトリスミレ」という花名もでてくる。おじさんの熱弁に答えるべく写真集1600円購入、家内も

ブローチ500円。

1007 建物出て、まだ降り出してはいないものの、雨対策に身繕い再点検して「ま、モッコダケだけでもやりまっしょ」と先ほど

のおじさんに確認済みの登山口への道をたどることに…。このあたりコンクリート、アスファルトの固まりであるところにもってきて、

建設工事中の騒音も加わり、八幡平山頂部周辺部の広大豊富な自然のなかにあって違和感不釣り合い整合性なし。一

帯の騒音部から抜け出し今朝タクシーで通った樹海ラインアスファルト道にはいっていく。この秋田岩手県境地帯の幹線道である

八幡平アスピーテラインほどの往来はないもののこの時間帯車の行き来結構あり、ザック担いだ我々夫婦者に視線注ぎながら

通過していく。モッコダケ方面にたれ込めていた暗雲てっきりこちらにやってきて、今朝の天気予報にあった「東北地方南部

時間30_の大雨も…」の前兆になるかとの予想はずれまだ一滴もなし。

1025 裏岩手縦走コース登山口着、1445b、大粒の雨ぱらっ、車3台あり、秋田、青森、八戸ナンバー。低木林のなかに伸び

る道、折畳傘枝にひっかけひっかけ進む。道幅せまくゆったり気分の山行とはほど遠く、この状態三ツ石山まで数時間延

々とつづくのだろうか。

  

   多種多様ながら所々に孤種独占エリアも… 114       往復二車線ほぼ独占してゆったりの自然観察 115

    

    樹海ラインより八幡平見返峠方面  116                    同ラインより畚岳  117

1044 雨の中それでもハクサンシャクナゲなどパチリパチリやりながら歩を進めるがいよいよ雨脚強くなりUターン、1460b地点、上か

ら夫婦連れ高齢者、モッコダケ山頂までいってきた、25分くらいで行けますよとのこと。団体さんが登ってますとの情報も…。

1052 雨脚弱まるなか中年夫婦者と離合、聞けば「モッコまで行きます」と簡潔なる返事。我々もつられて登山再開、

ポリシーのないこと甚だし。

1100 諸桧岳(モロビダケ)方面との分岐、1485b。縦走コースはモッコダケ山頂は通らず。少し諸桧岳方面へ足運び登山道の様

子検分、ずっとこーゆー低木林のなかの道がつづいている。モッコ山頂への道は当然日当たり風通しいいはずで、したがっ

てまた当然花もいっぱい、が道は急登にして悪路。

1112 畚岳(モッコダケ)山頂着、プロトレク高度計1535b、19℃。先の情報通り7-8人の団体さん(勿論中高年)談笑中、下で

短い言葉かわした中年の夫婦者もすこし離れたところにいる。団体さんの指導員も高齢者で、日本の山、中高年で埋め尽

くされている。この指導員先ほどから腕時計のぞき込みながら「気圧が下がってきてます」などと言いながら、小生の

プロトレク目ざとく見つけ「どちらのメーカーの…」などと寄ってきて自分のと比べたりして…、その前に一つ山の名前を尋ねたと

き「あ、あれね、あれはちょっとわかりません」といったやりとりもあったりして、も一つしゃきっとしない印象。程なく団体さん

下山し始め、中年夫婦者と我々の4人だけになり畚岳山頂静まりかえる。主人の方は風貌は職人風、頭髪短く刈り込み四

角張った顔は何かに一筋に打ち込んできたという印象、奥さんは小柄で痩身、顔つき細面で目は細く意志の強そうな感じ

。主人の口調から明らかに地元東北の人。

しばし山談義、焼石岳、ヒオウギアヤメといった名前がでてくる、「焼石岳は水沢からと北上から登山道あります」「ここは縦走

やられました?」「えぇ、ずっとむ昔ですけど、一人でね」「三ツ石までですか、え?あっ、岩手山まで。ほー。今岩手山はこ

ちらからは登山禁止らしいですね」「えぇ、そうなんです。だからお花畑がいいそうです。隠れて行った人がそう言ってまし

た」。「あ、そうなんですか。そうですな、自然はほっとくのが一番です」などなど、顔に似合わず話す言葉は少しかすれ気

味ながら、柔らかい響きで、結構饒舌。

1137 薄日さすほどに明るくなるなか、下山開始。右手に南アルプス悪沢岳の丸山をさらにひらったくしたような諸桧岳のび

やかに横たわる。急登に喘ぎながらの4-5人の女性中心グループと離合、皆雨モート対策゙の雨具姿、それにこの急傾斜、頬

に触れんばかりの花々にも目もくれず黙々と…。

   

  岩手山、更には乳頭山・秋田駒へ縦走路の登山口 118          畚岳・諸桧岳分岐   119

   

      かなりの傾斜で及び腰登山   120                     畚岳山頂直下 121



畚岳 撮影   122

1203 登山口までの中間点、低木林から解放された裸地、眼下に樹林草地思い思いに展開する山腹見渡せる半島状の

小台地にピクニックシートしき昼食とする。プロトレク高度計で1455b。チキンラーメンを持参のバーナー・手鍋にて調理それに松楓荘謹

製オニギリ弁当。

1228 食事も終わりさぁ下山続行だと片付け仕事してると、登山道の方にいかにも若いカップル、背にザックなど荷物聳え立

たせながら通りかかり、「縦走ですか、どちらから?」「秋田駒です」「へー、何日かかりました?フルコースですね」とおだてる

と、{二泊三日です」とはにかみつつ答えながら達成感漂わせている。もう最終目標地点そこに見えてるのだから…。しか

し男の子の前をいく女の子、小柄できゃしゃ、顔つきもおとなしそう、どこからそんな重厚長大なる山行完遂するだけの馬

力がでてくるのだろうかと、これまで何度も感じた印象・疑問・不思議をまた抱いてしまった。

1242 八幡平樹海ライン脇の登山口着、1435b。

1300 八幡平レストハウス着、松川温泉までのバス便確認。「ムシトリスミレ見たい、見てみたい」との家内の願望で八幡沼再訪す

ることに、時間もあることだし…。沼への道は賑やかで、もうこの時間帯人出ピーク、我々みたいな完璧山姿からピクニック風、

普段着、町歩き風、さらにはパンプス、ハイヒール風(!?)まで、またカメラもすごい!もう日本の御三家トップブランドもの、デジカメも

ピンからキリまで、三脚も極太タイプから極細まで持ってるの持っていないの、ヴィデオカメラこれをぶら下げてる人見かけないの

が意想外。前後してた下パンツの黒の夏スーツきた50台の小太り奥さん風とどちらからともなく話しかけ、同道することになり、

駐車場界隈から沼までのしばら続くのぼりに、「まぁー、結構あるわねー、私らにはこたえるわ。」「ほんとですね。もう私もく

たびれました。」「ほんとね。」「今朝6時半からずっと歩いてるんです。」「えっ…」「でも沼にはいったらもう真っ平らですから

楽しみに…。」「ほんとですか、それはいいわね。まぁ、きれいな花ね。」「ハクサンチドリです。」「あら、花の名前くわしいのね。

」「いえいえ、まだ駆け出しの勉強中でして…。でも、こうして歩いてても名前わかるといいですよね。」「そりゃそーだわ」な

どなど。見返峠こえて道は下りとなり、沼のエリアへと入っていき、我々ムシトリスミレ探しに専念。それらしきの点々と見かけるが

木道から離れていて光学10倍撮影してもも一つ確認出来ず、なにしろ相手は小指のさきっぽほどの大きさ。モウセンゴケ群生

地あたりまで足のばすが、いき当たらずUターン。もう間もなく沼のエリア終わりかけ地点、二三人なにやら木道にたたず

み注視の姿勢、彼らの視線の先に見事な大輪の(?)目当ての花がただ一輪のみ凛とあたりをはらう風格、手を伸ばせば

とどきそうな位置関係、アップ撮影成功、ヤレヤレ。




ムシトリスミレ(ほんとに虫取るのだろうか)   123

1414 バスターミナル着。

1430 盛岡行バス乗車、八幡平山麓にある柏台バス停で松川温泉行に接続とのこと。ワンマンバスながら各停留所間際にな

るとその案内しがてら、辺りの観光案内もテープで流れるようになっている。柏台まで数十分のアスピーテライン沿いのくだり。

1500すぎてもガスこそあるものの「時間30_の雨」など嘘っぱちで、してやられたという喪失感抱きつつ車窓に移ろう景色

ただ黙して眺めるのみ。柏台に着きバス降りながら「松川温泉行はどっから出るんですか」と運転手にきくと「えっ、あんたら

松川温泉にいくの?もうバス出ちゃったよ。そうならそうと言ってくれなくちゃ。」となんだか訳の分からないことおっしゃる。「

さっき、松川温泉行く客いないから出てもいいよって無線したとこなんだ」と不可解なことを…。バスの外にもバス・タクシー会社

の人間いて「もうさっきバス出ちゃったよ」と申し訳なさそうな顔。「あんたたちバスのなかでそんなこと私たちに一度でも確

かめました?なんで松川温泉まで行く客いないってわかったんですか」と思いっきりとっちめてやろーかと思えど、運転手

はともかく外に居合わせた会社の二人はもう口をつぐんで自分たちの非を十分に察知してる様子だし、その上こちらとして

はあまりのとんちんかん・ちゃらぽらん振りにもう怒る気にもなれず「ったくもー」と言葉もなし…。ここ柏台はこのバス運行の

このあたりの拠点らしく、二階建ての建物を構えタクシー業務も併せてやってる様子。我々はそのバス会社の建物の軒下で、

夕暮れ前の人通りほとんどない街角眺めながら憮然たる態度で彼らにプレッシャーかけ続ける。タクシーで行くほかないのだが、

こちらから頼む気になれるわけなく、そうこうしてると、運転帽かぶったの出てきてそこに一台停めてあったタクシーに乗り込

みドアがあく。どうやら家内が事態打開のためそっと手を打ったらしい。車内で運転手二度三度不手際謝罪、家内、もうそ

んなことどーでもいいといった感じでいろいろ彼に話しかけ雑識情報収集始めてる。「田沢湖っていうのはやっぱり魚釣り

なんですか」「いやぁ、どーでしょーね。ま、宿に泊まってのんびりしたり、秋田駒登山に使う人もあるようですか…」と歯切

れが悪い。

1530 松楓荘着、雨が降り始めてるせいもあって、バックで玄関の中にもう車乗り入れんばかりに停めたタクシー運転手「わず

かですけど、サービスさせていただきます、2000円で結構です。ほんとに申し訳ありませんでした。またのお越しの時には是

非ご利用下さい」と商売熱心。

1540 女将に「お帰りなさい」と迎えられ、昨日と同じ部屋に戻ってみると、今朝家内が蒲団など片付けたままの状態、因

みにポットゆすってみると空、急須にもお茶っ葉はいったまま、つまり今朝我々が早立ちしたときそのままということ。浴衣も

今朝方まで着用して脱ぎ捨てたのがそのままの姿で蒲団の上に横たわってる。帳場にTEL.して応答してきた女将にその

旨伝えると、「まぁ、申し訳ありません、すぐ係りのものやらせますから、ほんとにどーも」と平謝り。我々の八幡平の印象ど

んどん低下していく。気象庁予報大はずれへの遺恨もまださめやらぬ内に…。

1750 家内共々風呂すませのんびりしてると、滅多に鳴らない電話にて夕食コールあり。今晩も、味はともかく、定番の刺身

穴子の踊り焼きの他に鍋、蕎麦など種・量ともにたっぷりの料理が並んでる、瓶ビールでまずは乾杯。本日にて山行日程は

終了、あとは自宅に向かいながら物見遊山していくという気楽さ。我々のブロックは隣に中年夫婦のみの4人、全体見渡して

も夕べに比べると半分位か、いきおい雰囲気も静かムード。お隣さんとの談笑は意外なきっかけからはじまった。家内が

プチトマトかなにか箸でつまんでたのをうっかり落とすと、隣の主人のところまで転がっていく、主人はすぐ気づいてそれを指

でつまんで家内にわたす、家内当然「どーもすいません」と会釈して挨拶、その時主人がさっと奥さんの顔を窺ったのが印

象的。ま、それはともかく、この機を逃さず、「どちらからお出でですか、私どもは兵庫県ですが…」「えっ、加古川なんです、

まぁ、同じ県だなんて…」と奥さん、やはりこの夫婦、主導権にぎってるのは奥さんらしい。ま、それはともかく、これで談笑

の糸口出来上がり一気に話弾み出す。「へぇー、で車でいらしたのですか、奥さんも運転なさって…」「いえ、主人一人です

」「まぁ、一人で…」「で、お宅らは?」「えぇ、敦賀まで行ってそこから秋田までフェリーです」「フェリーはどれくらいかかりました?

」「11時間です」「そーですか」「で、白神山地みて、青森・奥入瀬十和田湖や神社仏閣みながら南下してきました」「何泊

の予定ですか」「5泊です」「そーですか。私どもは17日朝3時起床で3時半出発したんですが、仙台には、ま、7時か8時に

つけばと思ってたのですが、4時には仙台のホテルに着いてました、途中、2度昼寝しましてね。ここは何がお目当てで?」「

ここの温泉はね、秘湯なんです」「秘湯?」「ええ」「秘湯といいますと…」「私たち日本秘湯を守る会の会員なんです」「で

何をなさるんです?」「えぇ、まぁ、温泉に入るんです」と初めて主人発言。「はー、温泉にねぇー、秘湯を守る会の会員さん

はどんな風に温泉にはいるんですか」「いや、別に…、ま、宿に着きましたらすぐに一回目はりますよね、それから食事終

わってしばらくして2回目、そして寝る前にもう一回はいります。そして次の朝早く起きてはいります」「で、風呂で何をなさっ

てるんですか」「いや、別に…、湯船につかることもありますけど、足だけつけてるってこともあります」「ほー」「ただぼーっと

してるだけですけど…」「はー」とまぁ、も一つぴんとこないやりとり。奥さんがしゃべり出す、「それより、山登りがお好きなよ

うですけど、それなら山形のリッシャクジっていうお寺いかれましたら?」「リッシャクジ?」「そう、立つという字に岩石の石と書くん

ですけど、山寺で下からずーっと上がっていくんです。お宅らでしたらどーってことありませんよ」「そーですか、是非行って

みます、どーせ帰り道ですから…」といった塩梅で、話は兵庫県の山やお寺・温泉にまで及び尽きることなし。

1845 夕食おえて帳場へおもむき、「明日また早出しますので、朝食を弁当でお願いします、それと勘定も済ませおきます

」二人2泊五食付で34000円ほど。

2030 我々は一日に二度も三度も「秘湯」にはいる趣味なく早々と就寝、雨ふりつづく。



東北南部 四ケ寺


中尊寺 毛越寺 瑞巌寺 立石寺



  中尊寺境内にて ヤマユリ?   124



中尊寺にて   125

                       平成15年7月22日(火) くもり晴

0500 起床。降っていた雨もほどなくやむ。

0611 松楓荘出発、鬱蒼たる霧の樹林帯を縫うアスファルト道を東北道西根ICを目指す。

0640 西根ICより東北道へ、1588`。仙台まで193`の標識。

0651 盛岡IC通過、1610`。

0705 紫波SA着、1633`、朝食(卵焼ヒジキホーレンソー胡麻和え佃煮柴漬け美味)。ガス補給、50.7g 5430円。

0743 紫波SA発。

0800 秋田道分岐、北上JCT通過、1661`。

0818 平泉前沢ICより地道へ 2750円支払 

0826 中尊寺駐車場着 400円支払

1007 同発、旭川・八王子ナンバーなど20台ほどの車駐車中。

1015 毛越寺駐車場着 1699`、200円支払。

1045 同発。

1102 宮城県へ。1714`。

1110 東北道、東京終点まで400`地点。

1137 大和松島ICより地道へ 1774`。

1146 道の駅「おおさと」着 1781`。

1235 コンビニサンクスにて購入のサンドイッチアンパン牛乳昼食、昼寝、仙台インターシティホテル予約終えて出発

1240 松島町へ、1787`。

1249 松島周遊観光船乗り場前通過中、瑞巌寺の標識も1793`。

1254 瑞巌寺駐車場着、1794`。お寺専用の駐車場の模様、駐車中の車は2-3台。

1603 瑞巌寺・周遊船での松島湾観光も終えて同発。

1640 松島町塩竃市多賀城市をへて仙台市へ。1809`。

1759 夕暮ラッシュの様子眺めつつ青葉通り路肩駐車、家内ダイエーにて缶ビール氷他夕食用食材購入、そして

インターシティホテル713号室着、フロントにてツイン料金税込・駐車場料金込13800円支払。

風呂ビール付夕食など夜の定番メニュウ、外出して夜の仙台楽しむ元気余力なし。

2146 就寝。



毛越寺事務局   126




瑞巌寺庫裏   127



瑞巌寺本堂への参道   128

                           平成15年7月23日(水) くもり

0544 起床。

0640 インターシティホテルチェックアウ。

0645 朝食購入しセブンイレブン出発。

0651 仙台宮城ICより高速へ、東北道南進、1836`。山形道まで57`、天気はくもり、気温15℃。

0703 村田JCTより雨の山形道へ、1852`、山形市まで40`。

0721 山形蔵王あたり、長大キロトンネルぬけると青空ものぞける空模様へ一転、山瀬に居座られている表日本から北の高

気圧圏内の裏日本へワープ。彼方下方に白くビル林立する山形盆地、山形市!1882`。

0728 山形道、山形市より酒田方面は通行量激減、がらがら状態。

0730 山形北ICより地道へ、通行料金1750円、1896`、往復4車線プラタナス並木のバイパス道へ。バイパス道から別れ次第

に郊外エリアへ、サクランボ・ブドウ果樹園ひろがる「山寺 立石寺」山麓。

0758 途中、三叉路でとるべき道分からず立ち往生し、通りかかった軽乗用車のおばさんに助け求め、立石寺登山口(お

寺の入口に「登山口」という標示も珍奇なり)すぐ近くの有料駐車場着、1906`。「参道脇有料駐車場」という名前で、畳

3枚ほどの「管理棟」隅にぽつんとあり、引き戸開け放しラジオなっている、その壁面に「駐車の受付は参拝前にお願いしま

す。係員がいないときは管理棟料金箱へお願いします。1台500円、マイクロバスは1000円」とある。恐らく「係員」などいたた

めしはなく、無人の管理棟でなってるラジオにそのかわりをさせてるのだろう、「係員」が現れるのは、朝管理棟の鍵を開け

てラジオにスイッチ入れにくるときと、夕方料金箱の本日の水揚げを回収しラジオけし鍵かけにくるときのみであるのは請け合い

である。まだ朝早き時間帯、車我々のパジェロのみ、早速500円料金箱に投入し、「立石寺登山」にむけて身支度。駐車場

にある石垣には赤い野いちごの実が鈴なり、「山寺」がもうすでにこの土産物街までその山深さを浸透させている証である

。この駐車場まで150-200bほどであろうか、いわゆる道幅の狭い門前街土産物店食堂街があり、立石寺と共存共栄の

間柄。



立石寺境内土産物街   129



お堂 その1   130

0815 車内で牛乳サンドイッチ定番朝食終えて参拝へ。

0837 巡拝料300円×2納入。他の参拝客もチラホラ。簡単な手提げをもった二人連れも同道。70歳くらい小太りのおばさん

とさらに高齢と思われるもう完璧おばぁさん姿(こちらは痩身)の二人で、ぼちぼち店開きしだした土産物店の人たちと挨拶

交わしながらゆっくりと順路をいく。下の門前町のみならず立石寺境内にも点々と店が配置。少し行っては段をのぼりまた

すこしいくと石段といった塩梅に少しずつ高度をあげていく。お寺の建物点在するなかには小さな祠もあり、二人は手を合

わせ合掌してはまたゆっくり歩き出す。小さな茅葺きの祠で拝んだあと、しばらく休憩するらしく、浄財と書かれた賽銭箱の

両側に座り込む。一体何者だろうと軽い疑念抱きつつ、しばらく動きそうもない二人を残し、上へ上へと山腹急傾斜に建立

された大伽藍見物行脚。急な石段に覆い被さるような巨岩、その薄暗い巨岩のうえに長く茎を伸ばして咲く一輪の百合、

芭蕉が巡ったという中尊寺・毛越寺・瑞巌寺・立石寺の東北四ケ寺、立地おもむきそれぞれに個性である。竹箒もって石

段を清掃してる男が我々の巨岩見上げてる姿見て、「この石ね、そこから、そう、少し離れて見るとお釈迦さんの顔に見え

るんですよ」と観光案内。境内の下部は山影となってるところが多く、どちらかといえば陰のエリア、高度あがっていくと陽の

光にも恵まれ、お寺さん一家らしきが居をなす建物の前の小さいながらも菜園もかねた猫の額ほどの庭も活き活きとして

いる。変化に充ち満ちた参道を登っていくと三叉路に出た、さてと迷っていると近くの建造物で写真とっている高年夫婦が

、「こちらを登っていくと行き止まりですが、なかなか見晴らしの好いお堂がありますから、そこを見られてから又戻ってあち

らの本線を上がって行かれるといいです」と完璧な指示。なるほど三方開け放し古いお堂の手すりのところに立つと眼下一

望、山間の小さな町が一目である、町の向こう側は次第にせり上がっていき、濃い樹木に覆われた山がそびえそれを受け

止めている。おりしも二両編成の電車が左手から現れ川沿いにすすんでいき、その軽快な機械音が風景にアクセント。お堂

からさらに薄暗い山道のびていて、ちょっと足をのばしてみると、どうやら登山道につながってるらしい。本線に戻り上をめ

ざす。ご本尊鎮座する建物の庭に60歳くらいの奥さんらしき人に、先ほど見かけた百合の花など話題にして話しかけてみ

ると気さくにのってきてしばし花談義。まだまだ先あるらしく、ちょうど上から降りてきた若者に訊いてみると、「いえ、もうこ

の上でおしまいです」と少し恥ずかしそうに応答。



これも立石寺伽藍の内   131

0925 あがってみると広場とられているその奥両側にさらに石段があり、その上に立つとお堂が二つ並んで建っている。

右側がとくに古色蒼然としているが屋根は葺き替えられている模様で銅葺きが整然としてる。さっそく土足のままあがって

いってお参りするが、天井の低いお堂のなか雑然としている、それがかえって多くの人に親しまれている痕跡と解釈。他

に参拝客なく下から焦げ茶の法衣まとった高齢の僧侶とぼとぼとあがってきて左側の建物にきえるのを目にしたくらい、庫

裏だろうか?地の人らしい背負子みたいなもの背にした60歳くらいのおじさんがどこからともなく現れ、近くのトイレ棟へ。

パチパチやりながら下山開始。先ほどのお寺さんの奥さんらしき人の建物まで降りてきてびっくり、いつのまにやら売店が店

開きしてて、その奥さんそれらしきかっこうして「冷たいお飲物などどーですか」と声かけてくる。上がってくる時は気づかな

かったが、建物の一角に売店が格納されていて我々が上にあがってる間に、定刻になり開店したらしい。折角だからと家

内、ペットボトルスポーツドリンク1本買ってお愛想、小生はできたばかりの新品のトイレ借用、なか狭いながらも最新式の洋式

トイレでびっくり、日本もここまで水洗化!先ほどのモッコのおじさんのはいったトイレは旧式にちがいなく、たしか脇に「トイレは下

にもあります」とかなんとか標示があったようである。縁台なども装備した売店あとにしてくだっていくと、先の背負子のおじ

さんと急な石段同道することになる。ドングリ目がたれ目気味になっている赤ら顔でいかにも話好きの印象、小柄ながらも中

肉で健康そう。「兵庫県の豊岡からですか」と豊岡を知ってるらしい。「城崎の○○旅館にいったことあるんですよ。帰りに

ね、みんな外のリヤカーのおばさんから蟹かってね、わたしはね、旅館の女将に頼んでおいたんです。そしたらね高かったけ

どいい蟹でね、それ以降毎年おくってもらってんです、3万円でね。」なかなかリッチなおじさんである。「そりゃ、ここの紅葉き

れいですよ。でもね、飯豊連峰のがいいです、小國からはいって樽口峠というのがあるんです、そこからみわたす紅葉は

見事です。京都の紅葉ね、あれ、葉が縮んで枯れてるだけでしょ。あんなものは紅葉でもなんでないです、ただの枯れ葉

の色にすぎません。ま、一度樽口峠へ是非。」と推奨。「いつ頃が見頃でしょう」「10月のはじめがいいです」ときっぱり。「い

やいや、上の方から学校へかよってる子どもさんもいますしね、毎日郵便屋さんも来ますし…。冬はね、この急な石段、

コツというかルールがあるんです。雪の上にきちっと足跡を付けて上り下りするんです。すると夜の間にそのまま硬くなってす

べったりしなくなるんです、足跡利用してのぼりおりすればいいわけですから…。ところがね観光客の人はね、今は冬でも

くるんです。そうするとね、この手すりをもって雪の上を滑るように降りていくわけです、ですから足跡つかないで滑り台み

たいになってしまって地元の人が困るんですよ。」急な参道をどんどんくだっていくとその脇に棚状になったところに湯気の

立ち上る釜などならんだ休憩所が店開きしてる、これも往路ではなかった店である。そこで立ち働いてる二人をみて納得、

今朝方のぼりはじめに同道した連れで、ここを営みの場としてるのだ。背負子も二人に軽く挨拶して通過。 くだりきって境

内土産物店ならぶあたりに立ち戻ると背負子そのうちの一つの縁台に座り込み、その店の人と話し込み始める、我々など

もう眼中にないといった様子。その姿離れたところからNV-MX2000におさめ、背負子ともわかれ立石寺参拝登山了。駐車

場にもどると6-7台の車はいってて7割方の稼働率、これはオーナーさんなかなかいい水揚げ、優雅な暮らしぶり彷彿。

1035 パジェロにてこれ以降のコース確認、コーヒーゼリーなど補給後、出発。山形市方面へもどる途中、来るときにも「なんの木

だろう」と目を引いた半端じゃない並木道にさしかかり、あらためて観賞していると路肩で草取りをしてるほっかむりのおば

さん見つけ、教え乞うと「ヤマカエデです」と一言。礼をいって「フーン、ヤマカエデか」とさらに感心しながらしばしの並木道ドライヴ。

1051 エネオスにてガス補給、@98円、37.5g、3859円。

1055 山形北ICへ、1916`。福島方面へむかう。

1105 笹谷トンネル通過、3400b、奥羽山脈の背骨貫くトンネルか。

1107 トンネルを抜けるとやはり雨、太平洋側は山瀬、1936`。

1121 村田JCTにもどり東北道へ、1960`、雨から曇り空へ。

1150 東北道途上、走行距離2000`越えて2010`。

1214 安達太良SA着、2050`、外気温19℃。昼寝、昼食(山菜ウドン・ザルソバセット各610円)、土産物購入(喜多方ラーメン、

ピーナツ入煎餅、南部煎餅)計5215円。 

1332 同発。

1337 郡山JCT通過、2056`。加須IC目指し…。

1409 グリーン一色の栃木県へ。

1417 那須高原通過中、雨。2117`。

1440 長さ600bとある鬼怒川架設橋通過、2160`。

1448 川口まで100`標示、2182`、東北道このあたりより往復6車線へ。

1521 利根川通過、埼玉県羽生市へ、2240`。

1528 加須ICより地道へ、料金7000円支払。関越道花園ICめざししばらく地道走行、R125を熊谷市へ向かう、2251`。

1542 「イエローパアー」にてガス補給、39.8gで3928円とお安い。窓拭きサービスなど一切なし、暇な従業員は寄り合って談笑、

2257`。

1604 埼玉県行田市、忍城(オシジョウ)の観光案内板。

1609 熊谷市へ、2270`。このあたり民家・事業所連なりどこが市町村境界線か不明。

1644 約80分時速30-40`走行して花園ICより関越道へ、2292`、雨。長野市まで157`。

1657 藤岡JCTにて上信越道へ、23126`、長野まで133`。

1726 浅間山トンネル、2363`、雨のため50`速度規制。

1730 トンネルを出ると碓氷軽井沢IC。

1735 八風山トンネル、3998b、対面通行、2376`。

1738 対面通行了、佐久市へ、2380`、道路は目もくらむような地形のなか長大橋とキロトンネル連続。濃いキリやっと後退局

面へ。

1740 またまたキロトンネル、閼伽流山(あかるさん)トンネル、3.7`。

1750 右手に浅間山裾野望見、小諸市通過中、2399`。キリ後退し明るさましてくるが雨降り止まず。

1759 上田菅平IC通過、対面通行へ、2415`。

1806 太郎山トンネル(4303b)ついで五里ケ峯トンネル(4474b)、千曲川もすぎて…。

1815 更埴IC通過、長野方面へ、長野市まで5`。

1820 長野ICから地道へ、3650円支払、2445`、長野市街地まで6`。

1840  JR長野駅前通過、2455`。駅前通路駐、ホテル探し開始、まずは地図にてホテル名拾い上げ携帯より104、料金駐車

場条件聞き取り長野セントラルホテルに決定(ツイン12000円駐車場料金一泊500円)、路駐場所よりすぐそこに立地、その上

ホテルの真隣にローソン!

1945 チェックインして駐車場の場所等確認後食材もとめてイトーヨーカ堂着、2462`。

2028 再度ホテルへ舞い戻り(2465`)、ホテル契約駐車場「キタザワパーキング」へ、徒歩3分、小雨ながら降り続く。614号室へ、

部屋の冷房ききわるくフロントへ連絡するが{機械動いていますが…」との返答あるばかりで埒開かず、辛抱々々、ヤレヤレ。

1046 風呂夕食すませ、何をする気もおこらず就寝。




善光寺本堂 朝から暑さ満開   133



                        平成15年7月24日(木) 晴くもり
 
0549 起床。朝の定番メニュー、NV-MX2000画像データ、パソコンへ転送。

0714 チェックアウト。パジェロ横付け、荷物積み込み、家内ローソン朝食食材購、雨あがりの長野駅前通まだ人通りなく閑散、久し

ぶりの青空。

0729 善光寺周辺あちこちして、門前町の「大門駐車場」へ、2469`。

0745 朝食すませ参拝へ。朝陽さし鳩遊ぶ境内を通り抜けて職場や学校へいく人通り結構あり、アジア系の姿も。家内、全

国統一価格の300円払い、中尊寺で誂えた御朱印帳活用。門前町に並ぶ宿坊の一つ、開け放たれた玄関から中の様子

見て取れ、あがってすぐにもう畳敷き詰められ、金屏風にどっしりの花瓶に生け花、目を引くのは柱・天井に走る梁のその

小豆色に鈍く光る太い欅、長年にわたって磨き上げられたすえの光沢、300年−500年は優にもちそうな造り、うっとり眺め

ているとお坊さん風の小太りふーっと横の方からでてきて、我々を目に留め黙礼、これを機に「宿坊というのはどういう風な

ものですか」と失礼を詫びてから尋ねると「えぇ、善光寺にお参りにみえる壇信徒さんをお泊めするところなんです。お泊ま

りになられた方はいっときここの信徒さんとしての扱いを受けます。朝のお勤めなどして頂きます。お泊まり料金は8000円

です」と気さくに解説、礼を言って辞去。観光客ちらほら歩き出した門前町のんびり見ながら駐車場へ。

0848 同発。

0917 長野ICへの途上、朝の往来でにぎわう往復4車線沿い更北SSにてガス30g補給、2898円支払、安い!

0925 長野IC、2482`。

0929 昨日来た道を引き返し、更埴JCTにて長野道へ、2488`。

0938 姨捨SAに入り、トイレ、一万円ハイカ購入、2511`。

1008 松本市へ、2538`。右手に蝶ケ岳常念岳など北アの山並み。

1011 松本ICにて高速おりると三叉路、左は松本・上田・美ヶ原・松本城・浅間温泉方面、右は上高地・高山・安房峠方面

とある、2541`。

1016 高山まで88`、上高地まで44`標示、2545`。

1039 右手ダム湖はさんだ険しい岩肌に東京電力の看板みながら、道の駅「風穴の里」へ、2562`。山とダム湖にはさまれ

た狭い立地につき、駐車場も狭苦しい。ほとんど満席状態、屋台も出店し桃などとれとれ市、お値段もリーズナブルでで活気

あふれる。店内土産物ぎっしりで客も多。

1050 同発。

1119 釜トンネル前通過、観光バスなどが順番待ち、2583`、我々はトンネル右手に見ながら安房峠へ。

1122 初めての安房トンネルへ、全長4370b。

1125 出口で750円支払、R158、左が高山・丹生川、右手は田尾山・新穂高温泉・平湯市街地。

1154 高山まではまだまだ結構な峠道、安房峠のころはバストラックなど大型車離合もままならぬ有様であったが…。大谷地

区に古民家「荒川家」の観光案内。



日本の美 その1  善光寺にて   134



善光寺門前所在宿坊のたたずまい   135

1157 静かな山間に賑々しい土産物食堂屋台店ドライブイン、時間もよく広い駐車場へパジェロ滑り込ませる、「飛騨おみやげ

処」、2617`。メーンの食堂はラーメン中心、で、我々は端っこの方にあるレストラン「板蔵」にてザルソバ大盛発注、@760円×2。店

内がらんとしてたが、というより我々が本日初の客といった感じだったが、しばらくすると高齢者一団7-8人入ってきて接待

する方も活気。給仕された蕎麦麺冷たく仕上げられていて、正直蕎麦自体がまるで氷水で締められた如きは初体験、乗

鞍山麓といってもいい立地、地形、あふれ出る冷水はかくも美味なる蕎麦をつくるか、と感動充足。「板蔵」という店名から

自在鍵など板壁に所狭しと飾り立て、古民家民芸風に凝った造りの蕎麦専門店想像するが、まるっきりその命名とはかけ

離れていて、窓はアルミサッシだし店内の椅子テーブルはビニール張りデコラ張り、出されたお冷やは町の会館備え付け風の麒麟

ビールの登録商標が白く浮き出てるのではと透かして見たくなるほどありきたりのグラスだし…。ま、いかなる造りであれうま

ければ文句なし。

1221 同発、20`ほど先にある間もなく全線供用の東海北陸道へむかう。

1256 家内どういうナビをしたのか、高山らしきところ全くかけらも感じぬまま飛騨清見ICから日本で一番の高み

を走る高速道へ、2648`。岐阜まで119`とある。

1303 東海北陸道最高地点海抜1085b通過。

1314 オトギチックな建造物がオトギチックな環境に立地するひるがの高原SA着、地図、トイレ、昼寝。さして広くない駐車場に

20台ほどならんでて稼働率ばっちし。これまでのほとんどガス、キリ、雨、曇り空ばかりの山行、旅行きのあとゆえ、まさしく千

b級の高原、青空と白い雲、緑に囲まれた明るさ清々しさ健康美、目くらむほどである。

1338 同発、一宮JCTへむけてどんどん下っていく。沿線の町並み左手眼下にながれていく、白鳥町、郡上八幡などなど。

1425 岐阜市の標示、2750`。

1430 長良川ついで木曽川通過。

1437 一宮JCTより名神へ、2771`。京都まで127`。車の流れスムーズ。

1506 米原JCT通過、2818`。

1554 ほとんど渋滞もなく京都東ICより市内へ、2893`、5350円。

1623 四条河原町高島屋稲荷町パーキング着、2902`。家内デパ地下で食材購入。

1730 昼寝おえて同発。

1830 二条城前京都国際ホテル着、2908`。広々のツイン、風呂夕食のんびり。

1120 就寝。



上高地ちかくの道の駅「風穴の里」   136



                         平成15年7月25日(金) くもり
0550 起床。

0630 チェックアウト、12600円。最終日のお楽しみ、北野天満宮骨董市会場へ直行。

0643 途中コンビニにて朝食食材入手後、予定してたところまで行くと満車、駐車場さがしに大わらわ。

0730 朝食すませエッソにてガス補給、53.5g、5450円、駐車場情報入手。

0753 100円駐車場パーク入庫し、天満宮へ。

1020 同発。

1046 知恩院へ、2938`。家内御朱印帳記帳、300円。

1121 同発。

1256 R9居眠りパーキングにて昼寝、3004`。

1329 同発。

1349 福知山郊外「新福菜館」に初寄り、昼食ラーメンライス、3022`。

1413 同発。

1439 道の駅「三岳」にてとれとれ野菜購入、3043`。

1541 帰宅、3086`。

                                 おわり