
ある日の昼食
親父は旅行、お袋は親戚の葬式で早朝から留守の休日のこと…。
「明日はカレー作っとくからそれ食べて」と言われてたので
朝飯抜きの状態で昼食を食いに炊事場へ向かう。
カレーは…ちゃんと出来てる。ご飯も炊けてる模様。
おもむろにカレー皿を取り出し、おひつを開ける。
確かにご飯は炊けている。
…が、無意識のうちになぜか危険信号を察知。
…おかしい…。
身の危険を感じたため皿にはよそわず、おそるおそる一口食べてみた。
「もさっ…」
同時に口の動きが止まる。
まだしっかり芯がある上にぼろぼろと崩れ落ちる異様な固まり…。
たまらず吐き出し、口をゆすぐ。
どうやら、洗ったあと水を入れるのを忘れたまま炊いた模様。
……しかし……
母よ、私にこれを食えというのか?
…マジっすか?
正気っすか?
こんなもん食えって言われたら泣いちゃうよ、あたしゃ…。
(結局カレーを尻目に翌日までうどんだけで過ごしたってのは内緒♪)
で、翌日お袋が帰ってきてご飯の出来損ないを確認し、
「あ、ほんまだわ。いやあ失敗失敗、あっはっは。」の素薔薇しいお言葉。
…いっぺん殺っちゃっていいですか?
その上、「このまま捨てるのももったいない」ってことで、
おかゆやチャーハンを無理矢理作成、食わされる羽目に。
…が、元が元なだけにゲロマズ!
おかゆにしてるのにまだ芯が残っていたり固まりのままだったりするのは
根本的に間違っていると思うんだが…(泣)
ちなみに親父が旅行から戻ってきたのは、やっとこせ処分し終わったあと。
親父の運が良かったのか、私の運が悪かったのか…。
どっちにしろ人間の食えるもんを作ってほしいと痛感した、
冷たい風が吹きすさんでいる、とある秋の休日でした…(泣)
(1999年秋)
