ろうかに戻るぅ

結局イルボラは何がしたかったのか?

ここでは謎が多かったイルボラの行動を振り返り、
なぜああいう行動をとっていたかを私なりに考えてみました。
彼の真意は一体何だったんでしょうか…。


  1話:ジョウを敵だと思い銃を向けたりするが、姫を守っていただけ。

  2話:エルシャンクの司令官として指揮していただけ。ロミナ姫がさらわれる。

  3話:言葉が通じるようになる。ロミナ姫の救出をジョウに頼み、頭を下げる。
     
この時点ではまだ敵意を持っていないようである。

  4話:マシンを動かせないジョウたちを見て、ロミナ姫に「あんな奴」「単なる偶然」と
     発言するも、ジョウに指摘されて言葉が詰まる。
     ロミナ姫が自分ではなくジョウ達に協力を要請したことに不快な思いをする。
     
このあたりからジョウに疑問を抱きはじめているものと思われます。

  5話:「メッシュのきいた頭」と言われ、カチンとくる。
     これからの行動をジョウに先に指図されるがここは無視。
     軽はずみな行動に対し、「私の許可無しに勝手な行動は許さん!」と言い放つ。

  6話:地球人の言いなりになってきている現状に苛つきだす。
     
だんだんジョウ達のことが気に入らなくなってきているようです。

  7話:再度、「ここの指揮官は私だ!」と言い放つ。
     「早く地球に行かなくてもいいのか」というジョウの言葉に疑問を持ち、
     自分たちを利用して地球に行こうとしているんじゃないかと疑う。
     ジョウが囮になると言うと「逃げる気だな?勝手なまねは許さん!」と言うものの、
     「誰かさんとは違う」と言われ、ムカつく。
     ジョウと通信できなくなるやいなやマイクに向かって散々けなす。
     
このあたりで完全に邪魔者と決めつけているようですね。

  8話:再三「勝手な行動は許さん!」の発言。
     「次に逃げ込む場所でも考えておけ」と言われ、かなり怒る。
     勝手に謎の部屋に入った2人を叱責する。
     出撃しようとしたジョウ達に銃を向ける。…が、ロミナ姫に怒られる。
     戦闘後、ジョウ達に謝るように言いつけられる。(謝らなかったけど)
     
これはかなり屈辱だったと思われます。

  9話:「もうこれ以上お前達の勝手にはさせん!」と銃を向ける。またロミナ姫に叱られる。
     戦闘後、「ロミナ姫、あなたはそこまで地球人のことを信用なさるのですか!」と
     言い放つ。
     
プライドを傷つけられまくり、たまりかねている様子ですね…。
     ロミナ姫の信頼もなくなりつつあるようですし。


 10話:ジョウ達に出て行けと言い放つ。再三の「指揮官は私だ!」のセリフ。
     不敵な笑いを発するも、ロミナ姫に問いただされ、「姫は、私よりあの地球人の肩を
     持たれるのですか…!」と落胆する。ガメランのジョウ暗殺計画を黙認する。
     姫を自分のものにしようと肩に手を置くが速攻で突き放され、愕然とする。
     ガメランの暗殺計画が失敗、おまけにまたジョウ達に助けられたため、
     姫の信頼を完全に失ってしまったことに大きく落胆する。
     
イルボラとガメランのやるせない気持ちが見て取れる状態ですね。

 11話:たまりかねたのか、「お前達の助けは借りん!」と自ら出撃。
     その後グラサンを追撃するが罠にはまって捕まり、ロミナ姫の暗殺をほのめかされる。
     思わず姫に銃を向けそうになるが踏みとどまる。
     戦闘終了後、「私には、帰るべき所など、本当にないのかもしれんな…。」と、
     何かの決断に迫られた様子である。
     
かなりいろいろ悩んでいると思われます。

 12話:ジョウに戦闘機の中に置きっぱなしだった銃を突きつけられ、衝突する。
     その後の戦闘によりシャーマンに捕まって気絶しているロミナ姫に銃口を向けてしまう。
     船を出ようとした際、ついてきたガメランに真実を話しだす…。
     「私とて軍人。野心がないといえば嘘になる。何より、私は既に姫に対して銃を
      向けてしまった。そんな男が、この先姫にお仕えするわけにはいかない。
      …それが、私のプライドでもある…。」と言い放ち、ガメランと共に立ち去る。
     
一時の野心に駆られたため、愛し、慕ってきたロミナ姫に対して銃を向けてしまった…。
     そんな自分自身が許せず、また、姫に対して顔向けできないため、立ち去ってしまった。
     ジョウたちのせいで焦っているところを敵に見抜かれ、その弱みにつけ込まれて
     操り人形になってしまった…。ここはイルボラ本人が一番苦しいはずです。


 13話:ロミナ姫の心がジョウに移っていっていることをガメランに話す。そして、
     「私はロミナ姫を裏切った。悪者になるのは私一人でいい。お前は戻って姫を守るんだ。
      ラドリオ七世との約束を、果たしてくれ…。」とガメランに頼む。
     
この時点では自分は身を引き、その役目をガメランに委ねたというところでしょうか。

 14話:登場せず
 15話: 〃
 16話: 〃
 17話: 〃
 18話: 〃

 19話:グラサンからエルシャンク攻撃の前面に立つように進言される。が、まだ信用しない。
     姫を思い出す。姫のことが忘れられず、いまだに迷っているという状態。
     アネックスとグラサンの会話を盗み聞き、「私の利用価値がますます高くなってきたと
     いうわけだ。ここは一つ、アネックス皇帝に気に入られた方が手っ取り早い。だが、
     そうなるとロミナ姫を…」殺さなければならない。
     
イルボラはまだ、ラドリオ星をこの手で復活させることをあきらめてはいない。
     だが、今のままじっとしていても何も変わらないことだけは確か。そこで決断する。

     ロミナ姫の命を助けろとグラサンに言い放ち、スケルトンを借りて出撃。
     「姫、私の新しい人生が、これから始まるのです。もはや過去は振り返りません!」
     
あえてロミナ姫と敵対する道を選んだイルボラ。彼の性格やプライドからして、
     ずっと先のことを見越した考えを持っているはずです。
     決断して後に引かないあたり、軍人らしさがうかがえます。

     スケルトンに乗っているのが自分だとエルシャンク側にばれる。
     「イルボラ!どういうことですか、これは!」「ロミナ姫、残念です…。」
     
これが今現在のイルボラが言える精一杯の言葉なのではないでしょうか…。

 20話:グラサンの喜びようを見て、「あれで司令官とは呆れ返る。今まで持ちこたえられたのも
     理解できるというものだ…。」とグラサンの能力のなさを実感する。
     ガメランが飛び出してくるが、「姫を守れ!何かあったらすぐ連絡しろ!」と追い返す。
     出撃の際、「姫、私の今の気持ちは理解しては頂けまい。あなたをお救いし、
     時間をかけて分かって頂くしかありません。」という言葉がこぼれる。
     
つまり現在の行動はエルシャンクを叩きつぶし、ロミナ姫と三体のマシンを奪取。
     ロミナ姫には自分の真の気持ちを伝え、理解して頂く…。というのが目的。
     …もっとも、彼の場合はそれだけで済ませるとは思えませんが。
     これらはあくまで「早くシェーマ星系に戻るため」の行動なのですから。

     ジョウとの戦闘中、ロミナ姫の戦闘機に銃を向けられる。
     「姫に銃を向けられるとは、これもまた、自業自得か…。」と気落ちする。
     
自分が銃口を向けてしまったため、その相手からも向けられてしまう…。悲しい話です。

 21話:アネックスが到着。気に入られようと、エルシャンクをおびき出すため出動。
     その際、エルシャンクを飛び出したガメランたちを攻撃、逃げ回させる。
     「さぁ、華やかな階段を上る記念すべき第一歩の幕開けだぁっ!!」
…ここ、怖い…。
     「フッ、お前らの命など欲しくはない。さあ逃げろ!大げさに逃げ回れぇっ!!」
     
これはあくまでエルシャンクをおびき出すためだが、ガメランまで「お前ら」呼ばわり
     しているあたり、アネックスによって冷徹さが前面に出てきているように感じられる…。

     戦闘の後、テラヘルツの指揮官に任命され、非常に喜ぶ。
     
軍人として高い評価・地位を得られるのがイルボラの生き甲斐の一つのようです。
     イルボラにとってはジョウをうち負かす最高の環境が整ったわけですし。


 22話:ハザードの策略により、ジョウがテラヘルツの中に連れられて来る。
     態度の変わらないジョウを殴り、「お前の命はもう私の手の内にあるんだ!
     ふざけた口をきくと、即刻処刑するぞ!」と言い放つ。
     ジョウとマイクの策略にはまってテラヘルツの動力を破壊され、
     「この借りは必ず地球で返すぞ!」と怒る。
     
イルボラらしからぬ結果です。

 23話:パワーダウンしてもいいから長期戦に耐えられるようにスケルトンを改良してもらう。
     それはジョウ達がマシンを操るのに体力を消耗するという弱点を見抜いたためだが、
     空魔になられてやむなく撤退する。
     
三体のマシンはなんとかなるが、飛影だけには手のうちようがない様子です。

 24話:前回一杯食わされたため、「今日こそカタを付けてやる!今日こそ!!」と意気込むが、
     獣魔に切り裂かれてスケルトン爆破。怒りの心が共鳴したのか零影飛来、
     獣魔を叩きのめして去る。
     
この時に目が光り、筋肉モリモリになる…何者やあんた…(汗)

 25話:登場せず

 26話:「貴様らがいくらかかってこようと、零影の相手ではない!」
     「ザコを相手にしている暇はない!飛影を早く出せっ!!」
     
かなりの自信と飛影を狙っていることがよく分かりますね。
     海魔のコアとなっている飛影を倒すも、ジョウと一体となり、パワーアップした飛影に
     苦戦し、撤退する。

 27話:登場せず

 28話:「イルボラ!勝負だ!」「望むところだ!行くぞっ!」ジョウとの一騎打ち。
     剣を折ってしまったジョウを追いつめるも、ダミアンの出撃により撤退を余儀なくされる。

 29話:零影を操りながらエルシャンクを落とせないのでアネックスに叱責される。
     その際、北アメリカエリアのミサイル基地を狙い、エルシャンク共々破壊する作戦をとる。
     夜、エルシャンクに忍び込んで姫の寝室へ。銃を向けるもののやはり撃てない。
     ガメランの寝室へ行き、銃を向けつつ、「明日エルシャンクを地上から消滅させる。
     だが、どうしてもロミナ姫だけは助けたいのだ。戦闘が始まったらロミナ姫を連れて
     エルシャンクを離脱しろ!そして私の所へ連れてきてくれ。そうすれば、お前の命と
     ある程度の地位も保証しよう。」と言い残し、立ち去る。
     
どうしてもロミナ姫のことだけは守りたいようである。
     戦闘の際、ジョウの意志でどのマシンとも合体できることを知り、撤退する。

 30話:アネックスに伊賀の忍者捕獲を命令され、ハザードと共に行動する。
     「忍者は渡さん!」と闘うものの、ロミナ姫から目的の忍者がもういないことを聞き、
     「本当なのですか…!!」と愕然とし、やるせない思いで立ち去る…。
     
この事実はイルボラにとっても大変ショックな内容だったようです。

 31話:ラドリオ七世の遺言を思い出し、飛影のことを言おうとしていたのではないか、と考える。
     
この際、「王は、伝説の続きを言われようとしたに違いない。」という言い方から、
     真に忠誠を持っているのは常にラドリオ星側だということが分かりますね。
     あくまでアネックスは利用対象でしかない、と。

     飛影がどこから現れるのか調べるために京都を狙う。その際、エルシャンクから
     出てきていることを知り、一人愕然とする。
     
自分がエルシャンクにいたときには全く気づかなかったため、これはすなわち
     自分自身の能力のなさを認めることになってしまうため、ショックだったようです。


 32話:「ジョウ!どんな固い友情や親子の絆だって、引き裂かれることがあるのだ!それが
      戦争というものだ!!」
     
戦士として、愛する人を奪われた者として、この言葉は非常に悲しいものがあります…。

 33話:「飛影に乗らないジョウを攻撃してもおもしろくない。」と出撃拒否。
     人の心を読めぬ奴は戦いには勝てぬ、とワイン片手に高見の見物。
     
常に冷静に行動している様が見て取れますね。

 34話:登場せず

 35話:ジョウの性格から攻めてくることを見抜く。
     戦いでジョウをあと一歩まで追いつめるも邪魔され、戦闘機を攻撃。が、ロミナ姫だった。
     「姫!!」「イルボラ!私は、あなたにそう呼ばれる覚えはありません!あなたは、
     私たちにとっては裏切り者。…敵でしかないのです…。」「くっ……!!」
     ついに吹っ切れたのか、ロミナ姫ごとジョウをミサイルで攻撃!…その後、
     「お前とはあくまで1対1で勝負をつけたい!姫を船にお返しして、作戦を練り直して
      くるがいい!それまで待ってやる!」と言い残し、笑いながら立ち去る。
     
表には出てきてはいませんが、相当なショックを受けているはずです。

 36話:アネックスが戻ると言い出した際、シャルムに全ての指揮を委ねる。
     ハザードの慌てぶりに対し、「お前の役目もそろそろ終わりだな。」と見放す。
     くの一軍団に探られるが、「俺の望みは…(後ろをちらっと見て)シャルム殿と共に
     力を合わせ、ザ・ブーム星の繁栄のために、アネックス皇帝の手助けをすることだ。」
     と言うものの、当然これは本心ではない。兵士に対し、
     「辺境の地の攻撃隊長など、俺にとっては魅力のある地位ではないのでな。」と言う。
     
だからこそシャルムに指揮を譲ったというのが本音でしょう。
     目標としているのは飛影&ジョウですし。

     そして、同じ作戦で攻めてこられて逆に意表をつかれ、一杯食わされる。

 37話:ハザードを怒らせたシャルムを批判する。利用価値はなくなってきたとは付け加えるが。
     ロミナ姫とジョウがエルシャンクを離れていることを知り、赤子の手をひねるも同然と
     出撃する。ジョウとの戦闘中、エクセレントにミサイル襲来、撤退する。

 38話:通信艇の通報の「ジョウ達がハザードを追った」という知らせに疑問をもつ。
     
やはりジョウのことをよく知っていることが分かりますね。
     ジョウとの対決中、お互いがパワーアップしてきていることに気づく。

 39話:ぶっ倒れる。エクセレントを地球に着陸させると聞き、戦闘準備をする。
     「これで地球が墜ちれば、シェーマ星系へ戻れる。俺にとってはその方が都合がいい!」
     
このあたり、どう考えてもフランソワ王妃を救出することが目的のような気がします。
     「ジョウ、そろそろ決着をつけなければならんな。手を出すな!飛影は俺がやる!!」
     
あくまで自分自身の手でジョウを倒すことを目指している。
     エクセレントの動力炉内で闘うもシャルムに攻撃され、「こんなところで死ねるか!!」
     という気持ちが共鳴したのかエネルギーが噴出、エクセレントを貫いた。
     
初めて気持ちが同じになったのでは?

 40話:なんとか司令室にたどり着き、「飛影は…うっ!」と、倒れてしまう。
     しばらく後、気がついてシャルムを睨みつける。太陽系から撤退することを聞き驚くが、
     理由が不明なので立ち去ろうとする。シャルムに動力炉内のことで言葉をかけられるが、
     「だから何だ?もう少し気の利いた言い訳が聞けると思ったのに残念だ。」と言い放つ。
     「アネックスの奴、エクセレントをエサにエルシャンクをシェーマ星系に連れ戻す
      つもりだな。ま、その方が俺にとっては都合がいい。」と、不敵な考え。
     
理由はどうでもいいからシェーマ星系に早く戻りたい様子ですね。
     「奴らの力を過小評価すると、命取りになるぞ!」と忠告し、アネックスの部屋で
     ジョウが来るのを待ち、対決。その最中、ジョウの仕掛けた爆弾が炸裂。
     「イルボラ!どうやら俺達の勝ちのようだな!」「フッフッフッ、俺はお前を倒せば、
      それでよいのだっ!!」
     
…やはり、ジョウを倒すことが最大の目的のようですね。

 41話:ハザードにアネックスが死んだことを聞かされ、愕然とする。
     ハザードをぶっ飛ばし、ジョウと決戦する。
     
この戦いは非常に悲しいものがありますよね…。
     戦いが終わり、瀕死のイルボラ。姫に謝りつつ、
     「私は姫を裏切って、一体何をしようとしたのか…自分でもよく分からない。
      単なる嫉妬心だけだったのか…それとも…。」
     
ここの所、かなり弱気になっていますね。
     「ジョウ!…姫を…頼む…姫を…!!」ジョウと手を取り、光を放ちつつ例の部屋へ。
     
最後の最後で、自分の負けを認めているようです。

さて、おさらいしてみましょう。

元々司令官として姫の信頼を得ていた。
しかし、ジョウにいいように振り回され、姫もジョウに惹かれていく。
そのため自分の信頼がだんだんなくなっていってしまった。
ついにはロミナ姫に叱責されるようになり、グラサン達の策略により、
姫に銃を向けてしまうことになってしまった。
もう姫にお仕えできないとエルシャンクを立ち去ってしまう。

その後、アネックスを利用することを考え、
スケルトンを使ってジョウ達の前に登場。
そしてアネックスに認められてテラヘルツの司令官の座につく。
いろいろ策を講じるも飛影とジョウの前にことごとく失敗。
最後まで正々堂々と闘うものの結果は負けてしまった。

こういう流れなのですが、イルボラは常にシェーマ星系に早く帰りたがっていました。
これは、一番にフランソワ王妃救出が目的だと思われます。
しかし、どうにもそれだけが原因とは思えません。
ホームシックにかかっているというわけでもなさそうですし。
まあ、未開の地で先がどうなるか分からない戦いをするより、
住み慣れた地で闘う方が行動しやすい、ということもあるのでしょうけど。
かなりの戦略家ですからその点は考えやすいかもしれません。

あと、敵に寝返り、実際に何がやりたかったのか?
当然ながら、「ジョウを倒し、ロミナ姫に自分を認めてもらう」
ということが一番の思いでしょう。

ジョウによってロミナ姫の信頼を失い、
挙げ句の果てにはロミナ姫がジョウを好きになってしまった。
その結果、自分がエルシャンクから出て行かざるを得なくなってしまった。
こうなってしまったことへのジョウへの恨みや怒り、嫉妬などは凄まじいものがあるはずです。
よって、戦士としてのプライドもあるため、ジョウを正々堂々とうち負かし、
自分の方がジョウよりも勝っていることを証明し、ロミナ姫に認めてもらうため、
常に自ら戦いに赴いていたと思われます。
戦士故に戦いでしか自分を証明することはできないので…。

それに付随して飛影をうちのめす、フランソワ王妃を救出、シェーマ星系に帰る、
三体のマシンを奪取する、魅力のある地位に立つ、ラドリオ星を復活させる…。
このあたりだと思われます。

ですからザブーム側に回った際、ロミナ姫の命を保証してもらっておき、
エルシャンクを叩きつぶしてロミナ姫と三体のマシンを奪取。
真の忍者を連れてシェーマ星系に戻り、フランソワ王妃を救出した後、
ロミナ姫共々再び軍をあげて戦い、ラドリオ星を取り戻す。
こういう筋書きだったと思います。

…しかし忍者はいなかった…。
これで忍者伝説や三体のマシンの意味がなくなってしまったのです。
だが、自分には零影がある。
たとえ自分一人になったとしても、ロミナ姫が生きている限りは
一生ラドリオ星を取り戻すために闘うつもりだったと思うのです。
そのためにも邪魔なジョウと飛影をうち負かし、
早くシェーマ星系に戻りたかった…。
イルボラにとって地球など全く意味がないわけですから、
最終目的のために必死にジョウ達と闘っていたんだと思います。

私はイルボラの行動の原因をこういうふうに思っております。
確かに野心はあるものの、ロミナ姫とラドリオ星に忠誠を誓った身。
その責務を自分のプライドにかけて守りたかった故の行動だったのでは?と思うのです…。



複雑な心境だったんだねぇ…。