中学校1年生で始めて、負の数を学習する。子どもたちにとって、新しい数の世界であり抵抗を持ち、つまづく生徒も少なくない。特に、加減法の指導には難しさを感じる。
 そこで、トランプを使用して、楽しく授業を受けさせるようにしたいと考えた。
 トランプを使い代数和の考え方を用いると、+5−4+6−7など項がおおくなっても、簡単に計算することが出来る。
(−5)−(−4)の式においても、マイナス5マイナス、マイナス4と言わして、「たす」や「ひく」と 言わせないようにした。
かっこはずしを機械的し、必ず−5+4となおして計算させるようにすると抵抗なく出来るようになった。
 平成10年度は、1年生を70名ほど担当しているが、一人も落ちこぼさず計算ができるようようになっていることを何より喜びに感じている。

 自作ソフトを作り演習に使ったので、指導の参考にしてほしいです。

 必要な方は、ダウンロードして下さい。   トランプを使った計算

なお、下表は正の数・負の数の指導実施時間です。
正の数,負の数と数直線             ・・・・1時間
正の数,負の数で量を表す            ・・・・1時間
正の数,負の数の大小関係            ・・・・1時間
練習問題                 ・・・・・・1時間
トランプ遊びの仕方の説明と班活動      ・・・・・1時間
(トランプカードは1〜5までとする)
トランプ遊びとトランプを式で表す       ・・・・1時間
(トランプカードは1〜8までとする)
カード2枚で式を作り計算(項の数は2つ)    ・・・1時間
カード3枚〜4枚で式を作り計算(項の数は3から4までとする)・・・1時間
正の数をたす、ひく            ・・・・・・1時間
負の数をたす                ・・・・・1時間
負の数をひく                ・・・・・1時間
練習1(3つ以上の項の計算を含む)      ・・・・1時間
練習2(分数や小数の問題を中心)      ・・・・・1時間  
練習3(コンピュータを使って/自作ソフト)    ・・・1時間  
練習4 総合的な問題          ・・・・・・・1時間  
正の数,負の数の乗法、除法          ・・・・・3時間
数の集合と四則           ・・・・・・・・・2時間
問題                  ・・・・・・・1時間

以上配当時間   21時間

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