右図のような、底面の直径が8cm、高さが9cmの円柱形のコップがある。 このコップの外側の下から2cmの所に「あり」がいます。 また、「あり」の真反対のコップの内側に「ハチミツ」がついています。 「ハチミツ」の位置は、コップの上から2cmの所です。 「あり」が「ハチミツ」の位置まで最短距離で歩いて行くとき、その道のりは何cmになるでしょうか。
ただし、円周率は3として計算して下さい。
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求める距離をlとする。
点Pは四角形ABCDの辺AB上にあり、BP=2cm
点Qは辺CD上にあり
QD=2cm
また辺AD,BCは底面の円周の1/2であるから
AD=BC=4πcm、
また
AB=CD=9cm
である。
辺ADを対称軸として、四角形ABCDを折り返す。点B,C,Qに対応する
点をそれぞれB',C',Q'とする(四角形ABCDがコップの外側の面、
四角形AB'C'Dがコップの内側の面に対応する)と、
l=PQ'
であり、また
QD=Q'D=2cm
であるから、
l^2=AD^2+(AP+Q'D)^2
=(4π)^2+(9-2+2)^2
=16π^2+81
πを3として計算するから、
l^2=16*9+81
=225
したがってl=15cmである。