「今月の問題」 第35回 (平成14年8月)

 左図を見てください。
 底面は2cmの正方形で、高さが28cmの正四角柱があります。

 この正四角柱の一辺の両端点Aから点Bまで、100cmの赤いひもでまいてていきます。

 ここで問題です。

 赤いひもを点Aから点Bまで最短距離でまいていくと、何回まくことになるでしょうか。

 


<正解者一覧表>                 
正解者順位     name      メール到着日時     備 考  
 1 高田修成(修徳学院) さん2002/8/1 0:10兵庫県
 2信三 さん2002/8/1 0:15シリコンバレーの住人
 3 maruhagedon さん2002/8/1 0:18 
 4Banyanyan さん2002/8/1 0:19京都府
 5Non さん2002/8/1 0:23 
 6BEAN さん2002/8/1 0:37 
 7ponta55555 さん2002/8/1 0:39 
 8Michael さん2002/8/1 0:40 
 9POPPY さん2002/8/1 0:53 
10Nの悲劇 さん2002/8/1 1:00兵庫県・くそ忙しい塾講師
11N.Nishi さん2002/8/1 1:26大阪府:中学教諭
12ステップ ばい ステップ さん2002/8/1 2:24 
13モルモット増殖中 さん2002/8/1 8:34モルモット共和国
14理一郎坊ちゃん さん2002/8/1 11:49山口市湯田
15老眼鏡 さん2002/8/1 11:50今年はあきらめのダイエーファン
16BB さん2002/8/1 13:03東京都 事務系会社員34歳
17岡田 さん2002/8/1 17:48鳥取県出身 中3
18モルモット大臣 さん2002/8/1 18:48モルモット王国
19ミミズクはくず耳 さん2002/8/1 22:02神奈川県横浜市
20なにわ さん2002/8/2 1:08西宮市
21 まお さん2002/8/2 10:56福井県
22村田 さん2002/8/2 19:19大阪市中央区  歳:53
23巷の夢 さん2002/8/2 20:53宮城県
24miya さん2002/8/2 20:58熊本県
25 なか さん2002/8/3 6:44北海道
26デジタラ〜 さん2002/8/3 10:13中2
27ISAMU さん2002/8/3 13:41三重県
28 BossF さん2002/8/3 15:19 
29 有無相生 さん2002/8/4 11:48神奈川県、会社員
30スモークマン さん2002/8/4 17:21ボケを怖がってるJijy
31 高橋 道広 さん2002/8/5 12:48北の隠れ家
32ふじさきたつみ さん2002/8/5 17:14北海道
33teki さん2002/8/6 13:07 
34 CRYING DOLPHIN さん2002/8/7 23:29高知市(推定)
35yuki さん2002/8/8 1:28奈良県
36dr.m さん2002/8/12 9:25阪神間の田舎者
37圭太 さん2002/8/15 7:25 
38kenkichi さん2002/8/16 9:29 
39テモ さん2002/8/19 12:55広島市佐伯区美鈴が丘
40浜田明巳 さん2002/8/22 8:19 
41あああああ さん2002/8/22 10:33 
42ハリーポッチャリー さん2002/8/22 10:40中学教師
43おーちゃん さん2002/8/27 7:06群馬県
44吉見の沢北 さん2002/8/28 17:45山口県下関市高等学校1年


答えは、12回です。

皆さんからの解答の一部を紹介させてもらいます。

<N.Nishi さんより>
 単純に計算すれば13回も巻けませんでした(^^;
(100÷8)
で、三平方の定理を使った二次不等式で丁度12回と。

<ステップ ばい ステップ さんより>
1巻きで上る高さをxcmとします。このとき(28/x〕回が求める
答えになります。
展開図を横に(28/x)枚つなげた長方形の対角線がAからBへの最
短経路です。この長さが100cmなので、
√(x^2+8^2)×(28/x)=100。よってx=7/3.
28÷(7/3)=12.
こたえ 12回。

<BB さんより>
何重にもなった四角柱の展開図をイメージして
縦:28、横:8a(aは巻きつけた回数)、辺:100とし
三平方の定理より、
28^2+(8a)^2=100^2
これを解くとa=12となります。

なお、村田さんと浜田明巳さんからは、展開図を丁寧に書かれたjpeg図と解き方の説明を送っていただきました。
感謝!

<有無相生 さん、高橋 さん、ふじさきさん CRYING DOLPHINさん、yukiさん、圭太さん、おーちゃんさん 他多数の方から頂きました>
 直角三角形の斜辺100cmで他の一辺が28cmのとき、もう一辺の長さ
は96cmとなり、これを一周分8cmで割ると12周となる。

 

また、高橋さんからはピタゴラス数について教えて頂きました。
ピタゴラス数
a=m^2-n^2 b=m^2+n^2 c=2mnのmとnに任意の数を入れると3辺がずべて整数の直角三
角形が
できます。3辺とも整数の三角形はピタゴラスの三角形といって、ピタゴラスの三角
形は上記で得られるもの以外はないんですよね。

あと
25^2-24^2=(25+24)(25-24)=49×1より 25^2=24^2+7^2となります。
ですから 61^2-60^2=(61+60)(61-60)=121から 61^2=60^2+11^2のようにできま
す。
つまり一辺が奇数のピタゴラス三角形は必ずできるんですね。
くわしい証明は省略します。
また、高校生でも 斜辺と他の一辺がわかってるときに、残りを出すのに
a^2-b^2=(a+b)(a-b)を
使えるものは少ないので、この計算をすると授業で感動してくれます。(^.^)