ある自然数nがあります。ただし、その自然数は3000以下と限定します。その正の約数を小さいほうから並べると、 上図のように、1、2、3、6、□、9、□、□、18・・・となります。 この時、ある自然数nは、3通りの場合が考えられるそうです。 ここで問題です。 考えられる3つの自然数nの和はいくらになるでしょうか。 (※皆さんの回答より、ミスや不適切な文章表記があったため、上記のように問題を変更させてもらいました。1月6日。) |
<正解者一覧表>
正解者順位 | name | メール到着日時 | 備 考 |
1 | Banyanyan さん | 2003/1/1 1:16 | 京都府 |
2 | たかまつ ろろ さん | 2003/1/1 1:17 | 神奈川県 |
3 | 高田修成(修徳学院) さん | 2003/1/1 1:37 | 兵庫県 |
4 | N.Nishi さん | 2003/1/1 1:50 | 大阪府:中学教諭 |
5 | 信三 さん | 2003/1/1 1:58 | アメリカ;シリコンバレー |
6 | Nの悲劇 さん | 2003/1/1 2:16 | 兵庫県 |
7 | miya さん | 2003/1/1 5:26 | 熊本県 |
8 | Michael さん | 2003/1/1 8:24 | |
9 | teki さん | 2003/1/1 10:21 | |
10 | あああああ さん | 2003/1/1 10:45 | |
11 | 理一郎坊ちゃん さん | 2003/1/1 14:48 | 山口市湯田小6年 |
12 | 有無相生 さん | 2003/1/1 17:26 | 神奈川県、会社員 |
13 | 呑 さん | 2003/1/1 22:31 | 今年もよろしく! |
14 | モルモット大臣 さん | 2003/1/1 22:59 | モルモット王国 |
15 | ステップ ばい ステップ さん | 2003/1/2 10:32 | かけだし算数ファン |
16 | なにわ さん | 2003/1/3 0:07 | 西宮市 |
17 | かつひこ さん | 2003/1/3 20:24 | 兵庫関宮 |
18 | 勝浦捨てる造 さん | 2003/1/5 4:36 | |
19 | 浜田明巳 さん | 2003/1/6 14:55 | |
20 | スモークマン さん | 2003/1/6 21:06 | Jy算 |
21 | Non さん | 2003/1/6 21:18 | |
22 | mhayashi さん | 2003/1/7 1:17 | 大阪府 |
23 | 生駒の大塚 さん | 2003/1/7 10:13 | 奈良県生駒市在住、建設コンサルタント |
24 | BONZ さん | 2003/1/7 13:24 | 会社@西宮 |
25 | ふじさきたつみ さん | 2003/1/7 20:36 | 北海道 |
26 | 清川 育男 さん | 2003/1/7 23:51 | 広島市 |
27 | 安楽 さん | 2003/1/8 8:47 | |
28 | ミミズクはくず耳 さん | 2003/1/8 12:18 | 横浜市 |
29 | 巷の夢 さん | 2003/1/8 20:26 | 宮城県 |
30 | nobu さん | 2003/1/8 23:44 | |
31 | 経友会の進作 さん | 2003/1/9 13:01 | 京都府木津町 64歳 |
32 | フィリピンの鷹 さん | 2003/1/9 18:19 | フィリピン在住38歳 |
33 | 高橋 道広 さん | 2003/1/9 21:13 | 北の隠れ家 |
34 | とも さん | 2003/1/26 21:59 | 東京都の会社員 |
35 | 小金井のチンジャラ さん | 2003/1/29 2:31 | |
36 | MARORINE さん | 2003/1/30 21:30 | 福岡県在住、某進学塾講師 |
答えは5166でした。
以下のような回答を頂きました。ありがとうございました。
<Banyanyan さんより>
「考えられる3つの数字の和はいくらになるでしょうか。」の
「3つの数字の和」というのは、A+B+Cのことでしょうか。
それだと、
7+14+11=32
7+14+13=34
7+14+17=38
の3種類が考えられますね。
ある自然数をXとすると、
1,2,3,6,A,9,B,C,18,・・・
1,2,3,6,9,18は,18の約数であるから,
Xは18の倍数である。
ところが、Xの約数に4がないので、Aは8ではありえない。
よって、A=7より、Xは7の倍数
Aが7のとき、BまたはCが2×7=14になる。
Xの約数に4,5が含まれないことから、
B,Cは、10,12,15,16ではありえない。
よって、
(B,C)=(11,14),(13,14),(14,17)
の3組が考えられる。
よって、
18×7×11
18×7×13
18×7×17
18×7×(11+13+17)=5166
ただし、これだと2は素因数の中に1個しか存在しえないが、
3,7,11,13,17は何個あってもよいから、
3通りではなくなります。
と問題の欠陥を指摘して頂きました。
<N.Nishi さんより>
3通りというのを
@謹=7、賀=11、新=14 最小1386
A謹=7、賀=13、新=14 最小1638
B謹=7、賀=14、新=17 最小2142
と考えたのですが、
求めるある自然数というのは素因数分解すると「2」は1つですが
「3」、「7」・・・ が1つとは断定できないのでは?
と問題の欠陥を指摘して頂きました。
<miya さんより>
6と9の間の素数の7、9と18の間の素数11,13,17で考えら
れる数、2×3×3×7×11,2×3×3×7×13,
2×3×3×7×17の3つが該当します。この3つの和は
1386+1638+2142=5166
最初の問題だとその後に19、23・・・の素数をかけると無数に出て
きますね。
と問題の欠陥を指摘して頂きました。
<teki さんより>
謹に入る数字は、7か8が考えられますが、約数に4がないので、8は
該当しません。
従って、謹=7。
よって、賀または新には必ず14が入ります。
これらから、考えられる数字の組合せは、
(謹、賀、新)=(7、11、14) (7、13、14) (7、14、17)
の3通りとなります。
よって、考えられる数は、小さいほうから順に、 2×7×9×11=1386
2×7×9×13=1638 2×7×9×17=2142
<理一郎坊ちゃん さんより>
具体的になっている数の素因子に注目すると、ある自然数は、
2*3^k(kは2以上)を因数に持つことが必要。
謹は、7または8であるが、8=2^3で条件に合わない。
よって、謹は7となる。賀、新はともに10以上17以下で、
ある自然数が7を素因子に持つことから、どちらかが14.
残りは、11,13,17のいずれか。小さい方三数の和だから
2*3^2*7*(11+13+17)=5166
kの値が大きくなると、3^kと3^(k+1)に相当の自然数
を含むことになるので、三通りで済まなくなるのでしょう。
と問題の欠陥を指摘して頂きました。
<ステップ ばい ステップ さんより>
約数が1,2,3,6,9,18、・・・なので、
条件を満たす自然数は
2×3×3×・・・
と因数分解されます。
6と8の間の□は7か8です。4は約数では
ないので8(=4×2)は不適。7に決まりま
す。したがって9と18の間の□のうちの一
つは14(2×7)です。4と5は約数ではな
いので10(=5×2)、12(=4×3)、15
(=5×3)、16(=4×4)は不適。よって
残りの□は11,13,17のどれかです。
以上より条件を満たす自然数のうち、小さい
順に3つ選ぶと
2×3×3×7×k(k=11、13,17)
となります。従って求める答えは
2×3×3×7×(11+13+17)=5166
です。
(補足)
条件を満たす自然数は
2×(3を2つ以上)×(7を1つ以上)×(11、
13,17のうちの1つだけを1つ以上)×(19
以上の素数を0個以上ずつ何個でも)
となります。
<浜田 さんより>
条件からこの自然数nは4,5の倍数ではない.
謹=7,8であり,謹は4の倍数ではないので,
謹=7
10≦賀<新≦17であり,賀,新は4,5の倍数ではなく,どちらかが2,7の公倍数の14に等しいので,
(賀,新)=(11,14),(13,14),(14,17)
n>18であれば,18より大きい約数が存在する事が明らか.
故にnの小さい方から3つの数の値は,
2×3^2×7×11=1386
2×3^2×7×13=1638
2×3^2×7×17=2142
である.
故に和は,5166である.
またエクセルで答を求めるマクロを作ってみた.これは条件を満たす数を小さい方から10個求めるものである.
Option Explicit
Sub Macro1()
Sheets("Sheet1").Select
Range("A1").Select
Dim owari As Integer
Dim deta As Integer
Dim n As Long
Dim r As Integer
Dim k As Integer
Dim j As Integer
deta = 0
n = 18
While deta < 10
n = n + 1
owari = 0
j = 1
While owari = 0 And j <= 18
r = n Mod j
Select Case j
Case 1, 2, 3
owari = -(r
> 0)
Case 4, 5
owari = -(r =
0)
Case 6
owari = -(r
> 0)
Case 7
k = -(r = 0)
Case 8
k = k - (r =
0)
owari = -(k
<> 1)
Case 9
owari = -(r
> 0)
Case 10
k = -(r = 0)
Case 11, 12, 13, 14, 15,
16
k = k - (r =
0)
owari = -(k
> 2)
Case 17
k = k - (r =
0)
owari = -(k
<> 2)
Case Else
owari = -(r
> 0)
End Select
j = j + (1 - owari)
Wend
If owari = 0 Then
deta = deta + 1
Cells(deta, 1).Value = n
If deta < 3 Then
Range("A" &
deta).Select
End If
If deta = 3 Then
Cells(3, 2).Value =
"=SUM(A1:A3)"
Range("B3").Select
End If
End If
Wend
End Sub
<mhayashiさんより>
4が約数に入っていないので8,12,16,・・・も約数でない.
5が約数に入っていないので10,15,・・・も約数でない.
よって5番目は7となる.
また2と7が約数に入っているので7番目か8番目のどちらかは14で,
他方は11,13,17のいずれかとなる.
よって7番目,8番目は(11,14)(13,14)(14,17)の組が考えら
れる.
(11,14)の場合.2×3^2×7×11=1386
(13,14)の場合.2×3^2×7×13=1638
(14,17)の場合.2×3^2×7×17=2142
これらはいずれも3000以下となり題意を満たす.
よってこれらの和は5166となる.
<生駒の大塚さんより>
1,2,3,6,a,9,b,c,18,,,
aは、7か8
4がないことから、8はない a=7
b,cは、10,11,12,13,14,15,16,17のうち2つ
aが7なので、14は必ずある
4がないことから、12,16はない
5がないことから、10,15はない
よって、b,cは、14と11,13,17のうち1つa,b,cの解は、3ケースある
@ 7,11,14
A 7,13,14
B 7,14,17
ある自然数nは、
@の場合、n=1*2*3*7*3*11=1386
Aの場合、n=1*2*3*7*3*13=1638
Bの場合、n=1*2*3*7*3*17=2142
となり、
答えは、1386+1638+2142=5166
<BONZ さんより>
小さい順に、
n1=2x3x3x7x11
n2=2x3x3x7x13
n3=2x3x3x7x17
で、
n1+n2+n3=2x3x3x7x(11+13+17)=126x41=5166
<ふじさきたつみ さん>
1,2,3,6.7,9,11,14,18・・・で
2*7*11*9=1386
1,2,3,6,7,9,13,14,18・・・で
2*7*13*9=1638
1,2,3,6,7,9,14,17,18・・・で
2*7*17*9=2142
だから、1386+1638+2142=5166
<ミミズクはくず耳 さんより>
4がないから8はない→7が入る→2があるので、14も入る。
→残りの1つは、4,5と素なので、10〜18の中で、11, 13, 17が残る。
したがって、18×7×(11+13+17) = 5166
<高橋 道広 さんより>
4が約数にないから8は約数ではない。だから最初の四角に入る数は7
2と7が約数だから 14は必ず約数。すると二つの四角に入る
残りの数は10,11,12,13,15,16,17のうちのひとつ。
このうち5が約数ではないから10,15は約数にはならない
4が約数ではないから12,16は約数にはならない
のこりは11,13,17でどれも該当しそうです。3000以下を確認します。
このとき2×9×7×11=1386 2×9×7×11×3=4158は不可なので1386
2×9×7×13=1638 上のことからこの数のみ
2×9×7×17=2142 上のことからこの数のみ
よって1386+1638+2143=5166
ということですね。
<MARORINE さんより>
6と9の間に入る自然数は7(8を入れると4も約数になるから
不適)。9と18の間に入る2つの自然数は、11と14、または13
と14、または14と17(約数に2と7があることより、14は必ず
約数となり、残りの自然数は素数となる)。したがって、1×2×3×
3×7×11=1386、1×2×3×3×7×13=1638、1×
2×3×3×7×17=2142より、1386+1638+2142
=5166である。
<とも さんより>
(1)6と9の間が8ならば約数には4があるはずであり矛盾。よって6と9の
間は7。
(2)同様に考えると、9と18の間は11,13,17と14(=2×7)。
・10=2×5だが5は約数にない。15=3×5も同様。
・12=2×2×3だが4は約数にない。16=2×2×2×2も同様。
以上から、nの和は2×3×3×7×(11+13+17)=5,166